みちくさおじさん山を歩く

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No238 北ア針ノ木岳は天気悪し 南ア塩見岳に変更

塩見岳・東峰(3052m) 長野県大鹿村・伊那市/静岡市 2012・8・31(金)~9月1日(土) メンバー・3人

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8月31日(金)

3年ぶりの塩見岳です。しかし長い林道歩きと狭い塩見小屋に詰め込まれたこと、そして目の前の富士山が素晴らしかったことくらいしか、記憶に残っていません。

4時半に自宅を出発です。平日の場合いつも迷うのは、高速を4時までの深夜料金で入るか、それとも6時までの平日夜間にするか、50%と30%の割引の差ですが、本日は平日夜間にしました。

途中のSAで簡単な朝食をとり、中央道松川ICを7:30に降り、県道59・22でR152に出ます。
国道を南下すると、山間部にしてはどこか洗練された美しい光景が広がっていることに気が付きます。
一般的な山村のイメージとは全く異なっています。

帰って調べてみると、な~るほど 下伊那郡大鹿村は(日本で最も美しい村連合)に加盟しているそうです。
始め聞く言葉です。また(大鹿歌舞伎)で有名らしく、荒川三山の登山口でもあります。
また信号のない村でもあるそうです。

さてR152を3キロ弱走った大河原地区の新小渋橋手前(看板アリ)の交差点を左折、鳥倉林道に入ります。
しかし細い道が何本かあり、はてな?と思った時、ちょうど案内板の前に出ました。間違っていないようです。

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ヘアピンカーブの舗装された細い林道の標高差920mを一気に登り、8:40駐車場に着きました。
すでに20台ほどの車が止まっています。
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準備を済ませ8:55スタートです。駐車場横にゲートがあり、一般車は通行止です。
夏季のみ飯田線伊那松島駅より二便のバスが登山口まで入ります。
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登山口まで約2.7キロの苦手な舗装林道歩きですが、道路脇には花が沢山咲いています。
フジグロセンノウ
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ネジバナ
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ピンボケのウメバチソウ
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フジアザミ
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キリフネソウ
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オダマキ
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みちくさしながら歩いていると舗装道路が終わり、登山口が見えてきました。
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登山届を提出してスタート。日本で最も高い三伏峠まで4キロ、3時間の道標があります。
地形図から拾うと、峠の標高は2565m位で三伏小屋は2590mで、ここの登山口が1880mあたりですから、標高差700mほどの登りになります。
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三伏峠までを10等分した道標があり、0からスタートです。
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美しいカラマツ林を登って行きます。
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林の切れ間の狭い範囲を埋め尽くすように、マルバタケブキが斜面の上の方までぎっしり群生しています。
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サラシナショウマもまだ元気です。
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ちょうど半分です。道標は2種類あります。
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登山道は岩場の細い桟道に変わります。
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花ビラの一本がすご~く長いけど、ダイモンジソウでしょうか?
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次々と桟道が続きます。2人の男性が補修されていますので、お礼を言って通ります。
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水場です。
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11:45かってのメインであった塩川ルート分岐に着きました。しかしガケ崩れで通行止めになっています。
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歩数標示の道標があります。ホントかどうか、数えたらよかったな~
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12:10道標より30分早く三伏峠小屋に着きました。
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小屋の前は小さな花壇で、自然と言うより栽培されているみたいです。
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トリカブトやマツムシソウが競い合っています。
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建物は有料トイレですが、通路の矢印の板に〇が書いてあり,〇の中に立つとauのみ携帯が使えるそうです。
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ここでお昼にします。
目の前を中高年のグループが出発します。今日はYさんが体調不良気味なので、三伏峠小屋泊りにしようか、と話していたのですが、負けてなるものかと急に元気が出たようで、まだ時間も早いので塩見小屋まで行く事にします。

但し塩見小屋は40人ほどの小さな小屋で予約が必要。auを持っているHさんに早速〇の所に立ち、連絡していただくと、電波状態はよくないが、何とか連絡はついたようです。
13:00出発します。小屋から少し下がった所が三伏峠で、右へ荒川三山方面への道を分けます。ざっと10時間のロングコースです。
 
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樹林帯から抜け5分ほどで三伏山に飛び出します。360°の最高の見晴台ですが、雲が低く垂れこめ正面の塩見岳も上半分はかくれんぼ です。
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再び樹林帯に入り、コルを過ぎるとお花畑になりますが、この時期ほとんど見るべき花はありません。
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それでも終わりに近いナデシコが寂しげに ポツンと咲いています。
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13:55再び樹林帯に入り、林を抜けると本谷山です。
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東側のガスが瞬間切れ、塩見岳が姿を見せてくれました。西側からの山容ですが、北面に塩見岳バットレスがあります。
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立ち枯れの多い林を抜けます。
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もう一度コルに降り 薄暗い林を抜けると塩見新道分岐です。しかしこのルートもガケ崩れで通行止になっています。アクセスのいい鳥倉林道からのコースがメインになっており、修復工事はいつのことやら・・・・
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分岐から高度100mの急坂を頑張るとやっと塩見小屋に到着です。時刻は15:30です。標準タイムが3時間あまりなので、2時間半は早いペースです。
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左は塩見岳、右は天狗岩の岩峰です。
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受付に行くと、悪い電波状況でしたが連絡はついていました。しかし予約客優先で、私たちは向こうの2棟に2人と1人に別れる事になりました。
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アップの左側塩見岳。岩場の少ない南アルプス南部で、唯一アルペン的な雰囲気を持っている山で、西峰と東峰を持っており、三角点のある西峰3046.9mより東峰の方が3052mと高くなっています。
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夕食の献立。
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9月1日 (土)

朝食は4時半からです。
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外は濃いガスが景色を包みこんでいて白の世界です。サブザックに3人分の必要品を詰め込んで5:20出発です。しばらくはハイマツの中を歩きます。
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やがて岩場に取り付きます。
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続々と続く登山者。
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岩場のわずかな隙間に花が咲いています。トウヤクリンドウ
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チシマキキョウ
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タカネシオガマとイワツメグサ
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シラネヒゴタイ
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イワベンケイ
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塩見岳西峰が近づいてきます。
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6:15山頂を踏みます。
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すぐ南東方向には富士山が、北には仙丈、甲斐駒、間ノ、農鳥などの大パノラマが、南は荒川三山など360度の大展望が広がっているのですが・・・
下の写真はちょうど1ケ月前、間ノ岳からこちら塩見岳を写した写真です。尖った部分が最高峰の東峰です。
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すぐに最高峰の東峰に向かいます。
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東峰です。
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展望もなく することもないので記念写真を撮って下山、ペンキを頼りに慎重に下ります。
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瞬間ガスが薄くなり、天狗岩が覗きました。
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7:20塩見小屋に降りてきました。¥350のモーニングコーヒーをいただき、7:40下山開始します。
登ってきた道を引き返し、9:15本谷山まで帰ってきました。
ようやくガスも晴れてきたようです。左はまだ雲に隠れていますが仙丈で右は間ノ、農鳥あたりでしょうか・・・
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10:20三伏山です。塩見岳を見るのはここで最後です。
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三伏峠小屋が目の前に見えています。
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その三伏峠小屋で少し休憩して、登山口に向かって快調に下ります。
水場で喉をうるおし、12時になったので適当な所でお昼にしていると、雨が降り出しました。
かなりおりてきているし 樹林帯で風がないので傘をさして下山です。ようやくカラマツ林まで降りてきました。あとわずかです。
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13:00 登山口降りてきました。残るは林道歩きです。途中で雨も上がってきました。はるか向こうに駐車場が見えます。直線だと近いですが、いくつもの谷を巻かねばなりません。
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歩き疲れた頃、やっと駐車場ゲートに戻ってきました。時刻は13:45です。
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14:00駐車場出発、往路を引き返し21時頃自宅に帰ってきました。

[参考データー]

8月31日

自宅出発4:30⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神・中央)松川IC⇒県道59・22・R152⇒鳥倉林道塩見岳駐車場8:40

出発8:55→登山口9:40→塩川ルート分岐11:45→三伏小屋12:10~13:00→本谷山13:55~14:05→塩見小屋15:30

9月1日

塩見小屋5:20→西峰・東峰6:20~6:40→塩見小屋7:20~7:40→本谷山9:15~9:30→三伏山10:20~10:35→三伏峠小屋10:40→登山口13:00→駐車場13:45

駐車場出発14:00→往路引き返し自宅着19:00

(走行距離 約800キロ 歩行距離 往復 約25.8キロ 累積標高差 往復 約2700m)

by hotaka443 | 2012-09-20 20:50

N0237 筒上山系へ 瓶ケ森は時間切れ

(二日目)筒上山(1859.3m)~手箱山(1806.2m)~岩黒山(1745.6m)
2012・8・18 (土) 天気・晴れ後ガス



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午前6時の石鎚山です。昨夕の雨で空気が洗われ、すがすがしい朝です。
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朝食をいただきます。
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ご主人に 筒上山にもキレンゲショウマの群生地があるので ご存じかどうか うかがってみると、「向こうはよくわからないが、ウチの方が立派だよ」と 笑っておっしゃるので場所を教えていただく。
建物の横に一本だが、沢山の花を付けている。
つい10日ほど前に剣山でタップリ観賞してきたが、何度見ても清楚な雰囲気をあたり一面に漂わせ、とってもすがすがしい気持になります。
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ウロウロしているうちに大勢泊まっておられた登山者の姿は見えなくなり、7:05最後に出発です。
登山口はロッジのすぐ南にあります。
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しばらくの間は緩い登りで、ウラジロモミの純木の中を歩きます。
筒上山は石鎚や瓶ケ森の特徴を備えた山と言われ、また両方のコースから外れているので登山者も少なく、最も自然が残された中の静かな山歩きが出来ます。
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7:50小さな広場に出ると、丸滝小屋があります。(大峰宗覚心寺修験道場)で一般の人は利用不可です。
左の鳥居をくぐって少し行くとまた小屋がありますが,ここも道場かな?
小屋の後ろは切り立った崖になっています。
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この広場から見る石鎚山。
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南にはこれから登る筒上山から手箱山(左端のピーク)の尾根が延びています。
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しばらく休憩して出発。右の崖の上に鳥居の横を入った所の小屋が建っています。あの崖を修行に利用するのかな?
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このあたりは登山道両脇にヒカゲツツジが群生しています。やがて桟道が現れます。かっては山の中を登っていたそうですが、信者さんの奉仕で作られた橋です。
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次々と桟道は続きます。
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桟道が終わると右から下って来る道が合流します。帰りに歩く道ですが、以前は私設の道標とテープが右の木に取りつけてあったはづなのに,なくなっています。逆コースの場合、取り付きがわかりずらいです。
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しばらくは水平歩道のような道ですが、やがて急な石段が現れます。
このあたりはキレンゲショウマの群生地だそうですが、見つけることができません。
つい先日の9日、お隣の剣山でほぼ満開だっただけに、まだ咲いているはずだけど・・・・
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急な階段を登ります。
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やがて巨大な石垣が現れ、始めて訪れた人は目を見張ることでしょう。
城塞と見間違えるほど高く積み上げられた石垣に、圧倒されるばかりです。
上の写真は前回撮影したもの。
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石垣横の階段を上ると、大峰宗覚心寺派の道場が建てられています。
ここは手箱越、後のドーム型の山が筒上山です。 
空には美しい卷雲が広がってきました。時刻は9:05、土小屋から2時間です。
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素晴らしい展望です。北北東方向をアップしてみると、左が瓶ケ森で、氷見二千石原の笹の斜面がよくわかります。右は西黒森。
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     パノラマ写真。昨日登った寒風山と伊予富士も見えます。写真では確認しにくいですが、瓶ケ森林道が直線状に走っているのがわかります。                                
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道場の前からは筒上山とは反対の南への登山道に入ります。入口にタニガワホトトギスが一輪だけ咲いていした。
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苔むした階段を登ると鳥居があります。
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尾根を巻きながらの樹林帯の道沿いにはシコクフウロ、ホソバノヤマハハコ、オトギリソウなどが見られます。
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                振り向くと筒上山の右に石鎚山がのぞいています。                                    
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15分ほど歩くと尾根に出て、一気に高知県側のパノラマが広がり、歓声があがります。  
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                10:00手箱山に着きました。山頂は小さな広場になっており、片側に祠が祭ってあります。
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登山道はさらに東に向かっていますが,私たちはUターンします。
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このあたりは解放感にあふれ、最高に気分のいいところです。                             
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10:50手箱越の道場前に降りてきました。いよいよ筒上山に向かいます。
道場横の階段を登り、白い鳥居をくぐります。
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さらにその先に古びた鳥居があり、その向こうにクサリが見えます。                          
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シコクフウロの咲くなか、いよいよ40mのクサリ場ですが、クサリの横には何本かのロープもあります。
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以前来た時のピンボケ クサリ場光景。写真より傾斜はもっときつく、登りきるとさらに短いクサリがあります。
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クサリが終わるとなだらかなササ原に変わります。
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筒上山は大山祗神社を祀る狭い山頂に三角点があり、100mほど北に山頂広場がありますが、先に鳥居をくぐって三角点に行きます。
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しかし神社の前には白装束の5人ほどの信者さんが並んで御経をあげられており、狭いので通れない。
ゴソゴソして邪魔をしては悪いので、山頂広場に移動です。下の写真2枚は前回のものです。
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神社裏にある三等三角点筒城山。点名は上でなく城になっている。左に手箱山が写っています。
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三角点はあきらめ、山頂広場向かいます。
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11:25山頂広場に着きました。雲上の楽園と言った感じのササ原の別天地です。360°の大展望台ですが、すぐ北の石鎚は雲に隠れています。                                             
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振り返って見る三角点のピーク。どちらも1850mの等高線内ですが、向こうの方が少し高いような気がします。                                                                 
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                最終コースの左ササ原の岩黒山と、右に瓶ケ森、西黒森と続きます。
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食事を済ませ筒上山をあとにします。このあたりはコメツツジが多く、秋になると燃えるような紅葉がとっても素晴らしいです。シコクザサの道はいつの間にか背の高いササに変わってきました。筒上からの下山は、クサリ場へUターンされるのか、次第に深いヤブに変わってきます。
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                所どころに大きな岩が現れます。
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背丈ほどのササで時々踏み跡を外し、方向を間違え引き返すことも。前回来た時よりヤブは深いようです。  
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12:50やっと行く時に歩いた道に出ます。そして13:05丸滝小屋まで戻ってきました。
直進は登ってきた道で土小屋に早く着きますが、せっかくですから右へ、岩黒山に登っておきましょう。
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岩黒山の南斜面のササが美しい。筒上山から眺めたササ原です。
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長時間歩いた足には応える登りが続きます。
13:35岩黒山に到着です。正面の石鎚は残念ながら雲の中です。まわりはコメツツジで囲まれています。
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南を振り返ると、右の高い山が筒上山、左端のピークが手箱山。手前は丸滝山で右肩の白い点が丸滝小屋です。
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この後瓶ケ森に登る予定でしたが、長時間歩いたのでまたの機会にしようと話がまとまりました。
13:50本日の予定終了と言う事で土小屋に向かって下山です。
途中蝶の大群に出会いました。
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14:30登山口着。7時間半の山旅は無事に幕を下ろせました。駐車場は車がいっぱい。皆さん石鎚に登っておられるのでしょう。
道標は松山85キロ、面河17キロ標示です。以前は、ロープウエーや長時間かけて松山経由で石鎚スカイラインを走ったものですが、瓶ケ森林道開通により石鎚山は姫路から日帰り圏内に入りました。
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14:45出発です。瓶ケ森は何度も登っていますが、みなさんはまだ。
しかし時間も遅いことだし次の機会とし、もう一泊して明日は二つ岳に登ろうと急に話しがまとまりました。
二つ岳は赤石山系の東端1647.3mの岩山です。
瓶ケ森手前にある1677mの子持権現山。その特異な山容に登山意欲がそそられます。
登山道はあるが、足がすくみそう。すぐ左後方にドーム型の筒上山が見えます。
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瓶ケ森林道から、伊予富士方面を見上げます。
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寒風山登山口に着くと登山者の車は一台もいない。雨が降り出した。いつもはここから南に下るのだが、旧R194の寒風山隧道を久しぶりに走ってみようという気になりました。
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新トンネルが開通するまでは何度か走っていますが、トンネルは狭くて暗く、出てからがヘアピンカーブの狭路が続きます。
昨日に続き雨が激しくなってきます。ほとんど車が走らないので枝が道に張り出しているところもあり、心細くなる道です。イヤになるほどのカーブを切ってようやくR194に降りてきました。
西条の町に降りてくると、全く雨は降っていません。山の天気とはこんなものです。

今夜の宿はR194からR11に乗り、少し西に走った所にある(湯の谷温泉)です。
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何度か下山後温泉を利用したことがありますが、あまりいい印象は持っていません。
有名な温泉ですが、狭い浴槽が一つだけでシャンプー類は置いていない(四国は多いですが)
しかし今年の3月に息子さんにバトンタッチ、リニュアルオープンとのことで期待して訪れました。

8000円のお遍路さん用の安い部屋にしましたが、そう悪くありません。それに何より夕食が豪華。
この値段で?と思ったほどです。                                                     
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[参考データー] 

土小屋出発7:05→丸滝小屋7:50~8:05→手箱越9:05~9:20→手箱山10:00~10:10→手箱越10:50~10:55→大山祗神社11:15→筒上山山頂広場11:25~11:50→丸滝小屋13:05→岩黒山13:35~13:50→土小屋14:30
土小屋出発14:45⇒瓶ケ森林道⇒旧R194・R194・R11⇒湯の谷温泉16:30 

(歩行距離 約11.2キロ 累積標高差 約1090m)
 

(三日目) 登山中止し帰宅

ちょっとしたアクシデントが発生しました。残念ながら二つ岳に登る予定は中止です。

西条は石鎚山系に降った雨を集めた豊富な地下水脈があり、市内各所で「うちぬき」と呼ばれる湧水が湧いています。
現役時代のお得意さんの自宅では、7~8mのパイプを打ち込み、ポンプで水を引いて飲料水として利用しているので、水道代はいらないと話しておられましたが、西条市ではそんな家が多いそうです。

全国の名水百選にも選ばれ、ミネラルを多く含んでいるので美味しい水で、西条市は水の都とも呼ばれています。

帰り道、湯の谷温泉の近くにある「加茂川左岸うちぬき公園」で何本かのペットボトルに、詰めて帰ります。
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お昼頃姫路に帰ってきました。 (土小屋からの走行距離 約310キロ)


                                                                                     
by hotaka443 | 2012-09-10 21:47

No236 アルプスはまた悪天、どこに行く?四国にしょうか

[1日目]寒風山(1763m)伊予富士(1756m)愛媛県西条市・高知県いの町 2012.8.17(金)~19(日)
メンバー・3人



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今夏の北アルプスの天気はさんざんだ。お盆に北アを予定していたが、景色を隠す雨やガスの中を歩くほどつまらないことはない。
この夏は湿った南風が入りやすい位置に高気圧が停滞、北からは度々寒気の流入があり、大気不安定が続いている。

天気回復を待っていたがとうとうあきらめ、北よりましな南アに変更。
ところが出発前日になって南も悪天予報に変わってしまった。

いっそのこと寒気の影響がすこしでも少ない四国に行こうか、に行き先変更。メンバーさん未登の寒風山~伊予富士と登って土小屋泊。

翌日は筒上山~手箱山~岩黒山を登る事にし、時間があれば瓶ケ森にも登る予定で17日6時に自宅を出発です。
瀬戸中央道経由で松山道伊予西条で降り、R11~R194へ。
寒風山トンネルを抜け高知県に出ると、すぐに旧R194に左折、バックする形でヘアピンカーブを切りながらどんどん山を登ります。

昔は出来るだけトンネルを短くするため、道を山の上まであげていたけれど、切削技術の進歩で新国道はほぼ直線で貫通。
それに対し旧国道は400mあまりも高い所にトンネルを掘っている。
その寒風山隧道の高知県側入口の駐車場着は9:15。建物は峠の茶屋で、営業は休日のみ?
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9:30スタート。通行止の立て看板がある。9月9日(日)石鎚・土小屋に至るこの瓶ケ森林道で「四国のてっぺん酸欠マラソン大会」があるそうだ。
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いきなりの急登はこたえるが、10分あまりで緩やかになり、雑木林の中の道は右に大きく曲がる。
右手前方に冠山方面の展望が開けてくると間もなく桑瀬峠に10:15着。ここが寒風山方面と伊予富士方面の分岐です。
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先に寒風山に向かいますが、途中で後ろを振り返るとイヤな雲がモクモク発達しており、瀬戸内側からガスがかけ足で登ってきます。こりゃヤバイな!
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そのうち寒風山方面も危うくなってくる。
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北東方面の冠山と、右にささ原の平家平。
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北面が切り立ったガケになっている懸崖。何ヵ所かのハシゴ・ロープが設けてあります。
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花のないコースに見つけた ピンボケのシコクフウロ。
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懸崖の岩場を過ぎると、美しいシコクザサの寒風山はすぐそこ。
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11:25寒風山に到着。5月の連休にも来ているので、今年2度目の登頂です。
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すぐ北には左に笹ケ峰(1859.5m)と右ちち山(1856m)が顔をそろえる。笹ケ峰までは5月に縦走しているので、今日はここからUターン、伊予富士に向かう予定。360°の大展望は特に西方面はガスで隠されたまま。
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ちち山から東方向に延びる美しいササ原の尾根の先には冠山とすぐ右に丸い平家平が見える。
2度ほど登ったけれど、四国ササの美しい平家平とアケボノツツジの素晴らしい冠山は印象的でした。
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食事を済ませ11:55下山開始。相変わらず伊予富士はガスの中。
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美しい四国ササの急斜面と、谷合いを高知に向かうR194。
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登る時、懸崖のルートから外れた崖の上で人影が見えたので注意していると、踏み跡がある。
傍にいた人に、この先は危険ですが花がキレイですよ、と教えていただいたので一歩足を踏み入れると、思わず足に震えを覚える断崖絶壁の上に出ます。
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恐る恐る先に進むと、咲いてる咲いてる・・・ここだけが別世界のよう。
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足許に咲くマツムシソウ、しかし方向転換するのもままならぬ狭いガケの上。下を見ると足がすくむ。自分の足が画面に入るが、まあいいか!
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シモツケソウ
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この先で登山道に復帰、ああ怖かった。
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12:45若い男女二人だけで、ひっそりしている桑瀬峠へ降りてきました。
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さてここが思案のしどころです。伊予富士までここから1時間10分の登り、下りは1時間足らずだろけど、深いガスの中。
せっかく登っても展望はダメだろうし、雨でも降りだしたら登った意味がない。降りようか、に決定です。
但し瓶ケ森林道から短時間で登るコースがあるので、登山口で考えよう・・・
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というわけで13:25駐車場に降りてきました。
13:35駐車場出発。今夜の宿、石鎚登山口の土小屋に向かって約27キロの瓶ケ森林道に入ります。
伊予富士登山口が見えてきました。広くなった路肩で、さあ どうする?
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いくぶん空は明るくなってきたようだし、このコースだと1時間もあれば登れるので、心残りのないように登ろうか、とまた登山靴に履き替えます。
14:00出発
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壊れそうな階段を登ると小滝の上を横断ですが、濡れた岩が滑りそうで緊張。その後は尾根まで斜めに付けられた結構な急斜面を慎重に登る。足を滑らせたら下の林道まで超特急です。
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15分ほどで尾根の縦走路分岐に立ちます。この縦走路、四国の脊梁山脈の山々100キロほどを結んでいる、大縦走路です。
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今まで伊予富士と反対方向の西に向かっていたが、尾根からは方向転換、東に向かいます。
美しいササの斜面と下を走る瓶ケ森林道。伊予富士が見えた。
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振り返ると、瀬戸内方面からガスが登ってくるが、なかなか尾根を越えられないようです。
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山頂はもうすぐ。しかしまたガスが駆け足で登ってきます。
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14:50三等三角点伊予富士山頂着です。しかし360°の大展望はおあずけ、すべて白いベールに包まれています。
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参考までに2010年2月、樹氷を求めて登った時の写真です。
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明日登る岩黒山、筒上山が見えます。手箱山は写っていないけれど、筒上山の左になります。
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14:10記念写真を撮り下山です。道標は東方面ばかりで、西方面はありません。
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下の林道を見ると、路肩のふくらみに停めている米粒のような車が見えます。この急斜面を真っ直ぐに降りたら早いけど、一度西のコルに向かい、そこから東に方向転換です。
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コルに降りてきました。正面の東黒森にも登る予定でしたが、天気が気になりパス、左の下山道に入ります。
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車が見えてきました。
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体重制限がいりそうな階段を恐る恐る・・・
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15:35下山。靴を履き替え15:40出発。本日の予定終了です。土小屋に向かっていると途中から雨が降りだし、やがてどこを走っているのかわからないくらいの濃いガスにまかれる。
16:15土小屋に着いた頃、タイミング良く雨は上がりました。予約している白石ロッジ、宿泊棟は右の一番上の建物です。
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ロッジから石鎚山の方向を見るが、まだガスがかかっている。
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土小屋は道路も通じ、平地の延長みたいなもの。お風呂もあります。まずお風呂に飛び込み、夕食をいただきます。
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アルコールはだめ、写真用にお隣さんのビールを借りてきました。
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食事後外に出るとガスも取れ、真っ赤に燃えた夕焼け空に石鎚のシルエットがキレイ。18:50
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わずか5分後の石鎚。ほどなく夕闇が迫ってきます。
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[参考データー]

自宅6時出発⇒山陽・瀬戸中央・高松・松山道伊予西条IC⇒R11・R194⇒寒風山トンネル⇒旧R194⇒寒風山隧道入口駐車場9:15
出発9:30→桑瀬峠10:15→寒風山11:25~11:55→桑瀬峠12:45→駐車場13:25
駐車場13:35⇒伊予富士駐車場14:00
出発14:10→縦走路分岐14:25→伊予富士14:50~15:55→縦走路分岐15:15→駐車場15:35
出発15:40⇒土小屋16:15

(走行距離約300キロ 寒風山 歩行距離 約5.2キロ 累積標高差 約680m
              伊予富士 歩行距離 約3.1キロ 累積標高差 約240m)

by hotaka443 | 2012-09-07 21:58