みちくさおじさん山を歩く

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1年の締めは今年も氷ノ山・・・しかし・・・・

氷ノ山越(1250m)まで 兵庫・養父市 2009・12・27(日) 天気 ガスのち快晴 メンバー2人
昨年に続き今年もラストは氷ノ山だ。昨年は12月30日に登っているが、Yさんの体調不良で氷ノ山越でダウン。今年も再びYさんと登ることになったが、Yさんの雪山装備不携帯でなんとか氷ノ山越まではたどり着いたが、その先は進めず、やむなくUターンする。

暖冬傾向で今年の年末も雪不足か、氷ノ山国際スキー場も積雪20~30㎝。それでもリフト前のPには15台ほどの車が停まっている。こちらは1段高くなった道路に近い上のPに車を停める。下から係のおじさんがこちらに向かって数歩歩きかけたが、引き返す。わざわざリフトから離れた所に駐車するのだから、スキー客ではなさそう、まあいいか、といったところかな?
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林道入口には進入禁止のためのバリケードが一応置いてあるが、その先は見る限り雪はなさそう。軽の4駆がバリケードをひょいとのけ,走って行った。静岡ナンバーである。
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こちらは残念ながら2駆、親水公園の状況が分からないので歩きとする。道路は全く雪はないが、親水公園に着いてみるとPはやはり雪で入れない。先ほどの軽が路上駐車しており、若いお兄さんが一人降りてきた。単独で氷ノ山に登るという。もう1台駐車しているので本日の登山者は今のところ3台分だ。
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9:00 登山届を出してスタート。昨年に比べるとやはり雪は少ないようだ。今年はワカンをやめ、スノーシューだ。ただアズキコロガシの急坂に対応出来るかどうか・・・足の早い青年に先に行ってもらう。
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細いヘヤピンの登りは、やはりスノーシュでは少々もてあます。昨年は何人かのスノーシュ登山者に出会ったので、ワカンから変更したのだが・・・落差65mの布滝に着く。
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いよいよアズキコロガシのつづら折りの急登だ。気温2度。しかし雪のこの急坂は結構汗をかく。不動滝に着いた。遭難碑と供養のお地蔵さんが安置されている。滝は木の枝が邪魔をしてうまく写真に入らない。
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10:30 ようやくアズキコロガシの急坂を登りきる。
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急登をクリアーし10:35 地蔵堂に着く。ここで小休止だ。ズボ足のYさん、先行者の足跡をたどってきたので
歩きやすい。かえって図体の大きなスノーシュは邪魔になるのでは?という。今に見ておれ、ズボ足に後悔するから。
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小屋を出てしばらく進むと、単独のおじさんが降りてきた。話しかけると、朝早く来たが足跡もなく、雪が深すぎて氷ノ山越までも行けず、残念だが下山するという。ワカンを持ってこなかったのが失敗だったと。今年は暖冬で、まさかこんなに降っているとは思っていなかった、とも。
ズボ足でも平気、と強がりのYさん、よく聞いたか!木地屋敷跡を通過、このあたりから雪が深くなってくる。
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下山者の往復と単独青年の靴跡、そして私のスノーシュー跡を頼りに歩いてきたYさん、雪が深まるにつれ足がもぐるようになってきた。それともう一つ足跡がある。、先ほどから登山道に沿うように歩いている大きな足跡が・・・・
私の指をいっぱい広げて21㎝だから25㎝はある。クマ?わかりずらいのでコントラストを変えてみた。

クマと言えば数年前の正月、但馬の瀞川山に登った時、林道の雪の上が大きな動物の足跡だらけ、思わず首筋が寒くなった経験がある。木の殿堂の係員の話では、このあたりのクマは寒冷地と違い、あまり冬眠はしない、と話しておられた事を思い出す。
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とうろう岩の展望看板に着く。氷ノ山の中腹にある岩だが、あいにくのガスで見えない。
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弘法の水、一口水の標識を過ぎる。いつに間にか途中で退散した人の足跡が消えている。ズボ足ではこの雪は無理で引き返したのだ。吹きだまりは1mから積もっている。先行の青年も先ほどからワカンに履き替えている。

後から行くから先に行ってて、とYさん。大丈夫かいな、と気にしながら小屋を目指す。スノーシュは快適だ。ガスの中にボーと氷ノ山越小屋が見えてきた。
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なかなか来ないYさんが気になり引き返すと、両足が腰まで雪の中はまり込んでもがいている。悪戦苦闘、ようやく引きずり出す。強気だったYさん、ようやくワカン持ってくるべきだった、と反省の弁。

氷ノ山越の避難小屋12:10到着。先行の青年が食事を済ませ、今から空荷で山頂まで行って来る、と言って出かける。シャツ1枚の軽装で。ああ寒む!「甑岩あたり気をつけて」と一言。カレーうどんを作り、体を暖める。気温2度。先日の那岐山の―2度より気温は高い。
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12:50 山頂は断念して下山開始。山頂方面は深いガスで視界不良。
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登りほどではないが、Yさん、何度かあ足を取られながらもノンストップでアズキコロガシまで降りてくる。
急にガスが晴れ、快晴の空が広がってきた。気温3度、雪が重くなってくる。
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14:30分 無事親水公園に降りてきた。下山届を出し雪なしの林道を歩く。
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14:50 駐車場到着。スキー場のリフトは無人のまま運転している。15台ほどあった車はわずか5~6台だ。スピーカーから流れる音楽がなぜかむなしく感じる。Yさん「あ~あ疲れた、ズボ足も限度があるわ」

温泉は帰り道,R9沿いに「乙女の湯」と「万灯の湯」がある。乙女の湯は道路から少し入った山手の大きな温泉であり、地の利もありよく込んでいる。一方万灯の湯はまだ新しく、国道からかなり南に入った人目につきにくい場所にある。進入路も狭く、乙女に比べると客足が少ない。よって売り上げに少しでも協力する意味でも「万灯の湯」に飛び込む。やっぱり山には温泉が付きものやな~
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所要データー
自宅7:00⇒砥堀IC (播但道) 和田山IC⇒R312⇒R9⇒県道87⇒福定・氷ノ山国際スキー場駐車場8:45
駐車場9:00→親水公園9:20→布滝9:45→地蔵堂10:35~10:45→氷ノ山越避難小屋12:10~12:50→地蔵尊13:50→親水公園14:30→氷ノ山国際スキー場14:50
駐車場スタート15:00⇒温泉15:20~16:10⇒往路を姫路自宅に引き返す17:40着
(走行距離 198キロ 歩行距離8・8キロ 標高差700m )

                  
                 
by hotaka443 | 2009-12-28 05:33

雪の那岐山

那岐山 (1255m) 岡山・奈義町/鳥取・智頭町 2009・12・23 (水・祭日) 天気 ガス時々小雪 メンバー2名  

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最近1週間以上山から遠ざかると、イライラ・ムズムズ病が出てくる。昨日は冬型の名残で樹氷が見られたかもわからないが、Yさんがどうしても休暇が取られないので今日になってしまった。
しかし今日は残念ながら寒気も去り、冬型も崩れ樹氷はお預け。しかし積雪は40~50㎝、きれいな雪景色を見せてもらった。尚昨シーズンは2度訪れ、いずれも美しい樹氷にめぐりあっている。


7時自宅を出発すると同時に雨が降り出す。そして中国道に入ると雨脚も少し強まり、8:40 駐車場に着いても雨降りやまず。気分的に滅入るがここまできたら登るのみ。最初からカッパ着用の登山は久しぶりだ。年末の忙しい時、しかも雨空をついての登山、ご苦労さんなことだ。駐車場は3か所あるが、2か所はガランとして登山者の車は見られない。
但し下の道路沿い、トイレ横の駐車場に1台、登山者の車が止まっていることが、後でわかった。
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9:00 スタート。登山口の案内看板。雨は降り続く。ちょうど10年前、左の声ケ乢から右端の菩提寺まで雨の中を縦走したことを思い出す。
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今日はCコース⇒Bコースの予定だ。この距離だが、カシミールでの計測とではかなり少ないような気がする。GPSなら何キロになるだろうか?
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林道横断地点。ここから登山道に雪が現れるようになる。標高700あたりだ。どうやら雨はやんだよう。
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5枚看板までくると雪は多くなる。新雪が積もっているので、このあたりに降ったのは雨でなく、雪のようだ。
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10:00 標高1000mの大神岩に着く。
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大神岩よりみる雲海。あの下を走ってきたのだが、まだ雨が降っていることだろう。
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大神岩あたりは積雪は20㎝位か。
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登るにつれ積雪は多くなり、40~50㎝は積もっている。ガスも湧いてきたようだ。不意に雪の中から人の姿が・・・まだ若いきれいなご婦人で、一人で岡山市内からやって来たという。新雪の上にクッキリと一人の靴跡が刻み込まれていたが、納得。車はトイレ横の駐車場に停めているそう。思わず「一人は危険ですからご一緒しましょうか」と言いたくなるのを我慢、気をつけて、と言って別れる。 こっちの方が危険だったりして・・・・腹の中を見透かしたようなYさんの視線が、あんたはアホカ、と笑っている。
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樹林帯を抜け、尾根はすぐそこだが、しかし雪とガスで空との境界線もわからず、視界は不良。
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尾根に出る。風が強いので尾根筋の雪は少なく、3等三角点名義山 (山名と漢字が異なる) はまだ雪から顔を出している。
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避難小屋についた。11:05 少し早いが食事としよう。
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小屋の中の温度計はー2度を指している。使用済のレスキューシートが部屋の隅にすてられている。マナーのない人がいるものだ。
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温かいうどんをいただき、コーヒーをのみ下山準備にかかる。外をのぞくと、濃いガスは変わらずで、粉雪が舞っている。予定では最高峰から東に向かうBコースだが、視界はないし風も強いので引き返すことにする。
樹氷があれば尾根別れまでの間は最高の樹氷観賞コースだが・・・・
11:40 下山スタート。さまざまな木々の表情を見ながら、ノーアイゼンなので足元に注意しながら慎重に下る。
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13:20 駐車場に着いた。さて後は温泉だが、那岐山と言えば(湯郷鷺温泉)だ。
14:05 温泉に到着。今日も大勢の入浴客で混雑していた。
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所要データー
自宅7:00⇒R29⇒山崎IC(中国道)美作 IC⇒県道51・他⇒那岐山一番上の駐車場8:40
スタート9:00→大神岩10:10~10:15→三角点11:00→避難小屋11:05~11:40→大神岩12:15→駐車場13:20
スタート13:30⇒その他の道・県道51⇒R179・374⇒湯郷温泉14:05~15:10後はみちくさしながら18:30自宅着
(走行距離182キロ 歩行距離約7.5キロ 標高差690m)
                  
by hotaka443 | 2009-12-23 22:32

山の駅より~金ケ谷山~朝鍋鷲ケ山往復

金ケ谷山(1164.2m)~朝鍋鷲ケ山(1074m) 岡山・新庄村 鳥取・江府町 2009・12・13 (日)天気・曇りのち小雪 メンバー2人

毛無山から三平山に至る毛無山系縦走路は是非歩いてみたいが、なかなか機会にめぐまれない。西側からは毛無山~白馬山を越して俣野越まで、反対側は三平山単独のみ何回か登っているが、その中間の金ケ谷山から朝鍋鷲ケ山あたりは今回が始めて。全山縦走はあきらめて、山の駅(あじわいの宿新庄)の前から両山を歩いてみることにした。


この山に登る場合は、米子道・蒜山ICで降り、R482を左へ、1キロはど走って県道56に入るのが一番早い。かっては難所だった野土路乢は、新しく出来た野土路トンネルで抜けると、すぐ左手に山の駅がある。歩きながらのピンボケ写真。
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山の駅より左に入る舗装林道があるが、すぐに地道になる。この林道を約2.6キロ走ると登山口があるが、ものの300mほど走っただけで倒木が道をふさぎ、ありゃりゃ通行止め。(自然保護の意味合いで、故意の通行止め?)
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人力ではお手上げだ。あきらめてちょうど横にある広場に駐車、歩くことにする。9:15スタート。800mほど歩くとゲートがあり、クサリが張ってある。カギはかかってないので手で外せられるようだ。
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しばらく歩くと、木の切り株上に手彫りの芸術作品が、5体ほど鎮座している。フクロウと・・・・・
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林道が荒れて通行困難ならあきらめもつくが、路面状況はすこぶるいいだけに、歩きとは残念だ。
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するとまたこんな現場に出くわす。崖の上の木が折れて道をふさいでいる。
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登山口に着く。40分かかった。
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登山口入口は階段だが、すぐに枯れ葉の積もった登山道になる、。所々急な登りもある。
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この季節はどこも同じだが、葉を落として身軽になり、やがて訪れる雪に耐えるたくましい樹木と、枯れ葉を敷き詰めた登山道の構図で決まりだ。急坂部分は階段で乗り切る。
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毛無山系はブナが多い。30分ほどで毛無~朝鍋の縦走路の尾根に出た。
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気持ちのいいブナの中の登山道も、金ガ谷山が近づくと急斜面となり、120段の階段に助けられて登る。
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10:40 金ケ谷山頂上に着いた。
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狭い頂上だ。樹木が取り囲み、南の一角のみ視界がきく。2等三角点(点名蛇喰山)がある。もう少しいい名前がないものか・・・・全国で10万点以上ある3角点、名前を調べたら面白いだろうな。ところで古い地形図には金ケ谷山と山名の記入があるが、新しい地形図からは山名が消え無名峰になっている。
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金ケ谷山からは180段ほどの階段で下る。
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ブナの中の快適な道。
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朝鍋鷲ケ山が見えてきた。まるで丘のような山容だ。
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11:25 朝鍋鷲ケ山に到着する。頂上は山頂とは思えないほど平らで広い。まわりは立木に囲まれているので、展望台が設置してある。植生の違いで、この山にはブナは全く見られない。
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三角点はない。(感動の碑)感動の意味不明の為裏をみると・・・
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急勾配の階段で展望台に登ってみた。
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展望台に立つと一気に視界が広がる。正面の大山はあいにく雲の中。その右は烏ケ山。烏の下の茶色い山は三平山。
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蒜山三山。左の蛇ケ乢へ向かって高度を下げ、再びアゼチ・皆ケ山(左)に向かって高度を上げる。
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金ケ谷山と、下の画像は毛無山方面。
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感動の碑の前で食事とする。定番のうどんとおにぎり。気温1度と寒いが風がないだけ助かる。食事中、単独行の男性が登ってきた。国体道からだという。国体の際新しく造られた登山道だ。12:05 小雪が舞ってきたので下山にかかる。ここから毛無山まで縦走すると7キロだ。
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金ケ谷山への途中ノブナ林。このあたりはコケのついた木が多い。
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小雪の中往路を引き返し、林道に降りた頃は気温3度。霧雨に変わる。13:55、車に戻ってきた。
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14:05 出発。1~2分走ったトンネル入り口の手前にある五段滝。
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駐車場と滝に降りる遊歩道も設置されているが、雨がやや強くなってきたのであきらめる。 まだ時間が早いので、天気さえ良ければ宍道湖に落ちる夕日でも、と思っていたが、次の機会とし、蒜山やつか温泉(快湯館)でからだをあたためて帰る。
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所要データー
自宅7:00⇒R29⇒山崎IC・中国道⇒米子道・蒜山IC⇒R482 ⇒県道56⇒山の駅より金ケ谷林道駐車地点9:00
スタート9:10→登山口9:50→毛無山~朝鍋鷲ケ山縦走路10:20~10:25→金ケ谷山10:40~10:45→朝鍋鷲ケ山11:25~12:05→金ケ谷山12:45→毛無山方面分岐13:00→登山口13:20→駐車地点13:55
スタート14:10⇒県道56⇒R482⇒県道422⇒やつか温泉14:35~15:30⇒R313⇒湯原IC・米子道⇒
中国道・山崎IC⇒R29⇒自宅5:15
(走行距離 302キロ  歩行距離 約11・2キロ 標高差325m)

by hotaka443 | 2009-12-13 22:06

No34鳥取・智頭町 牛臥山~海上山 そしておまけの篭山

牛臥山(729m)~海上山(786.3m) 篭山(906.5m)鳥取県智頭町 2009・12・8(金)天気・晴れ メンバー・単独

今日の用事が昨日で終わってしまったし、日曜日は姫路市の一斉清掃日で山はお預けになっている。今日は移動性高気圧圏内で山陰地方もいい天気だ。ぶらりと山に行こうか・・・朝起きてから思いついたので、心の準備が出来ていないから近くで未踏の山、そしてなんとなく鳥取ががいいな、とさっそく道路地図を広げる。
すると智頭町の牛臥山という614mの山が目に入った。そのすぐ東に海上山786.4mもある。
PCで地形図を取り出して見ると450mあたりまで道路が上がっており、終点にアンテナが林立。その先は登山道が両山を縦走している。よし、これに決まりだ。


     牛臥山~海上山の巻き
7:05に自宅を出る。R29から県道724を経由してR179へ。佐用からR373に、西粟倉からは、中国横断自動車道「姫路鳥取線」のいわゆる直轄方式による無料区間が鳥取県河原ICまで延びており、途中の智頭ICで降りる。後は地形図を見ながら牛臥山林道終点まで車で山を登る。林道入口に案内板があるが、工事中の立て看板が邪魔をし、正面からは写真が撮れない。
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9:20 林道終点の広い駐車場に着く。地形図ではこのあたりに4等三角点(点名牛臥山)448.5mがある。
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アンテナが林立している中に、風車がある。
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トイレの横から登山口は始まる。
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風車の裏側に風車を近くで見るための展望台がある。ちょっと登ってみよう。
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これが目指す牛臥山らしい。
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枯れ葉の絨毯を敷き詰めた快適な道。
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常盤岩の看板がある。斜面に大岩がせり出しているだけだ。
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標識は随所にあり、迷うことはない。
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10:30 頂上に着く。
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石柱の文字は「うしぶせやま」で説明書きがある。
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智頭の町を挟んだ西には、大きな篭山がどっしりと横たわっている。見ていると無性に登りたくなってきた。1997年岡山労山踏査、山陽新聞社発行の「中・四国・兵庫の山百選」の本を持っているが、すごいヤブ山で熟達者向き、と書いてあったと記憶している。しかし見る範囲ではそうは思えない。むしろ草地が広がって様子だ。10年以上たてば林道も延び、山も変わっているかも。よし このあと挑戦するぞ!下の方に駐車場のアンテナ群が見える。
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左に那岐山、滝山、右の三角形の山は爪ケ城。那岐連山を北側からこんなにはっきり見るのは初めてだ。
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もう一度戻ってくるので、先に海上山に向かう。いくつかの小ピークを越え、11:05に着く。ここは樹木に囲まれ視界はない。ただ縦走した、という達成感のみの山だ。三等三角点(点名智頭山)がある。
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11:35牛臥山に戻ってきた。少し斜面を下った見晴のいいところで昼食とする。因美線を気動車が1両、警笛を鳴らして千代川の鉄橋をガタガタと音を響かせ渡っている。どこからかお昼のチャイムが流れてきた。時のたつのを忘れてしまいそうな、のどかな智頭の町の、美しい光景である。
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素晴らしい山頂だ。このままじっとしていたい、しかし目の前の篭山も気になる・・・
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南には穂見山(977m)の姿が美しい。2本の木の間の奥に三角形の山がうっすら見えるが、日名倉山。左の木の後の山並みは後山。
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単独行でこんなにゆっくり時を過ごした記憶がないが、40分ほど山頂での景色を楽しんだあと、去りがたい気持ちを振り切って下山にかかる。山頂で篭山の地形を頭に叩き込んで・・・

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篭山の巻き           

12:50 牛臥山の駐車場をスタート、牛臥山で大体の見当をつけておいた方向に車を走らす。那岐山の北側を津山に向かう県道6だ。少し走ると、なんと道路沿いに篭山の案内版が立っているではないか。登山道は3本あり、いずれも林道が延びている。12年前の本とはまるで状況が変わっている。現在位置は中田登山口なので右折して、篭山林道に入る。
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集落を抜け、曲がりくねった篭山林道をグングン登っていく。途中で舗装が終わり、地道を1キロあまり走ると、広い駐車場がる。帰ってから地形図を見ると標高450mあたりになる。
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登山口の案内看板だ。
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距離3430mか。今が13:20だから往復3時間みると、う~ん、この時期の山の中、日暮れは早い。しかしここまで来てかえるのもシャクだ。決行あるのみ!  しばらくは赤松の多い快適な道が続く。
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智頭農林高校の道標が随所に立てられている。細かい数字が書いてあるが、実測したのだろう。
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一面伐採された斜面に出た。植樹地帯だ。写真には入りきれないが、幅で100m位あるのだろうか?緩い傾斜で端から端までゆっくり登り、またUターンの繰り返し。5~6回、いや7~8回?おいおい、もう少し傾斜を付けたらどうなんだ、と思わず言いたくなる。
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のんびりロードが終わると一転、いきなりの急登になるが、それもあっというまで、尾根に飛び出した。素晴らしい眺めだ。あと1560mの道票がある。「水分補給を忘れずに」の注意書きも。まだ半分ちょっとしか来ていないのか。時間が少々気になる。今14時だ。予定外の山なので地形図は持ち合わせていないが、尾根を歩けば頂上に着く。高度計は770m。
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きれいなピークが2ケ並んでいるが、これじゃないな。残念!
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そのピークに立つ。道標はまだ1300m先だ。とげなど足元注意の標示。
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反射板がはるか前方にみえる。あのピークかな?
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尾根は快適な道だ。見晴らしもいい。振り返ると先ほど登った牛臥山も見える。しかし今はとにかく山頂を踏まなきゃ、と急ぐ。しかし反射板の後ろにまだ次のピークが待ち構えているぞ。
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薄くモヤっているが鳥取の町と日本海が見える。
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反射板手前のピークに着いた。さああと640mだ。見晴らし最高、と書いてある
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反射板のピークだ。頂上はまだまだ先、の看板。あと400mだ。ここはちょっとした小広場で、急がなければのんびりしたい場所だ。
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やっと頂上が見えてきた。あとひと踏んばりだ。と、突然東の空からものすごい爆音が響いてきた。その強烈な音に思わず首をすくめる。自衛隊の戦闘機だ。ところどころ雲がかかっているのと、スピードが早いので何機か確認出来ないが、爆音から判断すると4,5機くらいだろうか?篭山と南の那岐山の間の盆地状の上空で旋回を繰り返しているのか、雲の間から機体を横に傾けて現れたり・・・思わずデジカメを構えるが、シャッターを押そうとしても待ってくれるはずはない。
早い早い!時には篭山の上空をかすめる様に数分、やがて爆音を残して西の空に消えていった。すごい航空ショーを見ていささか興奮状態だ。すぐ西の境港市には航空自衛隊の美保基地がある。
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我に帰り目の前の頂上に向けラストスパート。やがて猫の額ほどの頂上に着いた。時刻は14:35。3等三角点篭山がある。次々に現れるピークと気になる時間に、精神的に少しお疲れだ。
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展望は雄大だすぐ南に那岐連山が横たわっている。一番高い左のピークが那岐山で滝山に続き、その右の端正な三角錐は爪ガ城だ。見慣れてりる南側からとは全く違った山容だ。
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西には角ガ山から三十人ガ山、三国山にかけての長大な尾根が続く。それとも黒岩高原か?東には扇ノ山から氷ノ山、沖ノ山から後山方面と素晴らしいパノラマが繰り広げられる。北はもちろん鳥取の町から日本海だ。熱いコーヒを沸かし展望を楽しむ。もう一度ゆっくり訪れたい山だ。海上山はカットして、牛臥山と篭山のセットがいいな、なんて考えながら・・・・しかしのんびりしておられない、時間が気になる。14:50分になった。急いで下山開始だ。
途中から牛臥山方面を。白いアンテナ群が見える。右後方の高い山は沖ノ山。
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30分で尾根道と別れ、少ししてあの「のんびりロード」にさしかかる。ここは登りで懲りたので登山道を歩かず、雑草の中を直下降だ。あっという間に下の登山道に着く。
15:40 駐車場に着いた。単独の場合途中休憩をとらないので、結構タイムは早い。篭山は飛び入りの山だったが、改めてゆっくり登りたい、素晴らしい山だと思う。
16:10帰途に着く。篭山林道から県道6に出た所で、夕日を浴びた牛臥山が正面に見えた。
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*中国横断自動車道「姫路・鳥取線」通称鳥取道。 直轄方式による工事で、佐用~鳥取間は全線無料です。
山陽道播磨JCTから鳥取IC間86.5㌔。 現在播磨JCTから播磨新宮間は有料で供用中、なんと日本一の赤字路線。ほとんど車走っていないもんね。で、播磨新宮から山崎JCT(中国道)間はなんとH32度開通予定だ。この区間は通称播磨道になっているが、ここが開通しないと通行量は増えない。
山崎JCTから佐用JC間は中国道を走り、佐用JCT~大原IC間はH22・3末開通。大原IC~西粟倉ICはH24.3開通。西粟倉IC~鳥取県の河原 IC間は供用中。河原IC~鳥取ICはH22・3開通。これによりH22年4月より、大原~西粟倉間約10キロほどを下の国道を走れば、あとは鳥取まで高速で結ばれます。

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所要データー 
自宅 7:05⇒R29⇒県道724⇒R179⇒佐用よりR373⇒西粟倉ICより鳥取道(志戸坂峠道路)⇒智頭IC
⇒R373⇒智頭町内より牛臥林道終点P9:20 
スタート9:50→牛臥山10:30~10:40→海上山11:05~11:10→牛臥山11:35~12:15→P12:40
牛臥山P12:50⇒篭山P13:15
スタート13:20→尾根14:00→反射板のピーク14:30→篭山頂上14:35~14:50→尾根別れ15:20→駐車場15:40
駐車場出発16:10⇒往路引き返し自宅18:40                 
(走行距離203キロ 登山距離 牛臥山~海上山約6キロ 標高差340m+篭山約7キロ 標高差410m)

by hotaka443 | 2009-12-08 22:54

地形図では名なしの伯州山

伯州山 (1044.9m) 岡山鏡野町・鳥取三朝町 2009・12・4 (金) 天気・曇り メンバー4人

昨年6月以来1年半ぶりの伯州山。深緑に燃えていたブナも葉を落とし、イワウチワの頃は賑わう山も、今はただひっそりとして、やがて訪れる厳しい冬を迎える佇まいに入っている。


自宅を6時半に出発。途中でメンバーを拾い、R29山崎から中国道に入る。この時点では天気の回復の遅れる中国山地を避け、手前の山にするか・・・迷っていたが、伯州山に行きたい気持ちが強く、決行することにした。
院庄ICで降り奥の方を見ると厚い雲に覆われている。が、回復するのはわかっているので、なんとかなるだろう、とR179を北に走り、泉山を見上げるあたりまでくるといまにも降りそうな空模様。
人形峠手前の、右折赤和瀬渓谷の交差点を折れ、そのまま直進し、赤和瀬集落の最奥の民家前の十字路近くの、道路の膨らみに駐車する。時刻は9:00、途中で休憩したので2時間かかっている。
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準備をしていると空車のバスがやってきて、運ちゃんが「あと少しだけバックして、ここで転回するから」と窓から首を出す。あわててバックすると「そんなに後退しなくていい、もっと前に来て」と今度は前進を促す。
「ここでいいです」と言うと、もっと前に来ていい、と熱心に言うので前進さす。運ちゃんやっと安心したのか、乗客ゼロで走り去った。こんな交差点近くで駐車したら、町では即紙を貼られるだろうな。傍のバス停の時刻表を見ると9:07の便だ。民家数軒がパラパラと点在しているだけ、こんな山奥にバスを走らせるのだから、会社経営も大変だろうな・・・・小雨が降ってきたが、雲を見ると通り雨ですぐやみそうだ。
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いろんなWebに必ず登場するこの写真の民家のおばさんが、我々の発する騒音が耳に入ったのか、ガラス戸を開けて話しかけてくる。 このおばさんには下山後、再び登場してもらう。
支度をして9:10スタート。登りは民家の横の道を北に進む滝谷コースだが、なぜか⇔の方向が東西になっているが、画像からいえば滝谷コースは上を指さねばならない。本谷コースは東(右)だから合っている。
枯れ葉に埋もれた赤和瀬川沿いの林道を緩やかな坂で登る。いつの間にか雨は上がっていた。
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15分ほどで大きな案内板の立つ場所に着く。⇒は沢沿いを直進になっているが、春の見事なイワウチワの群生地やブナの自然林の中を歩きたいので右折し、尾根道を登る。
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階段も結構多いが、それほど急な登りではない。
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この道は再び先ほどの赤和瀬川の谷筋に降りて元の道と合流するが、途中に昨年はなかった新しい尾根を登る新道がつけられている。しかし背の高い切り株が多いらしいので、雨あがりの今回は安全のため旧道に降りる。
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2度ほど赤和瀬川の沢を渡る。この沢は吉井川の源流だ。登るにつれ、ササと裸になったブナの林が続き、初冬の寒々しい光景が繰り広げられているが、美しい眺めだ。
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10:20伯州山荘に着く。入り口は壊れて閉鎖されているが、横のサッシのドアから出入りできる。
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内部は二間ありキレイに清掃されている。記帳ノートが置いてあるので記念に名前だけ記入する。
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小屋横の山頂への道標に従い左に入る。右の奥に向かう道が帰りの本谷コース。
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手入れされたササの中を5分ほどひと登りすると、伯州山山頂に着く。三等三角点(点名白作山)があるが、地形図には山名がない無名峰だ。山頂は狭いがササがきれいに刈られ、360度の大展望が広がっている。

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南方には左に花知ケ山(1247.5m)右端が三ガ上(1035.1m)、そのすぐ左後方に泉山がのぞいている。
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南東方向には列をなした山の斜面が並び、左後方には那岐連山が望める。
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西方には見えるべき大山・蒜山は靄っていて残念!東は恩原高原方面と中ほどの尾根には下山の登山道が見える。じっとしていると寒いので草々に小屋に引き上げ、まだ10:25と早いが食事タイムとする。
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11:20下山にかかる。小屋の前から東に向かって、ササがきれいに刈られた尾根筋の道に入る。本谷コースだが、この道には道標がない。途中から伯州山を振り返る。立木の後ろがピーク。
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二つほどの小ピークを越える快適な笹原の道だ。
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ピークからはいきなり急な階段の下りとなる。
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あとは落ち葉に埋もれた山道を歩く。
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林道に出た。林道終点にある登山口道標。
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ここからは単調な林道歩きだ。
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途中から舗装道路に変わり、30分あまりで両側の山が切れ、赤和瀬の集落が見えてきた。時計の針が止まったままのような、のどかな風景である。道端の田圃に今は使われていないビニールハウスがある。
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そのビニールを外した中には奇妙なものが、まるで墓石のようにブロックが整然と並んでいる。これは一体何だ?
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疑問はその場で即解決をモットーする好奇心旺盛な女性が、朝方のおばさん宅を訪問。私も遅れてお邪魔する。やさしそうなおばさんだ。疑問は解けた。なあんだ、ブロックの上に棚を置き、胡蝶蘭の鉢を並べ栽培するビニールハウスだった。 ふむふむ、 しかしこんな山深い集落と、あの都会風の胡蝶蘭が、失礼ながら結びつかないのだ。

12:35赤和瀬集落を後にし帰路に着く。まだ時間は早いので、あと一つ、三ガ上でも登れそうだが、夜用事もあることだし、温泉に向かう。10分ほどで上斎原温泉郷の「国民宿舎いつき」に併設された「クアガーデンこのか」に着いた。ここの露天風呂は、三ケ上から張り出す尾根の眺めがいい。特に冬の雪景色は素晴らしい。
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(地形図はクリックで拡大)
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所要データー
自宅6:30⇒R29⇒山崎より中国道⇒院庄IC⇒R179⇒上斎原天王交差点より赤和瀬集落終点駐車地点9:00
スタート9:10→分岐9:25→伯州山荘10:20⇒伯州山10:25~10:30→伯州山荘10:35~11:20→尾根別れ11:30→林道11:45→駐車地点12:25
スタート12:35⇒温泉12:45~14:00⇒往路引き返す⇒自宅16:55
(走行距離255キロ 歩行距離 約6キロ 標高差325m)
           


            
by hotaka443 | 2009-12-05 07:58

京都・夜久野の居母山(いもやま)を歩く

居母山 (703.6m) 福知山市夜久野町 2009・12・1(火) 天気 晴れ メンバー2人

夜久野峠から府道63号を北上すると、西垣バス停の待合所に(居母山登山口)の大きな看板がある。何度かこの道を走っているので気になっていた山だが、いよいよ登る日がやってきた。

8:30 自宅を出発。播但道で生野峠を下ると今日も濃い霧の世界だ。北近畿道に入るとガスは薄くなってきたようだ。
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山東ICからR9の夜久野峠に出て、府道63に入る。しばらく走るとガスが切れ、快晴の空が広がってきた。西垣バス停を右折する。
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坂道を登ると、すぐに桑谷集落の公民館に着く。ここを借りることにし、準備をしていると、5~6人のお年寄りがやってきた。「どこから来たんや」「イモ山に登るのか」「そんなしんどい事して楽しいか」丁寧に受け答えをし、「気をつけるんやで」の声に送られて出発する。すぐに舗装道路は地道にかわり、5分もすると獣除けの門扉の前にきた。クマ出没の札がかかっている。
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谷川の向こうの段々畑から声がした。わざわざ農機を停め「イモ山に登るんか、ご苦労さん,気付けてな」と親切だ。「クマいますか?」と尋ねると「ここんとこクマの噂聞かんな、大丈夫や」と手を振って見送ってくれた。門扉の中に入ると、林道は薄暗い植林の中をまっすぐに奥に向かって延びびている。
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しばらく歩くと林道は二股に着いた。道標が立っており⇒は左折を指している。小さな流れを渡り,落ち葉に埋もれた広い林道が奥に向かっている。
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(飛所コース)と(月の小坂コース)があり回遊出来るらしい。どこかに分岐があるのだろう、と思いながら落ち葉林道の坂道を歩く。
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門扉から25分、林道の終点に着く。飛所コースを登る予定だが・・・・
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はてな?道標もテープ類もないが、この沢沿いを詰めるのだろうか。地形図を見る。ここで林道は終わりその先は破線の記入がない。700mほど沢沿いを辿れば山頂に着きそうなので歩きだすが、小さな沢は荒れており、植林の中も枯れ葉が地面を埋め尽くし、踏み跡は見当たらない。
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先週の、このすぐ近くの東里ケ岳の記憶がよみがえり、潔く道標の所まで引き返す。

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そして改めてあたりをよく見ると、植林に少し入った所の道標を見つけた。
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近づいてみると、下山予定の「月の小坂コース」だ。
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ということは、あの荒れた沢沿いが「飛所コース」だろう。帰りに歩いてみよう、多分あの林道終点に出るのだろうが・・・月の小坂コースは最初は植林の退屈な登りだが、やがて自然林に飛び出した。紅葉もまだ少し残っている。枯れ葉を敷き詰めた気持ちのいい道だ。
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45分ほどで尾根に出る。消えかかった道標がある。今登ってきた月の小坂コースの案内だ。
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広々とした自然の公園のような感じのいい尾根を進むと、立派な道標のある分岐に着いた。
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頂上はすぐそこだ。ひと登りで居母山山頂についた。私設の立派な山名標示柱が立ち、鐘が取り付けられている。3等三角点(点名永岶)がある。12時ジャストで下からお昼のサイレンが流れてきた。
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北西方向と南の一部をのぞき素晴らしい展望が広がっている。すぐ東には伏見山とその後方に大きな三岳がドンと構えている。
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北東方面には遥か後方に大江山が、江笠山、郷路岳も見える。
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北には端正な東里ケ岳、そしてその後に隠れるように高竜寺ケ岳が重なって見える。左のほうは法沢山だろうか?
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南西方向の粟鹿山は大きく、頂上のアンテナ類も確認できる。
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鐘を鳴らしてみた。きれいな音色が澄みきった空気を揺るがし遠くに流れていく。
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無風でポカポカ陽気の見晴らしのいい山頂は去りがたしだが、1時間あまりで下山にかかる。先ほどの道標まで戻り、飛所コースに入った。この道はほとんどが変化のない植林の中だ。
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左側に沢が現れ、下るにつれ荒れてくる。適当に流れに沿って足場を探しながら下る。頂上から30分、やはりあの林道に飛び出した。この山はほとんど道中に道標やテープ類がなく、自己判断で登る山だ。やたらと道標類が氾濫している山が多い昨今、逆に人工物がなく、自然のままの姿が保たれていいと思う。
             
                 夜久野高原温泉で汗を流し、帰路に着く。
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所要データー
自宅8:30⇒播但道⇒北近畿豊岡道・山東IC9:30⇒連絡道からR9⇒京都府道63⇒桑谷集落公民館10:00
スタート10:10→獣除ゲート10:15→分岐点10:25→林道終点10:40(登山道わからずUターン)10:55→分岐点11:00~11:05→月の小坂ルートから尾根に出る11:50→居母山山頂12:00~13:05→
飛所コースで林道終点に出る13:35→獣除ゲート13:50→公民館13:55
公民館出発14:10⇒夜久野高原温泉14:20~15:30⇒北近畿道・山東IC15:45⇒北近畿道⇒播但道⇒
自宅17:00
(走行距離 約160キロ 歩行距離約5.2キロ 標高差460m)

by hotaka443 | 2009-12-02 18:42

岡山・大空山~富栄山

大空山(1103.7m)~富栄山(1205m) 岡山県鏡野町 2009・11・29 天気・晴れ メンバー9名

3月29日以来ちょうど8カ月ぶりだが、R179から県道56に入ると、乗用車1台がやっとの細いヘヤピンカーブの箱乢という峠越えの難所があったが、工事中だった新道も開通、ずいぶん近くなった感じがする。
また、以前は猛烈なヤブ山だったので、元に戻っていないか心配だったが、よく手入れされていた。


姫路駅を7:00に出発。西に行くのには珍しく播但道を利用、福崎から中国道に乗り院庄で降りる。R179から県道56・65で(のとろキャンプ場)の登山口に9:05に着く。
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9:20 スタート、いきなり階段が待ち構えている。
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P816までひと登りし、沢まで下って丸太橋を渡る。
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ここからは再び斜面に取りつく。かなり急な登りもあり、何か所かに設置されたロープに助けられ、高度を稼ぐ。
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ほとんど展望がないが、チラリと大空山がのぞく。
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スタートから35分ほどで大空山と富栄山の分岐に着く。
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ササが刈られ、手入れのゆきとどいた道を10分余り歩くと、11時ジャストに大空山に到着だ。狭い山頂には三等三角点(点名大山)がある。
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東方面の展望が開け、手前の尾根の後方に泉山が、さらにその後方に那岐連山が望める。素晴らしい眺めだ。
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10分ほど休憩し、富栄山に向けUターン。先ほどの分岐を通過。富栄山が近づいてくる。(左側の山)
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大空山より30分ほどで富栄山に着く。こちらは4等三角点(点名白賀)がある。あいにく大山のある北西方向は霞んでいるが、二本の立木の間に下蒜山が見えるのだが・・・・
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山頂に立つ展望台。
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左にきれいな山容の若杉山。
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昼食後下山開始だ。分岐を過ぎ、遥か下に見える温泉に向かってピッチは進む。温泉の向こうの富士山のような端正な山は霰ケ山1074.2mで登行意欲が湧くが、ヤブ山だ。1時間半ほどで駐車場に着く。
支度をし、すぐ下にある岡山で一番星に近い温泉、のとろ温泉に向かう。
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富栄山から大空山にかけての稜線を眺めながらの露天風呂は、最高の贅沢だ。
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所要データー
姫路駅7:00⇒播但道⇒山崎IC/中国道⇒院庄IC⇒R179⇒県道56⇒65⇒のとろキャンプ場⇒9:05登山口P着
P9:20→丸太橋9:35~9:45→大空・富栄分岐10:45~10:50→大空山11:00~11:10→分岐11:25→富栄山11:45~12:20→分岐12:35→丸太橋13:20→P13:45
P14:05⇒温泉14:10~15:30⇒往路⇒姫路駅17:45
(走行距離 約280キロ 歩行距離 約7.5キロ 標高差470m)

by hotaka443 | 2009-12-01 21:38