みちくさおじさん山を歩く

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No181 西播磨・船越山は林道歩き

船越山 (727.2m)  兵庫・佐用町 2011・11・30(水) 天気・くもり後小雨 メンバー・単独
 




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兵庫県西部の佐用町には、岡山県境の日名倉山(1047.4)を除くと高い山がなく、次が郷鴫山(784)で三番目が船越山(727.2)である。
この二つの未登の700m級の山は、前々から登る予定にしていたが、なかなかチャンスがなかった山である。
その二座のうち、昨日、ふと船越山に登る気になった。ついでに時間があれば日名倉まで廻ってもいい。
日名倉は、ベルビール自然公園として整備されてからはすっかり興味がなくなってしまった山で、平成11年以来の記録が残っていない。

8:20 自宅を出発、山崎から千種町に入り、県道72を北上。地形図の七野あたりで左へ千種川を渡り、南から南西に走り、人家の切れた頃、ゲートが現れる。
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11月15日より3月15日まで狩猟シーズンにつき、目立つ服装を・・・の注意書きがある。
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カラフルな色彩の持ち合わせはないが、今日は狩猟もお休みだろう。
簡易舗装された林道を進む。林道西谷支線の標柱がある。どんどん進むと、開いてはいるが工事用のゲートがある。
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9:50 ちょうど左に退避所のようなふくらみがあるので、通行の支障のならないように路上に駐車する。
高度計では480mあたりだ。
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10:00 出発。林道は次第に荒れてきて、その先に滝のよなものが見える。あれは?
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崩壊現場だ。路上を流れてきた水が、勢いよく谷に落下している。路肩が削り落とされ、その上のコンクリート舗装面だけが宙に浮いている。これを復旧させるには、相当の費用と時間がかかるだろう。
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駐車地点から500mほど坂を登ると二股に着いた。右は奥海(おねみ)越から日名倉山に行く道で、どこまでかわかないが舗装されている。
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船越山は左の道だが、兵庫県森と緑の公社の看板が立つ。
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比較的きれいな道路だが
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こんな所もある。
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10:25 広い千合地峠に着いた。左が船越山、正面を下ると奥海集落、右の白いポールの間が奥海越から日名倉山方面に林道が延びている。
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船越山方面の林道に入る。地形図には載っていない広い道だ。このまま山頂に登ってしまうのだろうか?
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等高線に沿うように船越山に延びる尾根の右側を巻いて進む。
緩い登りだったが、690mあたりまでくると下りはじめ、西に方向を変えると平らな丘のような地形に向かいだした。おかしいぞ!
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千合地峠に設置されていたような道標があるものとばかり思って、のんびり歩いていたが、地形図を見ると行き過で、すぐ後ろのピークが船越山のようだ。
ただ地形図にないこの林道、この丘の先どちらに向かうのか見てみたい気もする。
Uターンすると林道沿いの木にピンクのテープが巻かれている。登山用か、林業関係か、あるいは地籍調査用か、いずれにせよここが傾斜も緩く入りやすそうだ。
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しかし杉木立の中に踏み跡は見当たらないので、木の間を縫って適当に登って行く。
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次第に荒れてきて倒木が多くなってきた。右に左に、歩きやすそうな所を選んで進む。
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意外と手こずったが、ようやく頂上らしき標柱が見えてきた。
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最後の倒木を乗り越え、11:05 船越山頂上に着いた。頂上は荒れた感じがする。
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片側に獣除けネットが張ってあるが、倒木で支柱は倒され用をなしてない。
[兵庫県森と緑の公社]のくらしを支える森ずくりの事業 の看板が転がっている。
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そういえば下に同公社の「関係者以外の車両の通行禁止」の看板があった事を思い出す。
この荒れたままの頂上と倒れたままの看板を見ると、全ての事業を放棄したのかな?と思ってしまう。
同公社は赤穂の黒鉄山をきれいに整備されていたが、後の管理は自治体に任せているのだろうか・・・

身近で船越山に登った、と言う話は聞いた事がない。多分特徴のない見晴らしが効かない山を想像していたが、南と西方向は樹木が邪魔をしているものの、北・東方面は伐採されて素晴らしい展望だ。ただモヤっている上に雨近しか、黒い雲が低い。
北東方面にぼんやりと植松山が見える。手前は四等三角点西谷の740.2mピーク。
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北方は右から日名倉山の三ノ丸・二の丸・一の丸と行儀よくに並んで見える。その後方の後山と三室山は肉眼でかろうじて確認できる程度の視界だ。写真では確認できないが、東方面にひときは高い山がモヤの中に浮かんでいる。位置からすれば黒尾山のようだ。
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山頂は灌木、倒木、雑草などで御覧のようにとっても狭い。整備すればかなり広いのだが・・・三角点は三等で点名は船越山。
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倒木に腰を下ろし、昼食にする。自作のおにぎりにカレーうどんだ。
ガスの災の音以外は全くの静寂の世界。たまにはこんな孤独もいいものだ。

食後コーヒーをいただきながら地形図を見る。ここから日名倉山までざっと5キロある。
あまりのんびりもしておられないな、と腰を上げようとした時、ポツポツと雨が落ちてきた。
12:00 荷物をまとめて下山にかかる。南から登ってきたが、帰りは獣除けネットに沿って北に下る。
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いくらも進まないうちに踏み跡は、歩いてきた林道に出てしまった。ここに何かの目印があれば、遠回りしなくてもよかったのに・・・途中で拾っておいたテープをそばの松の枝に巻いておく。
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雨はやんだが、いつ降ってもおかしくない空模様だ。無理をして日名倉まで行くこともあるまい。

ただ確認したい事がある。東から走ってきた送電線が、奥海越の南797の標高点近くでプッツリ切れている謎だ。(地形図参照)
単なる国土地理院の記入ミスか、それともここから先は地中に潜らせたのか・・・まさか!
しかもこの送電線、2キロ先で再び地形図に復活している。地形図から消えた2キロの空白。
途中分岐しているが、兵庫神河町の長谷ダムの大河内水力発電所からの送電線である。

画像が悪いが、日名倉山三の丸、二の丸手前に写ってっている気になる送電線。後山がボンヤリ写っている。
尚、日名倉山と言えば昔は有人の山小屋があったのだが、車社会に入ってから泊る人がなくなり、閉鎖されてしまった。
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千合地峠に戻ってきた。幸い小雨はやんでいる。直進が日名倉方面で、右が駐車地点に戻る道。左手前に下ると瑠璃寺方面になる。
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立ち止まって思案する。いつ降り出すかわからないので、日名倉は無理としても途中の奥海越手前の送電線だけでも確認するか、それともまたの機会にして車に帰るか・・・
地形図を見つめていると、すぐ東に740.2mの三角点が目についた。
頂上から植松山を眺めた時、その手前に見えていたピークだ。ここから1キロもない距離なので、三角点だけでも踏んで帰ろうか、に予定変更し、南東に延びる尾根に取りついた。
踏み跡がないので適当に登るが、こりゃあ大変だ。
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南東から東に方向転換、一度下ってあの植林に入るようだが、倒木が横たわっている。
ここでまた雨が降り出した。こんな所で雨に降られると、えらいこっちゃ!退散だ。
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倒木、イバラと戦い、再び千合地峠に降りてきた。今度はいさぎよく帰ろう、とふと右を見ると、杉の木に巻かれたテープの先に踏跡らしきものを発見。
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私は尾根を登ったが、この踏跡らしきものは尾根を巻いて三角点に向かうのかもわからない。
小雨が気になるが、まだ雨具がなくても歩けそうだ。よ~し、行ってみるか。
ところが少し進んだところで雨が少し強くなってきた。雑草でズボンはかなり濡れてきた。
これは引き返せという事だな、と諦めて峠に向かってUターン。
うろうろと25分費やしたが、傘をさして今度は下山だ。
林道崩壊個所に戻ってきた。路面を激しく流れる水。大雨が降れば全面崩落しそうだ。
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13:05 車に戻ってきた。幸い雨はやんだようだ。全身ホコリと雨に打たれ気持ちが悪い。
13:30 すぐ近くの[ちくさ・エーガイヤ温泉]に走る。
13:40 温泉に着く。ここは特別安く、割引き年齢につき¥200。こんな安い温泉は他にあるまい。
平日のこの時間、近所のお年寄りの集会場のようで、そこそこ賑わっている。温泉を出ると、雨は本降りとなっていた。
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今日は大部分が林道歩きで不完全燃焼だったが、気になっていた山の一つを登ることが出来たので、良しとしよう。

[ 参考データー]

自宅8:20⇒R29⇒山崎より県道23・72⇒千種町七曜より左折、林道西谷線・駐車9:50
出発10:00→ 千合地峠10:25~10:30→道間違いUターン10:50→船越山11:05~12:00→千合地峠12:20~(ウロウロ)12:45⇒駐車地点13:05
13:30出発⇒温泉13:40~14:20⇒県道72・53⇒R29⇒自宅15:50

(走行距離 約120キロ  歩行距離 約5キロ  累積標高差 約340m)
by hotaka443 | 2011-11-30 20:49

No180 今日も行き先二転三転、決定は大山

大山(頂上避難小屋)1685m 鳥取県大山町 2011・11・27(日) 天気・山頂は風強くガス メンバー・3人



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近くで3時間位で登られて未登の山、とのリクエストで、岡山は真庭市の三坂山を選び、7:00出発した。
ところが中国道を走行中、先日姫路で開催されたG-1グランプリで優勝した(蒜山焼きそば)の話になった。

山に登って焼きそばを食べる、これもいいじゃん と言う事になり、あのあたりで短時で登れる未踏の山・・・展望はないが皆ケ山は?に、登ったことないのでそこにしょう、に決まりかけた。

ところが米子道に入ってから、焼きそばは逃げないから、いっそのこと大山に行こうか、になり、蒜山SAで最終調整だ。
Iさんはもう20年くらい前でよく覚えていないし、Kさんは随分以前に途中までまで登っただけ、との事。
私も無雪期の大山は記憶がないくらいの御無沙汰なのでちょうどいい。

溝口で下車、大山に向かって東に走る。あいにく大山はガスの中だ。
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ゆっくりと坂を登って行くと、まだ美しい秋が残っている。
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桝水高原に近づき、大山がアップになるとガスの下に白いものが見える。先日の寒気の流れ込みで降った雪だ。
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まさか大山に来るとは思っていなかったので、アイゼンの用意はないが、まだうっすら程度だから心配ないだろう、と車を走らす。

9:20登山口に一番近い駐車場はほとんど埋まっているが、うまい具合に一台分空いていたのでラッキー。
このシーズンは駐車場の管理員は不在で、これまたラッキー。

9:30 支度を済ませ出発。駐車場から道路に出て、少し歩いた所の夏山登山道から山に入る。
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さすが大山、登山者は多く、下山してくる人も叉多い。頂上避難小屋泊りの人も数人。
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一合目
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延々と続く階段。こんな下から階段あったっけ?どうも記憶がない。帰って調べてみると、無雪期に登ったのはH13年4月以来で実に10年ぶりになる。
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そろそろ雪が・・・
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積雪が多くなってきた。同時にガスがかかりはじまる。
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10:55六合目小屋に着く。アイゼン着用する人が多い。
まさか大山に来るとは思わなかったので用意していないが、大半の人はノーアイゼンだ。
何年前か、厳冬期にこの小屋がスッポリ埋まってしまった年があったっけ。
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おおくの人に踏み固められ、アイスバーンになりつつあり、慎重に足場を探して登る。下りが要注意だ。
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ガスが深くなってきた。
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八合目を過ぎると傾斜は緩くなり、尾根の木道に出る。
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途端にガスと風が強くなり、吹き飛ばされそうになる。
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今日の天気図は高気圧が東に中心を移し、日本海中部に寒冷前線がある。
このため南西からの風が強いが、冷たい北風でないのが救われる。
米子上空1500mで8度位だから大山では6~7℃。しかしこの風、体感温度はかなりのマイナスだ。
10:55頂上避難小屋に着いた。大勢の人だ。時間は早いが食事にしよう。
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とりあえず山頂の石碑まで、と思って外に出たが、強風とガスのため諦め12:35下山にかかる。
八合目から六合目の間は傾斜がきついので、スリップしないように慎重に足場を選ぶ。
積雪期は灌木や階段の全てが雪に埋まっており、アイゼンを効かせて快適に下れるので、やはり大山は雪山の方が歩きよいようだ。

七合目あたりでガスが切れ、元谷の向うに三鈷峰が姿を現した。ユートピア小屋も見える。左は甲ケ山。
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ユートピア小屋をアップで。
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しかし頂上付近のガスは晴れない。
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色彩を失った山にひときは艶やかなナナカマドの実。
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空がかなり明るくなってきた。見納めの三鈷峰とユートピア小屋。
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一合目に降りてきた。前後して歩いていたおじさん。ついに膝痛に耐えかね座り込む。大事にしてくださいね。
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14:35登山口に降りてきた。
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まだ登山者の車でいっぱいだ。
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14:50予定外の大山を楽しみ、出発。帰りは県道45から蒜山高原に出る。
西から見る烏ケ山と鬼女台からの烏ケ山。
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県道422入口から見る上蒜山と中蒜山。
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15:40 おなじみの(蒜山やつか温泉・快湯館)で体を温める。
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[参考データー]
播但道砥堀IC7:10(播但・中国・米子)溝口IC⇒県道45・158南光河原駐車場8:50

出発9:20→六合目避難小屋10:55→頂上避難小屋11:50~12:35→六合目避難小屋13:25→駐車場14:35

出発14:50⇒県道158・45・114・422⇒やつか温泉15:40~16:30⇒県道422・R482・313⇒湯原IC(米子・中国・播但)砥堀IC18:00

(走行距離 約370キロ   歩行距離 約6.3キロ  累積標高差 約930m)
by hotaka443 | 2011-11-27 22:08

京都の皆子山が湖北己高山に、そして決行は京都・雲取山


雲取山
(911.1m) 京都市右京区 2011・11・20 (日) 天気・曇り時々パラパラ メンバー・3人




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明日は久しぶりに京都北山の皆子山だ、と楽しみにしていたが、夜 Yさんから「足尾谷に架かる木橋が流されている」
と連絡をいただいた。
あの橋がなければ入山は難しい。寺谷からのピストンでも登られるが、美しい自然林の足尾谷を歩きたいので次の機会とし、急遽代替えの山、湖北の己高山にする。

しかし・・・朝Mさの待っておられるスーパーの駐車場で再度行き先変更だ。
昨日の雨の後冬型になりつつあり、北部は時雨が考えられるからだ。
作戦会議の結果、YさんMさんとも未踏の、皆子山からわずか7キロほど西に位置する雲取山に決定した。


5:25自宅を出発、行き先決定の時間ロスはあったが、己高山のつもりだったので時間はタップリある。
のんびり走行で京都南で降り、R1から京都市内の府道38を北上、花脊峠からカーブの連続の道を下ってゆくと、山合いに別所の集落が見えてくる。
左側には旧花脊峠を源とする別所川が近づくので、[花脊高原前]のバス停の横を左に橋を渡る。
橋を渡ると右手に廃校になった別所小学校がある。京都市と言えど、花脊峠を越えると人家もまばら。
学校を維持するだけの生徒数が足りなくなったのだろう。
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細い道は花脊スキー場跡の横を登る。食堂跡の建物内部は、テーブルやイスが転がり、床の一部は抜け落ちている。
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緩斜面一面のゲレンデ跡。日本で三番目に古いスキー場とか。
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少し登ると90度折れ右へ登って行く林道があり、その交差部の広くなった所に駐車する。
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すぐ傍にNO1の標示がある。
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9:30出発。林道から登山道に変わり、谷沿いの薄暗い杉林の中をゆっくり登る。
夏場ならヒルがうようよいそうな所だが、京都北山あたりはどうなんだろう・・・
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4の標示を通過、倒れた木が道を塞ぎ、4の表示板は真っ二つだ。道はここで90度右に折れ、沢から離れて山腹を巻く・

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ところでこの4番には思い出がある。昨年末に登った時の、この写真に写っている白く漂っているものの正体は?
当日ガスはかかっていなかったし、夜のようなこの暗さ。まるで心霊写真のような不気味さだ。
そして同行者が何でもない所で足首をひねり、数日間腫れあがる。もちろん下山時は全く異常なしだった。
過去ここで事故があり、その霊がさまよっているのだろうか・・・・まさか!
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9:00 寺山峠に着いた。杉林と自然林で分けられた峠は、全く視界はきかない。左の自然林の明るい尾根に道が付いており、昨年はつられて尾根に入って途中で気が付き、あわてて引き返した峠である。
注意すると前方の薄暗い杉木立の中に、No5の標識が見える。
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狭い谷間の道を下ると、一ノ谷に出る。ここで道は左右に分かれるが、右まわり、左まわりのどちらでも、叉ここに戻ってくるので、右をとって一の谷を登りつめる事にする。
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何回か渡渉を繰り返すと、前方に雲取山荘が見えてきた。
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渓友クラブ所有とかで、一般の登山者は入れない。
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沢は枝分かれするが道ははっきりしており、一ノ谷源頭部をすぎると頭上が明るくなり、9:40広々とした雲取峠に飛び出す。
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北西に少し下った所に、京都府立大の[りょうぶの小屋]の屋根が見えている。名前の通りこのあたりはリョウブの木が多いところだ。
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尚、ガイドブックにはこの峠や山頂にはササが多い・・・と書かれているが、峰床山、皆子山 などと共にシカの被害で丸裸になっている。
雲取山手前のピークは北側の斜面を巻く。カエデ以外の木はほとんど葉を落とし、冬到来を待っている。
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9:55雲取山頂上に着いた。地形図は無名峰で三角点は三等で点名は川上だ。
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廻りは木立に囲まれ展望はない。山頂ナンバーは12だが、ここから二ノ谷と三ノ谷の二本の下山道に別れる。
ナンバーは三ノ谷に付けられているが、我々は近道の二ノ谷に下る。
時間はまだ早いが、食事にしよう。冷たい北風を避け、南に少し下ったあたりでお昼にする。
はっきりしないお天気のせいか登山者はなく、小鳥のさえずりもない静寂が漂う。

10:30 下山開始。ここは二ノ谷コースなのでこのまま下ればいい。
最初はかなりの急斜面でロープも一か所あるが、頼るほどでもなく、谷が形成される頃になると傾斜も緩んでくる。
そして美しい自然林の中にとけ込んでいく。
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どんどん下ると小屋が見えてきた。立命館大の立派な山小屋だ。ドアはオートロック、暗証番号が必要だ。
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そして木の枝にはブランコがぶら下がり、またユニークなお風呂もある。遊び心たっぷりだ。

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小屋の左から、枯れ葉の絨毯を敷き詰めたように美しい二ノ谷が下りてくる。
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登山道に沿った流れと二ノ谷の流れで水量を増し、沢の幅も広がってきた。そして右に左にと飛び石伝いの渡渉が始まった。
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渡渉にくたびれたころ、前方に林道が見えてきた。
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林道手前には一ノ谷から下ってくる巾の広い流れがあるが、飛び石で渡り、林道に上がる。二ノ谷出合だ。
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道標があったはずだが…と探すと、こんな風になっている。山頂で別れたNo12だが三ノ谷を下ってきてNo18になっている。
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昨年はこんなに立派な道標だった。
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少し進むと林道は左の山腹に登って行くが、登山道は一ノ谷に沿って上流に登る。
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車が走った形跡がないこの林道は、貴船から芹生を経て登ってきたのだが、この先は地形図には未記入、どこまで登って行くのだろう?一ノ谷沿いの登山道は沢の流れが変わったのだろうか、丸太橋が次から次に現れる。2~3本の丸太を渡しただけで濡れており、非常に滑りやすい。安全第一だ。
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こんなに渡渉があったかな?どうも記憶にない。古い橋もあるが、新しい丸太が多い所を見ると、新しい渡渉個所かもわからない。大雨が降った後は流れが変わる場合が結構あるものだ。
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まだまだへっぴり腰で修行が足らぬ、とばかりに次々と現れる丸太橋。
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「登りから数えると100個所位はあったんと違うかな?」最初は数えていたMさん「あまりにも多いのでわからなくなったわ」
11:30 登りに通った一ノ谷出合に到着。Noは一周して20で終わっている。
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この2~3m横に登りの時の道標がある。
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これで一周は終わった。後は往路を引き返すだけで、12:05車に無事戻ってきた~

時間はまだお昼。さてどうするか・・・今日の京都はどこに行っても観光客で溢れているいることだろう。
おとなしく帰るとするか。

鞍馬まで帰ってくると大勢の観光客で賑わっている。
叡山電鉄鞍馬線に沿って走るのだが、狭い道は車がいっぱいだ。
途中線路沿いの紅葉が見事で、トンネル出口や駅などの撮影ポイントには、大勢の鉄道フアンがカメラを構えている。
鉄道フアンの私も撮りたいが、この狭い道路では車を停める場所がない。残念!

時間が早いので、心配していた京都市内もスイスイで高速に乗る。途中で1時間の大休止をとり、16:10自宅に帰ってきた。

京都北山は植林が多く、どちらかと言うとジメジメじで感じで展望もあまり期待できない。
また沢が多いので渡渉の覚悟がいる。これがまたいいところかもわからない。

[参考データー]

自宅5:25⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神)京都南IC⇒R1⇒府道38⇒R477・バス停花脊高原前左折、林道二股に駐車8:20

出発8:35→寺山峠9:00~9:10→一ノ谷出合9:20→雲取峠9:40→雲取山9:55~10:30→林道11:05→一ノ谷出合11:30→寺山峠11:45→駐車地点12:05

出発12:15→往路引き返す→西宮名塩SA14:05~15:10→自宅16:10

(走行距離約 310キロ 歩行距離 約6キロ  累積標高差 約500m)
by hotaka443 | 2011-11-21 19:43

数曾寺山塊・仏谷、歩きたかったのに・・・・

数曾寺山塊最高峰(459m) 兵庫県加東市・西脇市 2011・11・17(木)天気・曇り メンバー・単独



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なんとなくフラリと行ってみたくなる山が誰にでもあるものだが、数曾寺山塊もその一つ。

高い山はないが300~400m級の山塊から南に向かって流れ出す、廻谷・数曾寺谷・仏谷の三つの谷がある。
そのうちの仏谷はまだ入ったことがない。
今日はその仏谷に入り、最高峰に登った後下山の尾根は考える、という予定で8:10自宅を出た。
気軽に人を誘える山域ではないので、単独行だ。

滝野・社で中国道を降りR372へ。以前なら姫路から372一本で走ってきたものだが、最近は横着になってしまったものだ。   
三草山登山口の標識を過ぎ、1・5キロほど走ると左に入る旧国道があり、入ってすぐの邪魔にならないよう路肩に停める。

9:05準備をして出発。地形図にある廻谷の入り口まで、畦道は朝露でビッショリなので刈入れの終わった田圃の中を最短で歩かせていただく。
地主の方、無断侵入ゴメンナサイ。左右の山の間が廻谷になる。
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山のすそには4~5m幅の三草川が流れているが、ざっと対岸を見渡しても雑木林で進入口がわからない。
堰堤があるので渡って見るか、と降りかけた時、うしろで声がした。
二輪車を押したかなり高齢の老人だ。
先ほどから土手でウロウロしている変な奴がいる、と思われたに違いない。
谷への進入口をたずねたが、歯がないうえに耳が遠いらしく、会話がなかなかうまくいかない。
大声で話すとやっとわかっていただいたらしく、手招きで案内していただいた。
そこは流れの浅い所で、飛び石伝いで渡れそうだ。
写真は渡ってからた振り返ったものだが、土手で老人が見送ってくださっているので、雑木林に飛び込む。
しかし道はなく、谷よりかなり東に寄りすぎているようで、先ほどの堰堤を渡る方が正解の様な気がする。
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雑木林をかき分け西に進むと堰堤に出た。この流れが仏谷だ。この堰堤の斜面を降り対岸に行くと何とかなりそうだなのでえんていを渡るが、密生した樹木が侵入を拒否している。
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また引き返し、雑木林の中ででウロウロしていると赤いテープが目についた。
近寄って見ると[近畿中国森林管理局] とある。調査でここに入られたのだ。
木が切られ道が東に向かってついている。しかしテープはここだけですぐになくなった。
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               方向からして廻谷から離れ尾根に向かっている。帰りに予定していた尾根のようだ。しかし今さら元に戻るのも大変だ。よし、尾根歩きに変更だ。                  
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斜面を登り始めたが踏み跡程度で登山道といったものはなく、シダが多いのには苦労させられるが、狭い尾根なので迷う事はない。
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樹木の間から、大坂山とNo167の赤白鉄塔が見える。
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東方にはモヤっているが、西光寺山が見える。
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突然切断されたTVのケーブルが現れた。
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10:00 250m程のピークでコーヒータイムにする。
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振り向くと三草山が、下を走るのはR372 。
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ここでビニール袋に入れた地形図を紛失したことに気づいた。なくても困らないが、ゴミになるのでザックを置いて引き返す。 15分ばかりのロスの発生だ。相変わらずシダが多い中を黙々と進む。所々このように踏み跡がしっかりした個所もあるが、テープ類は一切ない。
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前方の樹木の切れ間から、右にこの山塊の最高459峰が覗く。目の前の鉄塔はNo167の赤白鉄塔の隣りだからNo168だ。
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右下からきれいな道が上がってくる。巡視路だ。
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道なき道から一転快適な道に変わる。が、あの鉄塔までだろう。
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たか~いNo168鉄塔。この高圧線の起点は相生市西部の西播変電所だが、この変電所からのNoだと、もっと多いのでは・・・途中に中継変電所もないし・・・まあどちらでもいいことだ。
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鉄塔を過ぎるとシダコギが始まった。そして進むにつれ背丈以上の猛烈なシダジャングルになってきた。中をくぐると枯れたシダの粉が舞い、咳き込みがとまらない。P420から南に張り出す尾根を巻くように進む。
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やっと見覚えのある尾根に出た。大坂山から最高峰に至る縦走路だ。時計を見ると10:50になっている。
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立木にテープに書かれた道標があったはず、と見わたすと、あった。歩いてきた方向を指しNo168鉄塔とある。あのひどいシダコギをして行く人もいるのだろう。さて右に行けば最高峰、左は大坂山だ。どちらに行くか・・・、車の位置を考えると最高峰だ。よし、最高峰に決定だ。
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この縦走路にはしっかりした踏み跡がある。大先輩のやまあそさんを始め、この山のフアンが歩かれた足跡だ。縦走路途中の430mのピークから見る459mの最高峰。きれいな双耳峰だ。

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11:10最高峰に着いた。狭い山頂は北側が切り開かれている。
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 北西の展望。西脇市北部。三角点が見えるはずだがよくわからない。左の奥の山並みが白山~妙見になるのかな?
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狭い山頂を独占し、お昼にする。カレーウドンのあとコーヒーをいただき、11:45左上の立木に案内のある
馬瀬に向かう。はっきりした道だ。
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地形図にある破線かな、と思っていたが、南東方向に張り出す尾根道上を歩いている。途中で南に方向を変え、どんどん下ると鉄塔が見えてきた。数えてみるとNo170になる。バックは三草山だ。
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この下りも登り程ではないが、シダが多い。右の谷へ下る分岐がある。谷にある破線に出るのかな?瞬間迷ったが、直進だ。しかし道は急に心細くなってきた。とにかく鉄塔に行こう。
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12:10 No170鉄塔通過。ここからは巡視路になり歩きよい。
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すぐに三角点がある。四等で点名は馬瀬だ。
 
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あれ?この時期にツツジが満開だ。
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急な下りになるが、プラ階段があるので歩きよい。
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234mのピーク とのコルに着く。巡視路は三差路になっているので、当然右、No169に向かう。
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やがて小さな沢が発生、沢沿いに下って行くと荒れ地に出た。
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荒れ地に沿って少し北に方向をかえて進むと、堤防にぶつかった。地形図にある池だ。
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堤防をかけ登ると澄んだ美しい水をたたえている。鉄塔はNo169。余り景色がいいのでここでコーヒータイムをとる。
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堤防上は林道になっていおり、あとはこの林道で国道に出ればいいのだ。
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途中で右への道があり、神社のような建物が見えるので寄って見る。
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傍に半分干上がった大きな池がある。                                          
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参道を下ると大きな鳥居があり、住吉神社と読める。
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すぐに元の林道と合流し、やがてR372に出た。排ガスを浴びながら車道を少し歩くと、右へ旧道が別れるので、こちらへ入る。犬に吠えられながらしばらく歩くと、駐車地点に戻ってきた。13:00だ。

駐車地点からの貴重なパノラマ。電柱が宙に浮いている。左の↓に堰堤があり,そこから入るようだ。私は老人に案内され、右側の↓から入り、尾根に上がってしまった。 

 
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[参考データー]

自宅出発8:10⇒砥堀IC(播但・中国) 滝野・社 IC⇒県道17・R372⇒旧国道馬瀬集落入口に駐車9:00
出発9:05→No168鉄塔10:35縦走路の尾根10:50→最高峰11:10~11:45→No170鉄塔12:10→巡視路の三差路12:20→池12:30~12:40→住吉神社12:45→R372 12:50→駐車地点13.00
帰路はブラブラみちくさしながら、のんびり帰る。

(走行距離  約90キロ  歩行距離 約6.5キロ  累積標高差 約490m)                                                           
                                             
by hotaka443 | 2011-11-17 18:01

鈴鹿山系・雨乞岳  心配していたコクイ谷だったが・・・・

雨乞岳(1237.7m) 滋賀県甲賀市・東近江市 2011・11・14(月) 天気・晴れたり曇ったり メンバー・4人


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雨乞岳は今日で5回目になる。最近では今年の4月、アクシデントがあり仕方なく稲ケ谷から入ったが、今日は武平峠からクラ谷に入り、杉峠から愛知川沿いに下ってコクイ谷を遡上するメインコースと、都合によってはコクイ谷を避け、御在所に登って武平峠から帰ってくるコースも選択肢に入っている。                                               
5:25 自宅出発、新名神の甲賀土山で降り、R1から県道9に入りR477鈴鹿スカイラインに乗る。
2008年9月の集中豪雨により武平トンネル入り口で通行止めになり、三重県側に抜けられなかったが、やっと11月1日に開通。
その武平トンネル入り口の、ちょうど登山口横の駐車スペースに7:55車を停める。
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支度を済ませ8:05出発する。
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 最初は薄暗い桧の植林の道で山腹に取りつく。15分ほどで自然林にかわり小さなアップダウンを繰り返しながら、知らないうちに通り過ぎてしまう、峠らしくない市境の沢谷峠を越を越える。                                
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自然林の中の沢沿いの緩い道を下って行くと、クラ谷分岐に着いた。登山地図にはクラ谷分岐とあるが、それらしき標示はない。沢谷峠の名も見えるが、これは間違い。違う標示のガイドブックもあるが正式名は何だろう?帰りはこの先のコクイ谷を遡上、再びここに戻ってくる通る一周コースが時間的にもいいのだが、かなり降った雨の後だけに渡渉の多いのが気になるところだ。
荒れていなければいいのだが・・・・いずれにしろ雨乞岳に登りコクイ谷出合に着いた時に判断しょう。
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一度谷から離れ、小さな尾根を登ってから再びクラ谷に降りる。
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雑木林の美しい谷だが、冬支度に入った中でカエデ類はまだ秋を残している。
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                谷は浅くなり、源流を過ぎると尾根に出る。東雨乞岳と七人山のコルだ。
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北から西に方向を変え、標高差200mの急登が始まる。樹林帯の中の背の低いササが次第に背丈ほどになり、樹木が切れる頃、再び背の低いササに変わる。
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10:20丸い広場のような東雨乞岳山頂に出た。360度の大展望台だ。左に御在所、右は鎌だ。
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左国見岳と右御在所。
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風が冷たいので笹尾根の向こうの雨乞岳本峰に向かう。
左が南雨乞岳で、4月はあの尾根を登ってきたが、気持ちのいい尾根だった。
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こちらも背丈以上のササのトンネルをくぐり抜け、やがて低いササに変わると10:55雨乞岳に着いた。三角点は三等で点名は雨乞岳。 
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樹木やササに囲まれ、狭い山頂からの展望はあまり良くない。位置を変えると東側の展望が開ける。
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風が遮られているので食事を済ませ、11:05杉峠に向かって出発だ。少し先で西側の展望が開け、綿向山がドッシリと腰を据えている。肉眼では頂上のケルンが見える。
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こちらも待っているのは背丈ほどのヤブコギだ。しかしすぐに背丈は低くなり前方が開けてくる。小さなピークに大勢の人が。その向こうの平坦な山はイブネとクラシ。謂れがありそうな気になる山名だ。
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ササも終わり、気持ちのいい尾根になる。
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それもつかの間、雑木林にササの混じった激下りになる。標高差200mほどだが、こりゃ登りに使うと大変だ。
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滑りやすい足元に注意しながら下ると、杉峠が見えてきた。
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11:35降り立った所は名前通り、杉の大木が一本寂しげに建っている。しかし奇妙な姿の杉だ。直立した幹はすでに枯れているが、途中からU字型の枝が元気に伸びている。曲がった所で何か不幸があったに違いない。
 
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峠から愛知川上流の神崎川に向かっての下りになる。
やがて谷沿いのわずかな傾斜地に、鉱山跡の多くの建物跡の石垣が点在している場所に出た。
御池鉱山跡で銀と銅を採掘、明治末期の全盛期には300人余りが生活をしており、神社や小学校跡の残されているという。
家族4人として1200人ほどがこの深い山中で暮らしていたのだ。
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道は等高線に沿うようにゆっくりと下って行く。もう少し早いときれいな紅葉が見られる所だ。
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流れのかなり上を歩いていたの道は、川幅をひ広げた神崎川に降りてきた。左岸から右岸に渡渉だ。
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このあたりはまだ秋が残っていて。気持ちのいい道を歩く。
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流れは三差路になっており、コクイ谷が神崎川に流れ込んでいるコクイ谷出合に出た。まず神崎川を対岸に渡らねばならない。飛び石伝いに渡れそうな所をウロウロと探し、ポンポン。
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対岸に渡った。さてこのコクイ谷出合が思案のしどころだ。時刻は12:40でまだ早い。
コクイ谷を遡上するか、少し遠回りになるが国見峠に登り、御在所から武平峠を下るか・・・
コクイ谷は切り立った崖の多い狭い谷だ。また渡渉が多く雨上がりだけに水量が心配だ。
しかし神崎川の状況から判断して、コクイ谷もそう水量は多くなさそうだ。よし コクイ谷を登るか!
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渡渉や高巻きにと踏み跡を探しながら登って行くと、ありゃ、えらい所に出たぞ!
両側は切り立ったガケで、下は急流に枯れ木が複雑にガケに寄りかかっている。
ここを降りるの?ちょっと恐怖心が湧くところだ。しかしここ以外下りる所がない。慎重に滑らないように枯れ木とガケの窪みを足場に ゆっくりと降りる。
3年前もここを通っているが、記憶にない。それ以後に造られた足場かな?
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4人無事下に降りた。それからも渡渉や高巻き道は続き、距離にすればわずか1キロほどに40分かけ、ようやく黒谷分岐を通過する。
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さらに10分ほど進むと、左に沢谷の分岐がある。
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斜面を登ると15mくらいの滝の上部に出る。沢谷は少し先になるが、このあたりは迷いやすい所だ。
沢谷に入り さらに上流に向かって沢沿いを登ると、往路のクラ谷出合に飛び出す。ああ終わった、という感じで、緊張感から一気に解放される。タイムは13:55 コクイ谷遡上に1時間15分を要したことになる。
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後は往路を車に戻るだけ。14:45駐車地点に帰ってきた。
14:55 タップリ汗をかいたので さあ温泉だ。往路に国民宿舎かもしか荘があるが、時間が早いのでトンネルを越え、三重県側の湯の山温泉に向かう。こちらにきた際は必ずここと決めている、グリーンホテルだ。
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15:10 ホテル着。¥650 ロビーから温泉まで赤じゅうたんが敷き詰められた長い廊下を歩いていると、ちょっぴり優雅な雰囲気が味わえる。このホテルの露天風呂がお気に入りだ。
16:25 さっぱりしてホテルをあとにする。ここまでくるとバックするより四日市ICが近い。途中思わぬ長時間の渋滞に遭ったが、途中の三木SAで食事をとり、20:20自宅に帰ってきた。                                                    

[参考データー]

姫路市内自宅5:25⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神・新名神)甲賀土山IC⇒R1・県道9・R477武平トンネル入り口に駐車7:55
出発8:05→クラ谷分岐8:55→七人山・東雨乞のコル9:50→東雨乞岳10:20~10:25→雨乞岳10:35~11:05→杉峠11:35→コクイ谷出合12:40→沢谷分岐13:55→クラ谷出合13:55→駐車地点14:45
出発14:55⇒グリーンホテル15:10~16:25⇒四日市IC(東名阪・新名神・名神・中国・山陽)山陽姫路東 IC⇒自宅20:20

(走行距離 約440キロ  歩行距離 約10・5キロ  累積標高差 約800m)
                                         
by hotaka443 | 2011-11-14 20:41

No126 12年6ケ月ぶりの若杉原生林

若杉原生林 峰越峠から時計回りに一周 
                   兵庫・岡山・鳥取三県境 2011・11・9 (水) 天気・くもり メンバー・単独





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昨日は若狭方面に行く予定だったが都合で中止し、次回とする。そのせいか、朝起きると無性に歩きたい、と足が言っている。
どうしょう・・・・7時を回ったところで、よし久しぶりに一人で行くか、さて行き先は?
この時間だから遠方は無理、そうだ若杉原生林なら近いので行ってみよう。
友達が「若杉原生林の紅葉ってキレイかな?」と言っていたのを、ふと思い出したのだ。

調べてみるとなんと12年前の5月の連休に行ったきりで、ほとんど記憶がない。
これという山はなく、森林浴ウオーキングにふさわしいが、登山の対象ではない、と決めていたので、行く機会がなかったのだ。

今日は一人なので久しぶりに軽にする。エンジンのためにもたまに長距離走行させなければ。
ターボなのでゼロ発進は1500ccクラスには劣らないし、高速ではあっという間に140までのメーターを振り切ってしまう。
走りに関してはストレスは感じないが、軽の宿命でエンジン音とクッションの悪さは我慢ガマンだ。

8時自宅出発、途中スーパーで食料調達、R29・県道53・72でちくさ高原を過ぎ、岡山県境の峰越峠手前の路肩の膨らみに9:40 駐車する。
途中道沿いの鍋ケ谷渓谷まで紅葉は下りてきていて、とってもキレイだ。
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今日のコースだが、反時計まわりだと最後にこの道路、標高差180m約2.2キロの登りになるので、先に下りの若杉原生林の駐車場に向かって歩く。すぐに岡山県に入る。
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5分少しで左へ舗装されたダルガ峰林道を分ける。
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今にも降りそうな低い雲が全天を覆っている。ひと風吹けば丸裸になるだろう、茶色く衣装をまとったカラマツ。
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30分ほど下ると、メインルートが左の西粟倉村方面から上がってくる。
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ここからは約1キロ、緩い登り坂になる。
10:30若杉原生林の駐車場に着いた。二段になっており、下に平日にかかわらず、マイクロ1台と上に乗用車が5台停まっている。まだ道路は続くがその先はゲートがあり車はここまで。
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案内看板。予定は第一分岐まで北上、左折して第三、第二分岐を経て若杉峠へ。
一度展望台に上がり、再び若杉峠に下り、あとはこの略図には記入されていない、南東から南に延びる県境尾根伝いに峰越峠に戻る。
原生林だけだと物足りないので、これだけ歩くと10キロほどになる計算だ。
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駐車場からあと少し続いた舗装道路終点が見えてきた。
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ここからスタート。
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今は中国自然歩道になっているが、かって美作と因幡を結ぶ重要な道であった名残の石畳や石階段が、随所に残されている。
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第一分岐点に着いた。ここで左折、自然研究路コースに入る。                                            
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樹木ははを落とし冬支度に入っているが、カエデはまだ色鮮やかだ。
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新緑まで長い眠りに着く樹林の中で、ササの緑は元気そのものだ。
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第三分岐点着。ここは鳥取・岡山の県境尾根の縦走路になる。
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研究路はすぐに縦走路と分かれて谷に向かって下りてゆく。
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第二分岐点に出る。
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このあたりが吉野川の源流部になる。吉野川は美咲町まで下り吉井川と合流、岡山市で瀬戸内海に注ぐ大きな川だ。
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11:40 若杉峠。説明文にあるように、左手に地蔵さんが鎮座しているが、肝心の写真は撮り忘れ。
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ここから左の急な階段をひと登りすると展望台があるので、寄ってみる。
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階段を登りつめた所の案内板。
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11:45くらますをバックにした展望台に着いた。
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北東方面の展望が開けている。左が氷ノ山、中央がくらます、右の三角形が三室山。
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東屋横の切り株の上に珍しいものが・・・・はてな?
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色を塗った石で、名前と漫画が書いてあるが、見事なピンボケ写真だ。
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11:55食事にしようかな、と思ったが、自然の中の方がいいだろうと11:55出発。バックして若杉峠に戻り、そのまま尾根伝いに南東に進む。この道は若杉原生林から離れていくが、峠の道標にはこちらの案内はない。2か所のピークを過ぎ、地形図にある林道に下る。雑草が伸び放題で、車が走った形跡はない。荒れ果てた作業小屋を通過。
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一人歩きが心細くなるような道がしばらく続く。
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12:25 地形図のP1124に着いたが、そのすぐ先に樹林帯が切れ、素晴らしい展望が広がっている場所があるので、ここでお昼にする。
孤高の老木が天を突き、倒れた大木が横たわっている。後方左は三室山。
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展望台からの景色とほぼ同じ方向だが、近づいた分だけはっきり見える?左から氷ノ山、くらます、三室山。
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天ぷらうどんとおにぎりでお腹を満たし、コーヒーををいただき、景色をたのしんで13:00出発。
急斜面を下ると休憩場所から見えていた林道に立つ。この林道は少し先に通った林道と下で繋がっているが、こちらも荒れている。せっかく作った林道、車が走らないと荒るばかりで もったいない事だ。
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林道脇の林道起点の石柱。誰かの悪戯か?文字が削り取られている。地形図ではすぐ先で切れているが、若桜町の吉川まで通じているのだろうか?
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林道からは伐採された斜面を登る。振り向けば雪山専用の沖ノ山がクッキリ。天高く聳えている大木が食事をした1124の標高点。
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雑草に埋もれていた朽ちかけた道標を掘り起こす。
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13:20 賑やかに道標が立つ三国境に着いた。鳥取・岡山・兵庫三県の国境だ。こういう県境には高い山があってもよさそうなものだが、地形図では1120m+といったところだ。峰越峠は直進する。
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向こう側に回って道標を見る。写真の上側が歩いてきた若杉峠方面。
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せっかくだから少し寄り道して、樹林帯の中で展望はないが、三国平に寄って見よう。東に進むとすぐに江浪峠に出る。峠のお地蔵さん。
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この江浪峠が鳥取・兵庫の分水嶺になり、兵庫県側は天児屋川の源流で、少し下って千種川に合流、赤穂市で瀬戸内海に出る。
以前「天児屋川源流探訪ツアー」が催されたが、今はどうなっているのだろう?
北の鳥取県側は江浪谷川 から千代川となり、鳥取市で日本海に注ぐ大きな川だ。         

13:25自然林の中の三国平、三角点はない。宍粟50山の標柱がなければ通り過ぎてしまう所だ。木の間からくらますが覗く。雪山で訪れると、この先の天児屋山まで、素晴らしい樹氷に出会えるルートになる。
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すぐにUターン、三国境まで戻り、最終コースの峰越峠に下る。
この県境尾根は右の鳥取側が植林、兵庫側が自然林になっている所が多い。
まだ見せ場を演出してくれているカエデ類の紅葉。
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13:55三国平登山口と千種川支流・天児屋川源流の標柱が立つ登山口に降りてきた。
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大きな東屋。
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14:00駐車地点に戻ってきた。路面に座り込んでコーヒータイムにする。
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14:30出発。あとしばらくするとリフトの取り付けが始まるちくさスキー場。
気象庁がラニーニャ現象が始まり、今年の冬は東日本以西で気温が低くなる傾向がある、と10日発表。
さてどうなるか・・・・
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[参考データー]

8:00自宅出発⇒R29⇒県道53⇒72⇒県道終点の峰越峠手前に駐車9:40
9:45スタート→若杉原生林駐車場10:30~10:35→第一分岐11:00→第三分岐11:10→第二分岐11:35→若杉峠11:40→展望台11:45~11:55→P1124m 12:25~13:00→三国境13:20→三国平13:25→三国境13:35→登山口13:55→駐車地点14:00
出発14:30⇒県道72⇒R429⇒R29⇒自宅16:10

(走行距離 約150キロ  歩行距離 約10.5キロ  累積標高差 約630m)
                                 
by hotaka443 | 2011-11-09 21:11

鈴鹿山系竜ケ岳、渡渉の連続にまいった!

竜ケ岳(1099.6m)三重県いなべ市・滋賀県東近江市 2011・11・3 (木・祭日)天気・晴れ メンバー・7人

H20年の集中豪雨により、三重県側の崖崩れで通行止めになっていたR477(鈴鹿スカイライン)は、11月1日開通しました


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このところ鈴鹿が続いているが、今日は竜ケ岳である。この山も始めてになり、霊仙・御池・藤原・御在所・鎌・雨乞・綿向等は何度も登っているが、先日の入道・釈迦とともに未登の山として残っていた。

5:25自宅を出発、 名神八日市で降り、R421へ。石榑 トンネルを少し下って左手にある宇賀渓への道に入り、すぐの所にある大きな有料駐車に¥500円で停める。時刻は8:05だ。
すでに沢山のくるまが停まっているが、関西のナンバーは見当たらない。右奥に見えている山が竜ケ岳か。

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8:20出発。観光案内書で登山届を提出する。Kさんがヤマヒルの出没を確認、出ないことはないが確率は低いそうだ。
しかし今年はいつまでも気温が高く、先月24日の入道でも出たので、油断はならない。(やはり出ました。しかし季節がら、夏場のような元気なし)
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右の茶店の並ぶ舗装道に入る。
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すぐに車止めがあり、宇賀谷に架かる北河内橋を渡ると、北河内林道の終点まで 歩く。
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駐車場から20分ほどで東屋の立つ林道終点に着いた。
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ここから右の植林を登る裏道登山道と宇賀渓本谷沿いの道を分けるが、裏道から登り,谷沿いの道を帰りに選ぶ。
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植林の道を尾根に向かって登ると、すぐにホタガ谷に下る。巾の狭い道が谷に沿って続くが、何か所かの丸木橋がかかっているが滑りやすいうえに、そろそろ経年劣化で危なっかしいところもある。
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斜面が崩れた所があり、慎重に通過。シャッターを押す瞬間に足許不安定となり、見事なピンボケだ。
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右に左に何度か渡渉個所がある。
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一度沢から離れ植林を登るが、すぐに谷に降りてくる。この橋は腐っていて そろそろ体重制限が必要かも。
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ロープ・丸太橋が続いたが、ようやくホタガ谷は浅くなり 水もなくなってきた。位置確認Noは登山口の39から始まり、竜ケ岳頂上が11になっている。
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きれいなピンクのマユミの実。
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ついにホタガ谷の源頭部で、樹林帯から笹原に変わってゆく。
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結構傾斜はきついが、笹尾根を見上げながら気持ちのい登りである。10:55尾根に出た。北側の展望が一気に広がる。左御池岳で右が藤原岳だ。
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少し急な登りを過ぎると、左に丸みをおびた大きな竜ケ岳が姿を見せてくれる。
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一旦秋枯れの樹林帯に入る。雰囲気のいいところだ。
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樹林帯を抜けると三差路に着く。右は治田峠から藤原岳に至る道だ。
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いよいよ竜ケ岳への登りだ。一本の道 以外は笹原につつまれた とっても美しい山容だ。アクセントを添える木は、シロヤシオ。
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頂上はすぐだ。
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11:30広場のような山頂についた。手前に方位盤がある。後方の大きな山は日本コバ。
三角点は二等、あと40㎝なんとかならないかな,ちょうど1100mになるのに。
あちこち思いおもいの場所に座って休憩したり食事をとったりと、のんびりした山頂風景が広がっている。
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前回の入道もそうだったが、寝転がって空行く雲を見つめていたい、そんな心境にさせる頂上だが、何故か食事を済ますと反射的に、さあ降りようかになる。
12:15出発。
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帰りは石榑(いしぐれ)峠へ下る。しばらくは快的な笹原の尾根をルンルン気分で歩こう。
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薄いガスが上がってきた。三重に重なった山は、手前から三池岳、釈迦ケ岳、御在所岳で、右は雨 乞岳 。
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なだらかだった笹原が終わり樹林帯の激下りに入る。曲がりくねった道は県境の石榑峠で2m巾制限のある有名な旧国道421号だ。
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まだ登ってくる人も多いが、この急坂は大変だ。
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12:45重ね岩に着いた。若い6人のグループが岩の上に乗って写真を撮っている。
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シルバー登山隊も負けてはおられない、と岩にかけ登る。
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ハイ、チーズ。おや?一人欠けているけど・・・ハイ 岩に登るのが苦手なんです。
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峠まであと一息だ。樹木が削られ、滑りやすい砂ザレ状になった個所が何か所か見られる。登山道も花崗岩が雨に削られ、深い溝状になり、このままでは何百年か後には山が割れてしまうのでは・・・・
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滋賀県側の旧道には登山者の車が並んでいる。
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13:20石榑峠に降りてきた。楽しみにしていた石欂峠の風景は昔のままだ。登山者の車が狭い路上に並んでいる。
写真は滋賀県側からの三重県側だが、2m巾のコンクリートブロックは昔のまま健在、しかし新道に切り替わってからは、通行止めにしているようだ。
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滋賀県側。
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15分程お菓子休憩をとり、13:35国道を三重県側に下る。15分ほど歩くと、また2mの巾制限コンクリートの塊がドーンと頑張っている。
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この先が小峠で、登山道は国道と別れ左下の宇賀渓に下って行く。
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植林の中を少し歩くと谷に出た。
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狭い谷も次第にふくらみ水量を増してくる。何度か谷を左に右に渡渉を繰り返す。
ツルツルの岩はよく滑るうえに、頼りとするロープは長すぎ、体重をかけるとユーラユラ、人の力でしっかり固定させなければ危険だ。
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谷から離れ斜面を少し登ると再び下りになり、長い鉄ハシゴで降りる。
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ハシゴから急な涸れ沢を下ると高さ30mの豪快な長尾滝だ。
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ここからも渡渉を繰り返し、左から下ってくる谷を渡る。ここに五階滝がかかっている。
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登山道は谷から離れ山腹を巻き、やがて急坂で下ると鉄製の魚止橋を渡る。
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少し歩いて白滝吊橋を渡ると、登りの裏道分岐の東屋に15:20到着する。やっと緊張の連続から解放され、ヤレヤレ・・・・
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東屋で小休止の後林道を歩いて15:50 無事駐車場に帰り着いた。いや、無事と言っていいかどうか・・・・渡渉中に片足をツルリ ドボンとやってしまう。
河原の石を早い流れに投げ込んで足場を作ったり、7時間半のスリル満点の山旅、皆さんどうもお疲れさまでした。

さあ帰りは温泉が待っているぞ。釈迦ではぬるすぎる温泉、入道では病院内の温泉と、口には出さないが私の評価はガタ落ち?しかし今日は3度目、立派な温泉のはずだ。

三岐鉄道阿下喜(あげき)駅近くの「阿下喜温泉・あじさいの湯」¥500に16:05着。
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大きな建物で浴槽は広くゆったりでき、なかなかいい温泉だ。ついでに食事を済ませ17:45出発する。
帰りは渋滞もなく21:00自宅に帰ってきた。

尚Nさんから竜ケ岳は鈴鹿セブンマウンテンに入っている、と教えていただいたが、遠い昔に聞いたことがある名前だ。
しかし当時鈴鹿にそれほど興味がなく、すっかり忘れていた。
そこで帰ってから改めて調べてみると、1964年に近鉄と朝日新聞・名古屋TVが中心となって、鈴鹿セブンマウンテンの登山大会を始めた、とされる。もちろん三重県山岳連盟等の協力もあると思われる。
その七山は藤原・竜ケ岳・釈迦・御在所・雨乞・鎌・入道で、霊仙や御池が入っていない。
推測だが、近鉄及びその系列の交通機関から離れているからかな?
私は今日の竜ケ岳で全て登ったことになる。

当時竜ケ岳山頂に立てられていた、今はなきセブンマウンテンの看板。
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[ 参考データー ]

自宅出発5:25⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神)八日市IC⇒R421⇒宇賀渓駐車場8:05
出発8:20→裏道登山口8:40→尾根10:55→竜ケ岳11:30~12:15→重ね岩12:45~12:55
→石欂峠13:20~13:35→小峠13:50→長尾滝14:20→東屋15:20~15:30→駐車場15:50
出発16:05⇒R421⇒R306⇒いなべ総合病院西交差点右折⇒阿下喜温泉16:20~17:45⇒往路・自宅21:00

(走行距離 約420キロ  歩行距離 約11・5キロ  累積標高差 約1130m)


by hotaka443 | 2011-11-03 14:26