みちくさおじさん山を歩く

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北ア・燕岳から蝶ケ岳まで縦走・そしておまけの大滝山

燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ケ岳~大滝山 2010・9・17(金)~9・20(月) 天気 晴れ 但し下山の2時間は雨 メンバー4人+(先発5人)

燕は4年、常念~蝶は実に8年ぶりになる。お天気に恵まれれば裏銀座から槍~穂方面を常に右に、素晴らしい大展望が満喫出来るダイナミックコースになる。
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9月17日 中房温泉~燕岳
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姫路駅を3:40出発。先発隊5人は昨夜10時に出発、中房温泉の有明荘で仮眠をとり、燕山荘で合流予定だ。
播但道から3:55山陽道に深夜料金で入る。多賀SAでトイレ休憩、小牧JCTを6:15で中央道に入り、恵那峡SAでガソリンを補給する。

梓川SAで朝食をとり、8:45豊科ICを降りる。このICは、7月終わりの後立山行きに続き2度目だ。
県道、R147、県道を乗り継ぎ、9:30中房温泉に着く。車は下山地の三股まで、回送業者さんに予約済だ。

10:00支度を済ませスタート。売店の横から登山道は始まる。
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いきなり樹林帯の中のジグザグの急登が始まる。景色もなく退屈な道をひたすら登り、9:35第一ベンチに着く。右の谷に少し降りると沢が流れている。
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同じような景色の中の急登が続き、合戦小屋への荷揚げ用リフトをくぐると、第二ベンチに着く。
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さらに第三ベンチを過ぎ
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、12:25富士見ベンチに着く。ここで昼食にする。天気が良ければ富士山が見えるのだが、今日はモヤっており残念だ。
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登りも緩やかになり、密生した深い樹林帯はまばらになり、風化した花崗岩が現れる。
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13:10 合戦小屋に到着する。名物のスイカが、この季節なのにまだ営業中だ。真夏ならかぶりつきたいところだが、コーヒーをいただく。
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合戦小屋から15分ほどで三等三角点「濁沢」のある合戦沢の頭に着いた。ここでようやく燕岳が顔をのぞかせる。
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花崗岩の岩場にはこんな所もある。
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燕山荘が見てきた。
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14:25 燕山荘にゴール。
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先に宿泊申し込みを済ませ、燕岳に向かう。小屋の前から望む燕岳。

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燕岳は風化した花崗岩の山で、白砂の中に奇岩が林立した特異な風景が広がっている。
降りてくる先発隊とバッタリ。

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狭い二等三角点「燕岳」山頂。
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右端の雲の中に槍ケ岳。
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狭いピークの上に建つ燕山荘。
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ハイマツの中の岩が美しい。
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ハイマツ、白い岩と砂、赤い屋根、見事な色彩調和だ。
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夕食メニュー。
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(所要データー)
姫路駅3:40⇒姫路東ICから山陽・中国・名神・中央・長野道・豊科IC8:45⇒県道310⇒R147⇒県道25・327⇒中房温泉9:30
登山口10:00→第一ベンチ10:35→第二ベンチ11:05→第三ベンチ11:50→富士見ベンチ12:25~12:40→合戦小屋13:10~13:25合戦沢の頭13:40~13:50→燕山荘14:25~14:35→燕岳14:55~15:10→燕山荘15:35
(歩行距離 約8キロ 累積標高差 約1310m)

9月18日 燕岳~大天井~常念小屋
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濃いガスの中の御来光。
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朝食の献立。
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出発前に小屋の外で景色を楽しむ。ガスも切れ、快晴の空に突き上げる槍ケ岳。
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すぐ西は高瀬川をはさんで左鷲羽岳。その隣はワリモ岳で右は水晶岳。
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北を見ると燕岳、北燕岳、その後方に蓮華岳、そして鹿島槍の双耳峰が見える。
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小屋の横の高台から鹿島槍を少しアップで。その左の尖った山は五竜岳か。7月末はあの山々を縦走していたのだ、悪天の中を・・・今日のような好天の下を、もう一度歩いてみたいなあ。
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富士山は薄い雲がかかり、かろうじて確認できたが、写真に撮ると確認困難だった。
7:00今日は常念小屋までなので、ゆっくりのスタートとする。
左の大天井岳に向け延々と続く尾根。その右は穂高連峰。視線はどうしても槍に行く。
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比較的登り下りの少ない道の向こうに、大きな岩が見えてくる。近づくとスパッと両側を削り取ったような狭い間を通る。その向こうに大岩が見える。蛙岩だ。
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これが蛙に見える?
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次のP2678で一休み。振り返れば左 立山・右 劍がバッチリだ。手前は左から 烏帽子岳 南沢岳、不動岳あたりか・・・右端は針ノ木岳。
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P2678を過ぎると100mほどの大下りがある。下った分だけ登り返す。次のP2699を越すとコース唯一のクサリ・ハシゴがある。切通岩だ。見上げる大天井岳は遥かに高い。
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少し登ると表銀座・槍ケ岳への分岐に着く。
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分岐から約150mほどの登りだが、直接頂上に向かわず、左を巻きながら登る。振り返ると燕岳は遥か彼方になった。後方は左針ノ木と蓮華。
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大天井岳を見上げる。ハイマツと青空のコントラストがとっても美しい。
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9:55 大天井岳のすぐ下、大天荘の建つ広場に出た。
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「こんにちは」ベンチに座っておられる女性の声。きれいな御夫人だ。首から何かぶら下げておられるので見せていただくと、行程表である。

出発から下山後の温泉まで、コース・タイムが丁寧にコピーされていおり、燕から蝶まで縦走、上高地に下山される行程だ。横浜から一人で来られたそうで、単独行はなれておられる様子。
今夜は常念、明日は蝶泊まりで、我々と同じ行程だ。そういえば最近、有名な山に行くと単独行の女性によく出会うようになった。単独行は男、の時代は終わっている。    

ザックを置いて大天井岳に登る。10分程で頂上に。
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すぐ目の前に槍ケ岳。直線距離でわずか5.5キロ。北側にある小槍は上高地側から登ると見えない。
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ところで大天井岳の名称だが、一般的には「おてんしょうだけ」と呼ばれているが、「おおてんじょうだけ」と呼ぶ人もあり、定まっていないようだ。ちなみに三角点は3等で「天章岳」になっている。
下山途中から大天荘を見る。右の常念岳は雲の中。
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先に出発された御婦人から遅れて10:45 常念に向け出発する。ここから常念小屋の間は私にとって始めてのコースで、楽しみだ。名前は知らないが、紅葉が始まっている。
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このあたりにはサルが多く、何か草の実を食べている。こんな殺伐とした風景の中にも、食べるものがあるのだ。
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11:40 東天井岳の下を巻くあたりでお昼にする。
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燕山荘の私には少々かたいご飯のあと,女性が持ってこられた、私の好物 しょうが湯 をいただく。これからの季節向きだ。信州側からガスが上がってくるが,稜線を越えることはない。これが稜線を乗り越えて反対側に下ると、悪天になる、と言われている。
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12:25 出発。このコースで始めてチングルマに出会う。もちろん花は終わって羽毛状だが、風にそよぐとなんともいえない風情がある。2度楽しめる花だ。このあたりは夏はお花畑で、登山地図にも花マークが入っている。
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横通岳も裾を巻き、いよいよ常念乗越に向け急坂の下りになり、樹林帯に入る。樹林帯を抜けるとやがて常念小屋が見えてきた。
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14:05 常念小屋に着く。すごい人だ。「本日は大変混みあうので1畳に2人」の札がぶら下がっている。
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受付は大勢の人が並んでいる。すし詰めを覚悟したが、案内してもらった部屋は定員12名の一室。ここに9名だから一安心する。まずゆっくり眠れそうだ。

(所要データー)
燕山荘7:00→大天荘9:55~10:15→大天井岳10:25~10:35大天荘10:45→東大天岳下あたり昼食11:40~12:25→常念小屋14:05
(歩行距離 約12キロ 累積標高差 約950m)

9月19日 常念岳~蝶ケ岳~大滝山
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4時45分 早い時間だが朝食をいただく。(昨日夕食の写真は忘れる)
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今日は蝶まで。時間が余るので希望者を募って大滝山まで行くことにし、6名が先発だ。
フロントで昨日の御婦人をお見かけする。よく眠れなかったと とのお話だが、単独の場合はどうしても大部屋に押し込まれる場合が多い。今夜は同じ蝶ケ岳ヒュッテ泊まりだが、この状況から判断して、混雑が予想されそうだ。御挨拶をして出る。ちょうど日の出の時間だ。小屋の前の広場で御来光を。
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見上げる標高差約400mの常念岳。頂上はさらに奥でここからは見えない。
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5:45 大勢の人に混じって出発。まだ完全に目覚めていない身体に、いきなりの急登はこたえる。
急登から少し緩くなるあたりで一休み。手前の尾根に常念の陰が・・・
右の槍から日本最高所の峠 飛騨乗越 に下り、その左が大喰岳、その左の三角錐が中岳、その左南岳から一気に大キレットに向かって落ち込む。
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常念岳が近づいてきた。大勢の人の姿が見える。
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6:50 常念岳山頂を踏む。三角点は東に1時間ほど歩いた前常念岳に、1等三角点常念岳がある。高度は200mほど低い。
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360度の大展望が広がっている。左の明神5峰から前穂、吊り尾根を経て奥穂、涸沢岳、北穂、大キレット、南岳へと続く素晴らしい展望は、見飽きない。手前の岩壁は屏風岩で、その向こうが見えないが涸沢だ。
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7:05 次々登ってこられるので押し出し式で下山、蝶に向かう。延々と続く蝶への尾根、蝶は左端の平らな山だ。
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常念の下りは岩がゴロゴロして歩きにくい。
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30分ばかり歩いて常念を振り返る。
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9:10朝が早かったのでP2592で栄養補給。常念名物?のお昼の弁当、パンを広げる。
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蝶槍が近付いてきた。とってもカワイイ! 
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               左木曽御嶽、右乗鞍、手前右は霞沢岳。
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高度が下がり樹林帯に入る。
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最低コルに下ると、次は200m程の急な登りがあり、坂を登りきると10:25 蝶槍に着く。歩いてみると槍といってもそんな実感はない。常念岳を振り返る。昨日の同じ時刻には、左の大天井岳に立っていたのだ。
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10:45 3等三角点蝶ケ岳に着く。後ろの蝶槍には大勢の人の姿がある。
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ここまでくると穂高連峰に手が届きそう。
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蝶ケ岳ヒュッテが見えてきた。バックは蝶ケ岳最高峰。
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11:20 ヒュッテ手前の高台で昼食にする。パンもいいが激しい運動時の食事は、やはりご飯がほしいな、と思う。宿泊の受付は12時から。少し待ってから「久しぶりに今夜は混みそうで嬉しいです」とお姉さん。一区切り9人の部屋に案内してもらった。後発組の3人はまだ来ない。
12:20 おまけの山、大滝山に出発だが、先にヒュッテ南の蝶ケ岳最高峰に向かう。
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さて蝶ケ岳とはどこを指すのか、あいまいである。以前は三角点を蝶ケ岳と呼んでいたらしいが、現在は蝶槍2654m、蝶三角点2664.3m、蝶最高峰(長塀の頭)2677mをまとめて蝶ケ岳とする場合と、最高峰を蝶ケ岳と呼ぶ場合があるようだ。

また険しい山容の北アルプスには珍しく、蝶槍にかけて穏やかな二重山稜を形成しており、この稜線に挟まれた窪地を舟窪地形と呼ばれている。地形図から、またわかりにくいがこの写真からも確認することができる。
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最初の計画になかったおまけの山、大滝山。北峰、南峰があるが、平坦な地形で特定しにくい。
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12:40 大滝山へはヒュッテからテント場を横切り、三股方面を下っていくと、大滝山への道を分ける。
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少し進むと夏はお花畑になる広い場所がある。ここに遅くまで雪が残り、蝶の形をしているところから山名がついたといわれている。小さな池も何か所かある。
大滝山は北アルプスには珍しく、ハイマツ帯もあるものの、山頂までシラビソやダケカンバ、トウヒ等の原生林に覆われて静寂を保っている。そして蝶までの常念山脈の賑わいはここにはなく、まるで別世界である。

ようやく単独行の男性がやってきた。久しぶりに人間に会えた、という心境だ。「蝶からの往復だけど、山小屋は閉まっているし、何もないですよ」、との事。

もくもくと歩いて樹林帯からハイマツ地帯に出ると、前方に人影。2人の男性とすれ違う。これで3人目だ。なぜかホッとする。                         

鍋冠山から小倉に降りる分岐がある。熊注意の札がかかっているが、ほとんど人影もなくいかにも熊が出没しそうな雰囲気だ。
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狭い北峰を通過、再び樹林帯に入り、しばらくすると大滝山荘の前に出た。常念山脈のあの賑わいから、まるで取り残されたような静寂が、この山小屋を包んでおり、すでに閉鎖されている。

大滝山そのものにこれと言った魅力がなく、蝶に登るのにわざわざ上高地から徳本峠経由で大滝山に登り、約10時間かかるコースを歩く人はごくまれだろう。ほとんどが徳沢から長塀尾根経由で、6時間半程のコースをとる。歩く人が少ないので営業期間も7月20日~8月20日と短かく、定員わずか40人。それだけにこの小屋の雰囲気を、一度味わってみたくなった。
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経営者は蝶ケ岳ヒュッテと同じらしい。
但し期間外であっても、10人以上の団体は連絡下さい、との事だ。

ベンチで休んでいると、南から3人連れが登ってこられた。お話をすると、明神を7時に出発、徳本峠を通り、今夜は蝶ケ岳でテントを張られる予定。途中誰一人とも合わなかったが、少し先に新しい熊の糞があったそうだ。
三角点はすぐそこですよ、と教えてもらい、出発。池が3か所程あるが、一か所、獣の匂いがする所がある。
熊の水飲み場かもわからないので、足早に通り過ぎる。
                         
13:55 ピークらしきものがない大滝山に到着。三等三角点大滝がある。
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残念ながら西側のハイマツが伸びすぎ、穂高側の展望はない。することもなく、頂上を踏んだというだけで14:00 蝶に向かって引き返す。以前から延々と続く中村新道にポツンとある大滝山と大滝山荘、ルートはあるが果たして登山者があるのだろうか、とちょっと気になっていた山だけに、いいチャンスだった。
下山途中での展望。前穂から槍までの山並み。
手前の尾根は蝶から徳沢に下る長塀尾根。右端が蝶の最高峰になる。
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大天井岳と常念岳。大天井の手前に蝶槍の小さな突起が見える。常念岳から右に延びる尾根の先端が前常念岳で、ここに一等三角点「常念岳」2661.8mがある。常念岳は標高点2857mのみだ。
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帰りは誰にも合わず、蝶のキャンプ場手前でやっと大滝小屋で会った3人連れに追いつく。
15:30 蝶ケ岳ヒュッテに無事帰ってきた。これで燕岳からから大滝山までの常念山脈縦走は終わった。
夕食メニュー
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(所要データー)
常念小屋5:45→常念岳6:50~7:05→P2592 9:10~9:25→蝶槍10:20~10:35→蝶三角点10:40~10:50→蝶ケ岳ヒュッテ11:20~12:20→蝶ケ岳最高峰12:25~12:40→大滝山荘13:45~13:50→大滝山13:55~14:00→蝶ケ岳ヒュッテ15:35
(歩行距離 約15キロ 累積標高差 約1500m)

9月20日 蝶ケ岳ヒュッテ~三股~帰宅

明け方から雨になった。
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               早い朝食をいただき、雨具着用で5:30 ようやく明るくなったところで下山にかかる。
大滝山分岐を過ぎ樹林帯に入る。景色もなく単調な下りだ。雨は下るにつれ弱くなってきた。
7:30 歩くこと2時間 「まめうち平」に着いたので、小休止する。雨は上がったようだ。
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かなりの登山者とすれ違う。上高地から入るより短時間だし、静かな雰囲気のルートだ。変化のない雑木林の道が続くが、こんな感じのいい道もある。
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冷たい水が流れている。飲んでみると 美味しい! ここまで降りてくると三股まであと一息だ。
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8:50 常念岳からの道と合流する。このルートから常念に登り、蝶から今日の道を降りて来る三角コースを2度歩いたが、常念の登りも急登の連続だ。
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登山口の林道に出た。後ろを振り返る。
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9:00 駐車場に到着!お疲れ様。広い駐車場はビッシリ埋まっている。探すまでもなく回送業者さんはわかりやすいところに停めてくださっていた。雲が切れ、蝶槍がクッキリ見える。
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9:25 帰路に着く。ざっと42キロの山旅は無事終わった。後は温泉でゆっくり4日間の汗を流し帰るだけだ。9:45 帰り道にある「四季の郷・ホリデーゆ」に入る。大きな宿泊施設で日帰り温泉可(500円だが蝶ケ岳ヒュッテで400円の割引券をもらった) 
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山帰りの温泉は最高だ。のんびり湯につかり、館内のレストランでお昼を済ませる。

12:00 温泉スタート。楽しかった思い出を脳裏に焼き付けて、さて頭の切り替えだ。いつものことながら渋滞が気にかかる。まだ早いので、恵那あたりから先の渋滞はないだろうが、夕方になる名神を考えると憂鬱になる。

12:20 豊科から高速に入る。予想通り中央道はまずまず通過。名神に入り西に進むと、早速標示板に渋滞表示。いつものように八日市~栗東間が渋滞だ。25キロ弱を1時間ちかくかけ通過。うんざりする。

18:15 三木SAで夕食をとり大休止。19:30無事姫路駅に到着する。

下山時に2時間ほど雨に降られたが、縦走中は天候に恵まれ、槍~穂の大展望を満喫、暑くもなく寒くもなく快適な山旅だった。

ところで大失敗が一つ。最初の日、梓川SAでお昼の食糧を調達中、小銭を数えるのに一生懸命になり財布をどこかに置き忘れ。中房温泉で気がつく。
青くなって電話をすると、あった!「下り線に届けて置きますので帰りに寄ってください」 売店のお姉さん、ありがとうございました。お陰で山行中は無一文の借金生活を送る羽目に・・・・  

(所要データー)                        
蝶ケ岳ヒュッテ5:30→まめうち平7:30~7:40→力水8:20~8:25→登山口8:50→駐車場9:00
(歩行距離 約6.5キロ)
駐車場9:25⇒県道495 四季の郷ホリデーゆ9:45~12:00⇒県道495⇒R147⇒県道57⇒豊科IC12:20⇒梓川SA12:25~12:40⇒内津峠PA14:25~14:40⇒多賀SA15:35~15:40⇒三木SA18:15~18:55⇒姫路東IC19:15⇒姫路駅19:30⇒メンバーさん送って自宅着20:00

(走行距離 約1110キロ 歩行距離合計 約42キロ 累積標高差合計 約3760m)




        
by hotaka443 | 2010-09-21 15:13

若丹県境尾根の三国岳が 岡山の泉山に・・・・

泉山(1209.1m) 岡山県鏡野町 2010・9・14 (火) 天気 ガス後晴れ メンバー 単独


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8月31日の若丹県境尾根、頭巾山・八ケ峰山行の際、時間切れで断念した三国岳に再チャレンジ、ただ三国岳だけでは物足りないので、南に尾根伝いの養老山とセットにして本日に登る予定を立てていた。

寒冷前線が昨日南下、酷暑の空気と北の乾いた空気が入れ替わりさわやかだが、気にかかる事があり、早速朝目覚めると,気象庁3時40分発表の「短期予報解説資料」を開き、思わず、「そんなアホな!」

(東北地方から北陸にかけシアーラインが南下、線状の降水帯が延び、1時間に40ミリ前後の降水を観測、ところどころで発雷している模様・・・・)             
図ではシアーラインの先端が島根半島沖まで延び、雨雲も次から次へと南下、裏日本は終日降ったりやんだりでぐずつきそう。このシアーラインは天気図には現れないが、気圧の谷として判読はできる。

本日は中止!だが頭の中ではどこか行く山はないか、と探している。行くとすればシアーラインの影響の少ない西になるが、未登の山は・・・・そうだ手頃ですぐ行ける泉山の未登のコース、大神宮原コースを歩いてみよう・・・ということになり、遅くなったが8:15出発する。

中国道山崎ICを9時に入る。津山あたりから見る泉山は、雲は多いがまずまずの天気。院庄で降りR179を北上、しかし奥津温泉近くまでくると、頂上はすっかり雲に隠れてしまった。

奥津温泉を過ぎ、大幹線林道美作北線に入り、奥津ゴルフ倶楽部 を右に見て少し先に大神宮原コースの登山口がある。熊注意と大きく書かれている。

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舗装林道を少し上がると、手製の杖が置かれている所があり、ここが登山口だろうと少し広くなった所に駐車。
10:15分だ。
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準備を済ませ、10:35スタートする。ところが登山口は少し先にあり、駐車スペースもある。残念!これこれ歩きに来たのに、この横着者め!
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未舗装の林道が大きくカーブし、やがて登山道となって樹林帯に入っていく。すぐに急斜面になりロープが現れた。
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滑りやすい足元に注意しながら登りきると、休憩舎跡に出た。すでに取り壊され、土台だけが残っているが、地形図には建物として表現されている。このコース、もう10年以上も前の冬、ゴルフ場から深い雪の中5人でラッセルを交代しながら登った際、半分雪に埋まった小屋を見た記憶があるが、これだったのかな?・・・・・
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その横に看板があるが、年代物で文字は読めない。
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すぐに門扉がある。昔はこの大神宮原は牧場があったらしいが、その名残だろうか。
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植林や自然林が混ざり、登山道は雑草や笹が茂っていたりするが、踏み跡はしっかりしている。途中一か所
樹木の切れたところがあり、下のゴルフ場がみえる。
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短時間のコースだが、ひたすら急斜面を登るのみ。尾根が近くなると激登になり、延々とロープが張ってある。ガスが流れてきて、ポツポツと雨も落ちてきた。
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11:35 ちょうど1時間で中央峰に飛び出した。
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ガスの世界で視界は利かないが雨はやんだようだ。
11:50 だれもいない泉山山頂に着いた。
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一等三角点 泉ケ山。
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食事にする。北西の風が冷たく、昨日までのあの酷暑はどこに行ったのか、じっとしていると寒いくらいだ。
好天なら大山まで見える大展望も、すべてガスの中だ。暖かいうどんとおむすびの定番食のあと、コーヒーをいただく。すぐ下、笠菅峠に下る道に色づき始めた木が見える。
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12:30 予定では同じコースの往復だったが、面白味のないコースなので予定変更、笠菅峠に下る事にする。しかし3キロ余りの長い舗装林道歩きになるが、のんびり歩くのもいいかも、と笠菅峠に向かって下山開始。最初だけ急だが、展望もあり大神宮原コースより気持ちのいい道だ。
ところでこのコース、5年前の3月、雪の多い年で、笠菅峠より登り始めたが頂上に近づくにつれ雪庇の連続で、ついに頂上手前で危険を感じ断念、引返した苦い思い出がある。今歩いてみると,あの時がまるでウソのような平凡な道だ。
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少しづつガスが切れ、青空も顔を出す。どうやらシアーラインの先端部分が通過したようだ。行く手にササを刈って人文字ならぬ笹文字の泉山が浮かんでいる。いいアイデアだ。
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反射板の向こうに角ケ山がクッキリと見える。頂上近くは急登だが、美しい三角形だ。
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反射板にもいろいろな形があるようで、コイルのようなものが7本ぶら下がり、風に吹かれて反射板にあたり、音を立てている。   
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どうしても視線は角ケ山に向かう。右の谷間 の赤い屋根は、閉鎖になったキャンプ場の管理棟だ。登山道も管理棟横から始まる。
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笠菅峠の林道登山口に降りた。この林道は泉ケ山の東斜面を等高線に沿うよう南下、滝の多い中林コースにつながっているようだが、未確認。
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13:30 大幹線林道美作北線に出た。登山口の案内板。        
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ここからが大変、大神宮原登山口までの3キロ余りの舗装道歩きは疲れそうだ。途中から見上げる泉山。右の山だ。
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斜面を埋めつくす萩の群生。
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4~5軒の尾路集落のバックに湯岳1057.4mが。登ってみたいが、ヤブ゙山らしい。
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14:15 駐車地点に戻ってきた。2車線の立派な道だが、45分歩いたけど1台の車にも出会わなかった。
あまり汗をかいていないが、時間も早いし温泉でのんびりしようか。奥津と言えば「奥津温泉・花美人の里」だが、900円と少々高いのが難点。
そこでよく利用する、津山市加茂町の「百々温泉 (どうどう温泉)」に向かうことにする。ここは500円と安い。
14:25スタート。45分かかった林道をバックして笠菅峠に向かう。車だと5分とかからない。
峠から越畑におり県道75に。ここからは角ケ山はすぐだ。
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14:55 百々温泉に着いた。
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休日もよく空いているが、平日の今日はお年寄りが3人だけだ。
休憩所のテレビでは菅か小沢か、選挙の開票作業が写っている。見ていたい気もするが15:30 温泉を後にする。
15:45 中国道津山ICに入り、16:15山崎ICで降りR29へ。
17:00 自宅に帰ってくる。

(所要データー)
自宅8:15⇒R29 ⇒山崎ICより中国道・院庄IC⇒R179⇒大幹線林道・登山口 10:15
スタート10:35→中央峰11:35→泉山1150~12:30→笠菅峠13:20→駐車地点14:15
出発14:25⇒大幹線林道⇒県道75⇒百々温泉14:55~15:30⇒県道6⇒津山ICより中国道⇒山崎IC⇒R29⇒自宅17:00
(走行キョリ 約230キロ  累積標高差約 660m 歩行約距離 約8.5キロ)


           
by hotaka443 | 2010-09-14 20:48

猛暑との戦い・荒島岳

荒島岳(1523・5m) 福井県大野市 2010・9・5 天気・晴れ メンバー3人

昨年の5月以来の荒島岳。今日はYさんとHさんを案内して猛暑の山に飛び込んだが・・・・とにかく暑いのなんの、汗がダラダラ流れ落ちる。
さすが日本100名山の荒島岳、東北、関東のナンバーの車もあり、皆さん暑さに挑戦されているようだ。

今日で7回目の荒島岳、これまでしんどいな、と感じた事はなかったが、いや~ 本日は暑さとの根競の山行で、暑さがしんどかった。


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4:30 この時期になるとまだ夜が続いている真っ暗の中をスタート。山陽・中国・名神・北陸と快調に走り、福井ICを7:30に降りる。 大野で食糧を仕入れ、8:25閉鎖された勝原スキー場跡に着いた。
すでに多くの車が停まっている。快晴の空は、今日も暑くさせるぞ、と言っているようだ。
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8:35 準備を済ませてスタート。第一ロマンリフト終点まではスキー場内のまっすぐな舗装道路を登るが、結構傾斜はきつい。第一リフトの方はまだリフトの支柱は残されているが、第二ロマンリフトは撤去されたようだ。
ここからは石がゴロゴロして歩きにくいゲレンデを登る。特に下山時は疲れた足にこたえる石コロ道になる。
遮るもののない道は、容赦なく朝日を浴び汗が噴き出す。

9:25 リフト最上部に着いた。倒されたリフト支柱が横たわっている。目の前は荒島より100m高い経ケ岳で、その左下の草原は六呂獅高原スキー場になる。規模が大きく、温泉もあるのでこの狭い勝原スキー場は勝負に負けたようだ。
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ここから登山道に入る。しばらくは灌木帯だ。やっと直射日光から解放されホッとする。
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灌木帯を抜けると、ブナが林立する落葉樹下の気持ちのいい道になる。さわやかな緑の木漏れ日がふりそそぐ。少し進むと登山道にロープが張られ、左に新しい道が出来ている。急斜面のため雨で道路が削り取られたためのう回路だ。くねくねと曲がりくねった新道から、再び旧道に合流。以前はなかった木組みの階段が増えているが、山を守って下さる地元の人に感謝しなくてはいけない。
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珍しい形のブナの巨木。
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坦々としたり急登になったりのブナ林は続く。ところでいつも元気なスーパー女史のYさん、どうしたのか先ほどからちょっとしんどそう。今日は体調不良のようだ。ただでさえ無風でこの暑さ、体力の消耗も激しいだろう。風でも吹けば救われるのだが、無風だ。頂上まであと2キロ、Yさん頑張れ!
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ブナの大木地帯を抜け、湿地状の凹地に降り、再び急登。程なく第二の湿地の凹地を通過する。その先には若い落葉樹の密生する中の急登の階段が待っている。ここも以前はなかった階段だ。
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急斜面を直登すると小荒島経由の中出道コースと合流するシャクナゲ平だ。11:15 ただシャクナゲの木は見当たらないが・・・ここは休憩にもってこいの小広場だが、暑いので少し下がった木陰で一休みする。
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11:30 シャクナゲ平から30m程下ったコルで右に佐開コースを分け、いよいよ「もちがかべ」の急登にさしかかる。不安定な露岩にはクサリやロープ、梯子が設置してある。10年前の5月の連休に始めて登ったが、残雪が多く凍結しており、苦労した難所だが、この季節は全く問題なしだ。
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一か所北側の展望の開けたところがあり、白山の絶好の撮影ポイントだ。といってもこれは一昨年の5月のもの。
下の写真が今回のもので、雲が頂を隠している。左が白山御前峰2702m。右は別山2399m。
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振り返ると、小荒島と大野盆地が広がっている。

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急登が終わり、ダケカンバが現れると森林限界を抜け、展望が一気に広がる。最後の急登に挑むY女史。
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12:40 一等三角点荒島岳頂上に到着だ。途中でヤ~メた、と言いかけたY女史、元気になられてヤレヤレだ。
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南方の展望。中央の山が能郷白山(1617m)で、右のなだらかな山は姥ケ山(1454m) 
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北は二つのコブの山が経ケ岳(1625m)で、右の丸い山が赤兎山(1629m)
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東に視線を移すとアルプスの槍・穂や乗鞍・御嶽が見える・・・・と言いたいところだが、本日は視界が悪いので見えた事にしよう。
白山も相変わらず雲の中だ。西方を見下ろすと、ほとんど刈り取りの終わった大野盆地と大野市。
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以前山頂にあった不似合いな反射板と無線中継所が取り除かれ、その跡はきれいに整地され、丸太のベンチが置いてある。あまりの暑さで食欲は今一つだが、お昼にしよう。 
改めてあたりを見渡してみると、ずいぶん山頂が狭くなったな、との印象を受けるが、夏草があちこちを占拠しているためだ。
13:40 汗でズクズクで気持ちが悪いので、シャツだけ着替え、時間も遅くなったので下山にかかる。 
14:15 シャクナゲ平着。
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小荒島から見上げる荒島岳はなかなか迫力があり、是非行ってみたかったが、片道約20分は今からだと下山が遅くるので、パスすることにした。
15:20 登山口のリフト最上部に着いた。ここからが歩きにくい石コロ道で、疲れた足だけに要注意だ。     
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15:45 25分かけて石コロ道をクリアー、やっと最終行程の舗装道にでた。この下りもきつい坂である。
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15:55 ようやく駐車場に着く。すでに大半の車は帰ったあとだ。全身汗まみれで気持ち悪いこと。
一刻も早く温泉に入りたいので予定変更。16:05 何回か利用している、一番近い九頭竜温泉・平成の湯に向かう。
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16:15 小さなな温泉で¥500。よく混んでいるがやはり山には温泉だ。
露天風呂の写真を、とシャッターを押す直前、一人のおじさんがヌーと現れたがもう遅い。正面からでなくて ア~よかった。
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17:10 サッパリしたところで帰るとしよう。さてここまでくると、福井に出るより東海北陸道の白鳥ICの方が近いし、九頭竜湖の美しい景色が眺められるので、予定変更だ。
17:20 九頭竜川上流に建設された要塞のような九頭竜ダム。堰堤高さ128mの巨大なロックフィルダムの長野発電所。
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延々と続く湖岸のR158は風光明媚なドライブウエーだ。やがて明石海峡大橋の原型と言われる箱ケ瀬橋を見る。一昨年ここを渡って平家岳に登った時の写真。
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やがて九頭竜川の源流の油坂峠をトンネルで抜け、岐阜県に。標高750mから白鳥ICの400mまでトンネルと橋で大きく弧をえがきながら標高差350mを一気に駆け下る。東海北陸道道からこの巨大な構築物を見るのが好きだ。

名神に入ると、いつものように八日市ICあたりから栗東ICまでが渋滞。遅い夕食を大津SAでとり、21:45山陽姫路東に帰ってきた。

荒島岳に登った人のうち何人かは、もう行きたくない、という。やはり急登がそう言わせるのだろう。
深緑、そして紅葉がまた素晴らしいのだが・・・・


(所要データー)

自宅4:30⇒山陽姫路東ICより山陽・中国・名神・北陸道福井IC7:30⇒R158⇒勝原スキー場跡駐車場8:25

スタート8:35→リフト最上部・登山口9:25→荒島岳2キロ標識10:40→シャクナゲ平11:15~11:30→
荒島岳12:40~13:40 →シャクナゲ平14:15→登山口15:20→駐車場15:55

出発16:05⇒平成の湯16:15~17:10⇒東海北陸道白鳥IC17:40・⇒東海北陸・名神・中国・山陽姫路東21:45⇒22:05自宅着

(走行距離 715キロ 歩行距離約10キロ 累積標高差 約1200m)

by hotaka443 | 2010-09-06 18:08

若丹国境尾根・頭巾山と八ケ峰

頭巾山(871m)福井・おおい町/京都・綾部市  八ケ峰(800m)福井・おおい町/京都・南丹市 2010・8・31 天気・晴れ メンバー 単独

猛暑が続いているが、暑い時こそ山である。今日はもう一つ、青葉山のすぐ南にある三国岳にも登る予定だったが、頭巾山に入る林道がなんと木材切り出し作業で通行止め。テクテクの林道歩きで時間オーバーになり、残念ながら涙を飲む羽目になった。まあ今日は二座でガマンしよう。

               

頭巾山の巻
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5:25 自宅出発。播但道、中国道、舞鶴若狭道を走り,大飯高浜ICに 7:15に降りて県道16に入る。細くてカーブが連続する石山坂峠の山越えの難所は、新道の工事が始まっている。

R162に出て3キロ程走ると、右折「野鹿の滝」の標識を県道771へ入る。野鹿の滝は日本の滝100選に選ばれた滝で、登山道脇にある。
行き止まりの771はほとんど走る車はない。5キロ程走ると左折「野鹿の滝」の標識がある。
ところがなんとなんと、登山口に入る林道が通行ではないか。遠いところからはるばる来たのに・・・・
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ここに車を停めて歩くか、それとも行ける所まで入るか・・・とにかく様子を見に行こう、と通行止めの看板をのけて進入! しかし1キロほど入った所で、アリャリャ、こりゃ無理だわ。切り倒した杉材が山積。重機も4~5台入っている。
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林道入口に戻ってきて、さてどうするか・・・・実は頭巾山は昨年8月に南側の綾部市から登っている。しかし雨とガスで展望は全くなく、しかもカメラ忘れで記録も何もない。
そこで今回は「野鹿の滝」見学を兼ね、北側のメインコースを選んだのだが・・・・参ったな。

思案のあげく、せっかく来たのだから決行することにした。このあと八ケ峰に登り、最後に三国岳を予定していたが、三国はカットだ。入口近くに車を置いて歩きかけたが、作業の邪魔にならない所まで入れば、たとえわずかでも時間短縮になる、と思い直し、700mほど入った道路のふくらみに駐車した。

8:00スタート。作業現場に着いた。事務所を兼ねた作業小屋は、まだ時間が早いのでひっそりとしている。
20分ばかり歩いた頃、下の野鹿谷に降りる遊歩道の道標があり、案内板が見えたので下りてみる。
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川沿いに遊歩道があるので、帰りに歩いて見よう
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次に現れた案内板。まだ先は長い。
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8:25 野鹿の滝の降口に着いた。
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滝見学は帰りにして先を急ぐ。道路から覗きこむと滝の一部が見える。
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滝から少し先で舗装は終わるが、広い林道は奥に延びている。
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シャクナゲの群生地の標示があり、中腹以上の登山道沿いに群生している。
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8:50 駐車地点から50分、ようやく登山口に到着する。ここまで車の予定をしていたので、すごい時間ロスだ。
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ここから野鹿谷の河原に降り、対岸の斜面に取りつく。
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いきなりの急登が始まるが、道は定規で測ったように(少しオーバー)稲妻型に切ってある。植林の混ざった展望のない退屈な道なので、折り返しを20まで数えたが、後はわからなくなった。
やがてつづら折れの道は終わり、自然林の気持ちのいい道になる。、ところどころにイワカガミの群生地もあるが、そういえば南の綾部市からの道も、イワカガミ街道だったと記憶している。
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やがて大岩が現れ下を巻く。2ケ所ロープが設置されており、登りきって少し進むと三差路になった尾根に出た。山頂は左に100m程の所で、右に行くと尼来峠に至る。右の木にその小さな道標が見える。
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9:50 頭巾山に着いた。冠布山十二所大権現の祠がある。昨年もそうだったが、なぜか御神燈がバラバラに散乱している。毎年春に大祭があると聞いているが、直さないのだろうか?
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北西方向には双耳峰の青葉山が美しい。バックは日本海だ。
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北東方向は小浜湾に突き出した内外海半島の久須夜ケ岳?
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祠の裏側に二等三角点、点名「納田終村」がある。変な名前だが下の集落の名前だ。右は倒れそうな避難小屋。昨年は雨だったので食事の時にお世話になったが、居心地は??だった。
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西には弥仙山の美しい三角錘が目立つ。
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東方向。八ケ峰は写っているのかな?
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山頂を独り占めにしてコーヒーをいただく。のんびりしていたい気持ちに終止符をうち、下山にかかる。次の山が待っているので10:20スターだ。大岩の下を巻く。このコースで岩があるのはここだけだ。
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どこかで落とした地形図と、ザックにぶら下げていて気がついたらなくなっていた帽子とタオルを回収、あっという間に登山口に降りてきた。11:00だ。ここから長い林道歩きが待っている。
11:25 滝降口に着いた。
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これが落差30mの野鹿の滝。水量は多いようだ。
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さらに下流には「鱒止まりの滝」がある。しかしこれは滝と言うほどのものではない。
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流れに沿って下っていくと、東屋がある。このあたりは紅葉の季節は美しい事だろうな。
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上に並行している林道に戻り、しばらくすると作業現場が見えてきた。しかし来る時と違った光景が広がっている。新しく切り倒された杉材が乱雑に積み上げられているのだ。枝が払われていないので始末が悪い。乗り越えるのにひと苦労させられた。

ちょうどお昼になったのでタオルをもって河原に降りる人、シャツを着替えている人、材木の上で弁当を広げている人・・・「こんにちは」近くの人に挨拶すと、いきなり後からの声に大層驚かれた様子。
「山でしたか。入口の姫路ナンバーの車は…」「私です。通行止めなのに勝手に進入してすいません」「いや~こちらこそ。遠いところからなのに通行止めにしてすいません」感じのいい青年だ。
           
12:05 車に戻ってきた。お昼だがとにかく八ケ峰まで急がなくっちゃ。シャツだけ着替えて12:10出発する。

八ケ峰の巻

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県道711からR167に出て10キロ程東に走り、県道224に入ると、5キロ余り先に家族旅行村がある。

八ケ峰は4年前、南側の京都・美山町(現在は南丹市)側から登っているが、家族旅行村からのコースは実に10年ぶりになる。
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この建物の手前に山に上がる林道があり、八ケ峰駐車場の標示がある。少し坂を登った所にその狭い駐車場があった。12:35の到着だ。
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林道はかなり上まで登っているが,指定駐車場に置いて12:40出発。地形図を見ると9回のターンを繰り返し240mから400mまでを登っている。
10年ひと昔と言うが、この林道は10年前にはなかったように思う。炎天下の単純な林道歩きは、とにかく忍耐だ。
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13:00 林道登山口に着いた。車で来るべきだったな、と後悔する。
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「森林浴の森・日本百選」に選ばれただけあり、登るにつれ自然林の美しさに魅了される。ところで時間はそろそろ1時半に近い。
以前の記憶では作業小屋とベンチがあったはずで、そこで食事をするつもりだが、それらしきところがない。おかしいな、記憶違いかな?と歩いていると、潰れたそれらしき跡に出た。しかしベンチはないし、どうも雰囲気が違うが、とにかくここで遅い食事にしよう、とザックを開いて 「ありゃ!」と思わず叫ぶ。

車に置いている八ケ峰用の水をザックに入れ忘れているのだ。あわてて調べてみると、お茶がペットボトルの底にわずかとコーヒー1杯分程の湯が残っているだけだ。もちろん取りに帰れる距離ではないし、このコースには水場もない。

汗がダラダラ流れる炎天下、まだひと登りしなくてはならないし、おにぎりとうどんの食事はのどが渇くけど、ないものは仕方ない。

13:55 余りのんびりできない時間なので急いで食事を済ませ、出発だ。自然林の中の道なので、展望は全くないが、直射日光に遮られ快適だ。これで風が通ればいいのだが、無風状態だ。

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14:10 東の五波峠から尾根伝いに登ってくる道との分岐に着く。峠まで車で登れるので高度差も少なく、短時間で登れるので利用者が多いコースだ。
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ここからひと踏ん張りで14:25 二等三角点八ケ峰頂上に到着した。気持ちのいい山頂で、こちらも素晴らしい展望が迎えてくれる。
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頭巾山より東に離れたので青葉山も小さくなった。
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東方面の特徴のない山並み。積雲が空いっぱいに広がっているが、積乱雲に発達する気配はない。
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残りわずかな湯でコーヒーを沸かす。ちょうどカップ一杯分だ。残りはわずかのお茶だけ。あとは下りだけなのでもう大丈夫だ。
ジリジリと照りつける太陽はまだ夏を残しているが、季節の移り変わりを感じているのだろう、赤トンボが「秋よ早く来い!」と乱舞している。
まだ3回目だが、この山頂がすっかり好きになってしまった。秋の紅葉の季節になったら、今度は五波峠から登ってみよう。
14:40 もっとゆっくりしていたいが、15時も近い。そろそろ下山しよう。10分ほどで五波峠の分岐を通過。
ひたすら深い緑の中を下る。
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単独行はマイペースが保てるので早い。15:20 林道登山口に降りてきた。しかしここからの長い林道歩きが、素晴らしかった山の余韻を吹っ飛ばしてしまう。
ジグザグ歩きが面倒になり、ショートカットで草むらに飛び込むが、イバラで引っかいたり滑ったり。
横着するとロクな事がない、という見本だ。

15:40 わずかに残ったお茶には手を付けず、無事駐車場に帰ってきた。汗でベットリのシャツだけを着替え、16:05出発。
予定では県道1号(京都に入ればそのまま府道1号になる)沿いの、綾部温泉・二王の湯に入るつもりだったが、そこそこ距離があるし、大飯高浜のICの傍を通るので、気持ちは高速に傾いているのか、温泉はまあいいか、で16:35 ICに入ってしまった。

7月の西方ガ岳行きでは大渋滞で泣かされた舞鶴若狭道もスイスイ。舞鶴PA手前で登りそこなった三国岳の下を三国岳トンネルで通過。渋滞もなく18:05 無事砥堀ICを降りる。


(所要データー)
自宅出発5:25⇒砥堀ICより播但道・中国道・舞鶴若狭道・大飯高浜IC7:15⇒県道16⇒R167⇒県道711⇒野鹿谷林道駐車地点7:50

スタート8:00→野鹿の滝入口8:25→登山口8:50→頭巾山9:50~10:20→登山口11:00→野鹿の滝・鱒止の滝見学→駐車地点12:05

出発12:10⇒県道711⇒R162⇒県道224⇒八ケ峰駐車場12:35

スタート12:40→林道登山口13:00→食事13:25~13:55→五波峠道分岐14:10八ケ峰14:25~14:40→五波峠分岐14:50→林道登山口15:20→駐車場15:40

出発16:05⇒県道224⇒R162⇒県道16⇒大飯高浜IC16:35舞鶴若狭道⇒中国道⇒播但道砥堀IC18:05⇒自宅18:20

(頭巾山 歩行距離 約11キロ 累積標高差約 700m  八ケ峰 歩行距離 約8キロ 累積標高差 約580m)

by hotaka443 | 2010-09-01 06:05