みちくさおじさん山を歩く

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大峰山脈・行者還岳1546.2m

行者還岳  2009.8.25 (火) 天気 晴れ メンバー二人

大普賢岳と弥山の中間にあり、鋭角の山容を誇る行者還岳は以前から気になっていた山である。
やっと訪れる機会がやってきたので、姫路のSさん宅を6時に出発した。途中ラッシュにぶつかったが、行者還トンネル西口に9時に到着した。平日にもかかわらず、すでに7~8台が停まっている。
(余談だが以前このトンネルを歩いた事がある。駐車場がいっぱいで東口に駐車して西口まで。明かりがなく通過する車にヒヤヒヤ。そして何よりも鼻をつままれてもわからな闇の世界。気持ワルかった~)
以前の行者還林道を国道に格上げしたが、国道らしき設備はなされていない。冬季は閉鎖だ。
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支度をして登山届を提出、弥山方面と同じ橋を渡る。
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すぐに左の斜面に取りつく踏み跡があるが、標識がないので見落としやすい。尚この道は地形図には記載されていないが、ほぼトンネルに沿うようにすぐ南に張り出した尾根を登り、1460mあたりのピークで奥駆道に合流しているのではないか、と思われるが、定かではない。GPSがあれば確認できるのだが・・・
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いきなりの急登で、しかも滑りやすいので木の枝をつかんで登る。ロープが設置してある所もある。
20分ほど登ると傾斜も緩くなり、はシャクナゲや笹があたりを埋めつくす道になり、40分ほどで奥駆道の縦走路に飛び出す。右は弥山、左が行者還岳~山上ケ岳方面だ。世界遺産に要録されてから、立派な石柱の標識が立てられている。
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奥駆道は笹原の中の快適な道だ。シロヤシオの木が多く有名なので、シーズンには花のトンネルになるだろう。ドウダンの木も混ざっている。
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すでに色を染めはじめた木もある。ドウダンツツジか・・・・
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大普賢岳が木々の間から顔をのぞかせた。
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笹原の中にトリカブトが咲いていた。花は終わっているが,クサタチバナの群生地らしき所を通過する。
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一部石灰岩の露出した場所があるが、緩いアップダウンのある、おおむね快適な笹原の道が続く。
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5~6年前に、新しく建て替えられた行者還小屋に着く。2階部屋もありかなり広い。炊事場の蛇口からは水も出る。
裏に雨水をためるタンクが設置されており、別棟にはトイレもある。
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小屋の裏が切り立ったガケの行者帰還岳だが、道は山の下を大きく巻き、遠回りして北側から戻るような格好で登る。
写真では傾斜がわからないが,急勾配の階段に突き当たった。手すりがないので四つん這いで登る。
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小屋から15分ほどで分岐に着く。右は山上ガ岳方面で、左が行者還岳だ
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背の低い笹原の急斜面を10分のど登ると山頂に着いた。シャクナゲやヤシオの木で山頂は囲まれている。
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古い3等三角点。三角点の文字は右書きだ。
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山頂で昼食をとる。展望は全くないが、少し東に行くと断崖の上に出る。南側が開け、下は足がすくむ垂直な断崖絶壁だ。広大な樹海が広がり、弥山・八経がそびえている。大峰の山は深い。
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景色を十分に堪能したので下山にかかる。同じ道を引き返すが、登りにつかった尾根までの直登道はパスし、少し遠回りになるが弥山からのコースをとることにした。右に登ってきた道を見送り、少し進むと第57番札所一ノ多和の、今にも倒れそうな小屋に着く。倒木が屋根を直撃している。
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2~3分でトンネル東口から登ってくる一ノ峠(地形図では土の右に上下と書いてある。読み方は?)との分岐に着く。
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やがて南下してきた道は西に向きをかえ、弥山方向に進む。バリコヤの頭とその右に稲村ガ岳が見える。
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やがて人の声が聞こえるようになり、弥山から下ってくる道に合流する。
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弥山組に混じって石のゴロゴロした歩きにくい道を一気に下る。以前の記憶ではこんな石ころだらけではなかったと思うのだが、雨で土が流されてしまったのだろうか・・・駐車場に15:15着。停まっている車はすべて弥山組のようだ。行者還岳では山上ガ岳から降りてきた単独の、相生から来たという男性に会ったのみだった。
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行者還岳の写真が一枚もないことに気付き、帰りの車窓からパチリ。しかし手前の山が邪魔をしてほんの一部しか見えないが、写真の右側が切り立った崖で、その下に山小屋がある。帰りは少し寄り道し、洞川温泉で汗を流して20時ころ無事帰宅した。

*古い地形図やガイドブックでは、ちょうど小屋の近くを高圧線が横切っているが、世界遺産に登録されることになり、撤去された。大川口からこの高圧線に沿って登山コースがあり、〇〇本目の鉄塔を、などと記されているが、鉄塔がないので要注意だ。

所要データー
姫路6:00⇒姫路BP・第二神明・阪神高速・阪和道・南阪奈道路葛城IC7:30⇒府道30号・R309⇒行者還トンネル西口駐車場9:00
駐車場発9:20→奥駆道縦走路10:00~10:10→行者還小屋11:00~11:10→行者・山上ガ岳分岐11:25→行者還岳山頂11:35~12:40→行者還小屋13:00~13:10→トンネル西口下山道分岐14:00→一ノ峠14:05→弥山道合流14:30~14:40→駐車場15:15
駐車場15:25⇒洞川温泉16:00~17:00⇒往路を引返し20:00姫路着
(走行距離約370キロ 登山距離約9キロ)

 
by hotaka443 | 2009-08-26 21:47

室堂~立山連山~大日三山縦走~称名の滝

歩きました25キロ 2009・8・14~16 (金~日) 天気快晴~ガス  メンバー 2人

南アの赤石、荒川方面を予定していたが、地震で高速は通行止め。急遽行き先変更して立山から大日縦走に変更する。メンバーも4人の予定が急用で2人キャンセルになり、2人で14日6時に出発する。帰省にぶつかるので果しててどうなるか・・・山陽・中国は順調に走るが、名神に入ると混雑しはじめ、北陸道に入るとあちこちで事故や自然渋滞の標示がはじまった。遅くても立山駅13:30発のケーブルに乗りたいので、渋滞にぶつかるたびにイライラする。なんとか立山ICを12:15に下車、ヤレヤレだ。13時前に立山駅近くの駐車場に着く。あちこちに点在している駐車場も満車で閉鎖。はるか彼方は空いていると教えてくれたが、しかしそこは度胸で駅に一番近い駐車場に入り、なんとか1台分のスペースを見つけ駐車する。
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ケーブル・バスとも待たされることもなくスイスイだ。もっともこの時間に登る人は少なく、山屋さんは我々のみで,あとは観光客ばかりだ。
立山駅辺りは雨上がりでガスっていたが、美女平に着くと2~3m先が見えないほどの濃いガスに包まれている。車窓の景色はゼロに近いが、登るにつれガスの隙間から青空がのぞきはじめ、2200mあたりまで登ると快晴の空が一気に広がり、思わず素晴らしい高原風景に歓声があがる。私は”晴れ女”と横でつぶやく。
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14:30予定通り室堂着。観光客で混雑する中を、一ノ越に向けスタートする。立山三山が青空の中に立ちはだかっている。素晴らしい眺めだ。道の両側にはチングルマが多い。一か所雪を割って道が付けられている。ミニ大谷みたい、と相棒さんの声が。
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16:00 今日の泊まりの一ノ越山荘に着く。手続きを済ませ部屋に入る。大きな山小屋で1・2階合わせると35部屋ほどあるが、食事の時数えると35人。
一人の人はいないようなのでかなりの空き部屋がありそうだ。
この時期の山小屋は布団一枚に2人は覚悟しなければならないが、4畳あまりの部屋に我々二人だけ。
まさに天国である。山小屋の位置が、時間的に中途半端な場所にあるからか?
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夕食まで夕暮れの景色を楽しむ。存在感のある槍の右は穂高連峰で、左はどっしりとした野口五郎岳から
三ツ岳・烏帽子と 裏銀座の山並が続く。左下の谷は黒部湖だが、暗くて見えない。
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広々とした部屋で山小屋では珍しく7時間グッスリ眠り、15日は快晴のもと4:40にスタートする。
振り返ると朝日を受けた薬師岳が美しい。その左は黒部五郎岳で、さらにその左の尖った山は笠ケ岳だ。
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一等三角点2991.6mの立つ雄山。雄山神社は3003mだが、ゲートがあり500円だったか?祈祷料金が必要だ。
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                雄山から槍~穂を眺める
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立山の最高峰大汝山頂上3015m 後ろに剱岳が顔をのぞかせている
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              2999m富士ノ折立と美しい高績雲。日本海の高気圧に覆われ秋の気配だ
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真砂岳2861mから眺める右奥大日岳・中央が大日岳・左が中大日岳の大日三山。今日の予定は中大日岳と、大日岳のコルにある大日小屋までのロングコースだ。真砂岳を少し下ったあたりで小屋の朝弁当にする。
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                 2874m別山頂上

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歩いてきた道を振り返る。右はパスした龍王岳・浄土山。その後方に薬師岳
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5年前に登った剱岳2999m。緊張させられるカニのタテバイとヨコバイ、そろそろ挑戦しなければ・・・ それにしても2874mの高さの別山から望む剱岳は、いまいち迫力に欠ける。   
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 別山で立山連峰とお別れし、別山乗越まで一気に下る。ここは剱・立山・大日・室堂方面から登山道が集まる要所だ。以前お世話になった剱御前小舎が建つ。
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 ここから大日岳までの縦走コースは、数々の種類の高山植物が咲き競う素晴らしい花街道になる。
 快晴の空にいつしかガスが山頂部分を隠しはじめた。大きなすり鉢状の地獄谷の噴煙が見える。        
 前回は写真左側に見える白い大きな建物雷鳥沢ヒュッテに泊まった。24時間入浴可の温泉付きだ。その右の赤い屋根はロッジ立山連邦
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 ガスは濃度を増し、あたりの景色を隠してしまうが、次々と見せてくれるお花畑が心をなごませてくれる。
 室堂乗越あたりで昼食とする。食後30分くらいで奥大日岳に着く。2605.9m 剱岳の大展望らしいが、まわりはガスの世界だ。狭い山頂は大勢の人で満員。標識の2611mは間違い。400mほど離れた地点にある最高峰で、登山道は下を巻いている。
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ガスで先がわからないが、行けども行けども次々とピークが現われる。奥大日から2時間弱、やっと日本庭園を思わせる”七福園に着いた。ガスの中の始めての道は、とっても遠く感じるものだ。 ハイマツ等の緑と岩の配置が美しい。
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道は桟道に変わり、しばらくするとガスの切れ間からようやく下のコルの大日小屋が見えてきた。スタートから10時間あまり
長かったなー
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大日小屋は40名と規模は小さいが、ランプの小屋として有名だ。ここは決して詰め込みはせず、布団1枚に1名を守ってくれているのはありがたい。
あぶれた人は食堂で寝て下さい、だったが、新しいプレハブが表に建てられていた。本日は54名、14名がプレハブ泊まりだ。一息ついて500m先にある大日岳2498mに登る。最高点は少し離れたところに2501mがある。標識の横の斜めに倒れかかった三角点は2498mだ。相変わらずガスで視界ゼロ。
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先月の西穂山荘は布団一枚に1.5人で眠れなかったが、今回は一ノ越山荘といい、ゆったりしていて安眠できた。なお夜は大日小屋自慢のはギターの演奏があり、楽しいひと時だった。
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16日 朝目覚めると同時に、まだ暗い外に出てみると、すぐ目の前の剱岳は黒いシルエットで威容を誇っている。(写真を撮ろうとしたらカメラの調子がおかしい。称名の滝まで残念ながら写真撮れなかった) しかし見る見るうちにガスが谷から駆け上ってきて、すべてを隠してしまった。今日は下山だ。

4:55 大日平に向け出発。標高差650mの急降下が待っている。5回ほど沢を渡り、傾斜が緩んだ頃,道は桟道にかわる。広大な湿原の大日平だ。
池塘もあちこちに見られる。大日平の南は称名川に向かって急激に落ち込み、また駆け上がった対岸には広大な弥陀ケ原が広がっている。雄大な眺めだ。
途中に大日平山荘がある。ここには自販機も設置してある。ベンチを拝借し大日小屋の弁当朝食とする。 相棒は500円のカップラーメンを注文だ。

小屋をスタート、なおも桟道が続く。結局1時間近くも歩いたが、これだけの距離の木道工事は大変だっただろうなと感謝する。”牛の首”という両側が断崖の急斜面を過ぎ、大日山荘から4時間で大日岳登山口に無事降り立った。舗装道路にはゾロゾロ人が歩いている。突然別世界に飛び込んだような気持ちになる。ここから10分ほど称名川を遡った所にある「称名の滝」に向かう観光客だ。その人並に混ざり、滝見物に向かう。

称名の滝は4段であわせて350mあり、落差日本一の滝だ。なるほどいろいろ滝は見てきたが、スケールが違う。遠く離れたところまで風に乗って水しぶきが飛んできて、まるで霧雨の中を歩いているようだ。写真を撮っても 逆光とレンズがしぶきを浴びボヤけてしまう。
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称名滝バス停まで歩き、10:05発ノバスに乗り、15分で立山駅に到着する。1時間に1本の滝見物用のバスだが、客は十数人の登山者ばかり。観光客はやはり車だ。
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帰りは有峰湖に向かう道路を少し走ったところにある亀谷温泉の国民宿舎「白樺ハイツ」の温泉で3日間の汗を流し、サッパリして帰路に着く。
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帰省のUターンラッシュを覚悟していたが、一部で渋滞が見られた程度で、12時前に立山ICに入り、18時半に姫路東ICに帰ってきた。
まずまずの天候にも恵まれ、多くの高山植物の世界に浸り、山小屋の混雑もなく、素晴らしい山旅が堪能できたのは幸せである。多くの花に出会えるのは,剱御前小舎から大日岳の間で、チングルマ・ミヤマシオガマ・ウサギギク・イワキキョウ・タカネハハコグサ・チシマキキョウ・トウヤクリンドウ・タカネマツムシソウ・シモツケソウ・ハクサンイチゲ・ハクサンフウロ・クガイソウ・ミヤマトリカブト・シナノキンバイ・ミヤマキンポウゲ・ミヤマダイコンソウ等々、その他名前の知らない花も多々ありだ。

主要データー
8月14日(金)
姫路6:00⇒山陽・中国・名神・北陸自動車道立山IC12:15⇒県道3・6号立山12:55⇒ケーブル・バス13:30⇒室堂14:30~14:40→一ノ越山荘16:00

8月15日(土)
一ノ腰山荘4:40→雄山5:35~6:00→大汝山6:20~6:30→富士ノ折立6:45→真砂岳7:25→真砂乗越7:40(朝食)8:00→別山8:30~8:50→剱御前小屋9:15~9:30→室堂乗越11:40(昼食)12:20→奥大日岳12:45~12:55→七福園14:45~14:55→大日小屋15:10  
大日小屋⇔大日岳往復30分

8月16日(日)
大日小屋4:55→第一徒渉点水場5:45~5:50→木道始まり6:30→大日平小屋6:50(朝食)7:15→木道終り7:50→牛の首8:00→大日登山口8:50→称名の滝展望台9:05~9:20→称名滝バス停9:40  バス10:05⇒10:25立山駅
立山10:30⇒白樺ハイツ入浴10:40~11:30⇒立山IC11:50⇒姫路東IC18:30

              
                              
            
剱御前小舎~ 大日小屋間の花
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by hotaka443 | 2009-08-19 05:30

しまった!雨の頭巾山

頭巾山 871m 京都府綾部市・福井県おおい町 2009・8・11(火) 天気雨とガス メンバー2名


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この山の名前は?普通なら「ずきんやま」と言うところだが、「とっきんさん」とよぶらしい。

姫路をスタートし、播但道をしばらく走ってからデジカメを忘れてきたのに気づいた。瞬間迷ったが、まあいいか、とあきらめる。
出かける前に、カメラを入れたザックをとり変えたのが失敗の巻きだ。
そして迷ったおかげで、今度は福崎から中国道に入るところを、山陽道に入るミスを犯す。
少しの遠回りと若干の通行料のアップだ。中国道はほとんど通らないので、自然に山陽に入る習慣がついているようだ。


この頭巾山は、ほとんどのWebが福井県おおい町側からだが、京都府綾部市側から登ることにした。
京都・福井の県境に位置する頭巾山は青葉山あたりから三国岳、頭巾山、八ケ峰,芦生の三国峠、などが並び
若丹山系を形成している。
さらに県境尾根は東にのび、三十三間山、赤坂山・三国山などに続いている。


舞鶴若狭道を綾部で降り、R27に出て5キロほど先の府道1号小浜~綾部線に入り、20キロほど走って右折府道771号に入る。
すぐにこの先行き止まりの看板が立っているが、まだ奥には集落があり通行止めはず~と先で、登山口はもっと手前だ。

古和木の集落を過ぎやがて道は林道となっての山中に入ってゆく。ところ走るにつれ舗装はされているが、道路状況が怪しくなってきた。
どうもおかしい。道に木が倒れ小枝が通行を妨げている。車が走った形跡がないのだ。小枝を取り払って前進するが、このまま進むとヤバイ、Uターンしなければと、狭い道で方向転換。
ようやく数件の民家のあるところに帰りつき、ちょうど家の前にいた老夫婦に尋ねると「少し先の橋を右折したらいい」と教えてくれた。
ここは知らずに直進する可能性がある所だ。ぜひ標識がほしい。(後で地形図を見ると、私の確認不足だった)


橋を渡ってすぐの所に、頭巾山の解説を書いた大きな看板がある。これがもう少し橋の近くにあれば気がついたのに、とボヤく。
1.7キロ走ったところに登山口の標識がある。大きく道路のふくらんだところに駐車、案内板には尾根を登って谷に降りてくる周遊コース4時間と書いてある。このコースにしよう。

細かい雨が降っているので、下のみ雨具を付けスタートするが、7~8mの川を渡らねばならない。幅20㎝位の木が渡してあるのみだ。安全のため横になり渡り始めたが、ゆ~らゆら。
おまけに雨で濡れている。幸い下の川は20㎝位と浅いので転落するよりはましだ、と徒渉することにした。


パラパラの雨が本降りとなり、ガスたちこめ、水墨画の世界をひたすら登る。
登山道脇は オオイワカガミの群生が頂上まで延々と続いている。花のシーズンは花街道になるだろうと想像する。
やがて「京都の自然200選ブナの木」の標識があらわれた。ブナの群生林と書いてある。墨絵の中のブナは日本画の世界だ。

頂上近くまで来ると、突然目の前の茂みがガサガサと音を立て、ウ~という声に、思わず立ち止まる。
クマ?背筋が寒くなる。それとも猪?岩場で足元が悪いがゆっくりとバックする。
あと少しで頂上のはず、さてどうするか・・・しばらく様子をみるが、物音はあれっきりで静寂の世界だ。
大きな声で会話をしながら登ることにした。


案内版どおり2時間で頂上に着く。狭い頂上には立派な祠があり、その裏に2等三角点「納田終村」がある。ずいぶんややこしい点名だ。崩れそうな小屋があり、その中で食事する。

晴れていたら西に三角形の弥山、北に日本海から青葉山、東に八ケ峰から百里等が見えるはずだが・・・
想像でガマンしよう。


雨はやっとい小降になったところで下山だ。少しバックして下の林道まで15分の案内板に従って南に下る。最初は激下りだ。ところが一か所左に曲がるところを直進し、10分ばかりロスをした。

林道に降り立つ。これが駐車場に続くのだが、とても車は走れない荒れた林道を、流れに沿ってひたすら歩く。
途中に「京都自然の美200選・裏八反の滝」落差25mがある。見事な滝だ。さらに尾根を挟んだ反対側には
落差30mの八反田の滝があるそうだ。

1時間余りの林道歩きに疲れたころ、やっと登山口に到着。未舗装で助かったが、舗装林道なら疲れが倍増
したことだろう。雨は下山時にはあがった。


帰路は途中にある「綾部温泉・二王の湯」で汗を流す。平日400円、休日500円と格安だ。
建物は立派でしかも設備もいい。これでやっていけるの?と心配したりして・・・

雨で展望はなかったが、イワカガミの咲くシーズンに、ぜひ訪れたい山だ。

                 それにしてもカメラ忘れが残念なり!


所要データー
姫路7:15⇒播但道・山陽道・中国道・舞鶴若狭道・綾部IC⇒R27・府道1号・771号・行谷林道10:30
スタート10:40→頂上12:35~13:15→駐車場15:20
駐車場発15:30⇒綾部温泉15:50~17:10⇒綾部IC・舞鶴若狭道・中国道・播但道⇒姫路着19:00

by hotaka443 | 2009-08-11 22:39

雨後のヤブコギに悲鳴!三坂山

三坂山 (902.5m) 岡山県真庭市 2009.8.2(日) 晴れ山頂はガス メンバー2名

若狭の山の予定だったが、天気の回復が遅れそうなので、西に向かって走ることにする。三坂山は3年前の12月に登っているが、印象がよかったので再挑戦するが、冬と夏の違いか、あるいは笹が成長しすぎたのか、雨後のせいでたっぷり含んだ水滴の総攻撃にであった。



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中国道から米子道に入り、次の久世ICで降り、R181県道65を走り、途中で県道と別れ「足尾滝」の道標に従い左折。滝を見送って林道終点に着く。ここに4~5台のスペースがある。
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ここより道はぐっと細くなり徒歩5分ほど先まで伸びているが、舗装はされていが、雑草が茂り、走行は困難だ。 駐車から5分ほどで登山口着。案内版と簡易トイレがある。
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   道祖神や、七曲りのの標識が立つ道は、最近下草が刈られ歩き良い。
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   30分ほどで大山道分岐の峠に着く。湯原に降りる道は雑草が茂り、歩行困難だ。
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 ここで左折し、10分ほどで三坂峠に着く。風の通り道で、涼しい風が吹き抜けて気持ちがいい。
 この峠から湯原に降りる道は、先ほどの峠から湯原に降りる道と違い、雑草も少なく歩きよさそうだ。
 峠には道祖神の石碑が祀られている。(道祖神の説明は最後にあり)
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峠からは急登となり登山道は一転、熊笹の生い茂るヤブコギとなる。ここでミスを犯す。雨具を付けるかどうか迷ったが、突入してしまったのだ。最初は膝位の背丈が、あっという間に腰、そして背丈、時には背丈以上にもなる。昨夜の雨でたっぷり水分を含み、あっという間にずぶ濡れ状態になる。
前回登った時、ヤブコギの記憶がなかったので、すぐ終わると思っていたのが間違いのもとだった。冬と夏の違いだ。(3年前の写真を見ると、もっと背が低かった)
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峠から山頂までヤブコギが続き、風がなく蒸し暑いくらいなのでよかったが、下手をすると大雪山の二の舞だ。この時期雨具を付けると確かに暑い。しかし装備は確実にすべきだ。邪魔くさがらずに相応の対策をしなくっちゃ、と反省。約45分のヤブコギ、しかし笹の下の道ははっきりしており、迷う事はない。           登山者の帽子とザックが,かろうじて見える深いヤブ。
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悪戦苦闘、1時間30分でやっと頂上に出た。思わずヤッタ!と叫ぶ。下界はいい天気だったが、中腹から上は南方向のみガスが切れだしたが、肝心の北側はガスの世界。360度の大展望はお預けだ。
   2等三角点三坂山の頂上はあまり広くない。                         
                             
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いつ晴れるか?待ってみたい心境だが、諦めて南の十国峠に向かって下山開始。今度はしばらくは植林の急斜面だ。兵庫県なら間違いなくヒルの餌食になるような所だが、岡山でヒルの話は聞かない。登りのようなヤブコギもなく、15分ほどで大山道の十国峠に降り立つ。下山道を振り返る。
 
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大山道は昔岡山から大山に通じる重要な街道で、この峠には茶屋跡の建物があったが、数年前に倒壊したらしい。このあたりに茶屋があった?
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                ここからは広い大山道を25分ほど歩き、再び道祖神の石碑の立つ三坂峠に戻る。
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 あとはきた道を引き返す。途中の展望岩でガスの切れ間から、山頂がかすかに顔を出した。
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12:30に駐車場に戻ってきた。わずか3時間ほどだったが、あの想像以上のヤブコギはずいぶん長く感じた。但し濡れていなければなんら問題はないヤブコギなのだが・・・
 帰り道5分ほどのところにある,落差30mの「足尾滝」に立ち寄る。
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帰路はR313に廻り「真庭温泉・白梅の湯」でヤブコギの汗を流す。¥500と普通より安いが、全国チエーンで有名なリバーサイドホテルの経営で、真庭リバーサイドホテルの裏側に温泉の建物がある。
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 サッパリしたところで落合ICより中国道に乗り、高速道路とはスピードを出すところ、という自称飛ばし屋に運転をタッチ、わずか1時間半で姫路に帰ってきた。前回来たときは三坂山だけでは物足りないので、おまけの山として湯原温泉近くの雨乞山にも登ったったが、今回はずぶ濡れのドブネズミになり、意欲をなくしてしまった。
                       
      
道祖神
悪霊の侵入を防ぐため、村境とか峠などに祀られる神。祠形、丸形、男性器(陽石)、女性器(陰石)、男女和合の形態などがある。交通安全の神、夫婦和合の神、厄を防ぐ神、子孫繁栄の神などとして祀られてきた。

                                                             
所要タイム
姫路7:10→山崎ICより 中国道・米子道 久世IC下車→R181・県道65・県道?林道終点P9:10
スタート9:25⇒登山口9:30⇒大山道峠10:00⇒三坂峠10:10⇒三坂山10:55~11:25⇒十国峠1140
⇒三坂峠12:05⇒P12:30
Pスタート12:45→足尾滝12:50~13:00→R181・313→温泉13:30~14:20→落合IC より中国道 山崎IC下車→姫路15:50    

                                                                   
by hotaka443 | 2009-08-04 00:15