No477 2017年の〆は北摂の里山・羽束山と大船山
羽束山
今年最後の山は近くの北摂の里山行です。
中国道を神戸三田ICで下り左折、片側2車線の広い道を道なりに走り広大な団地を抜けてR176を横断、なおもそのまま直進すると県道37の交差点に着きます。
この先は片側1車線の県道68に変わりますが、直進約2.5キロで左に入る細い道角に「羽束山登山口と香下寺」の標柱が立っています。
県道から500m余り走ると広い駐車場に着きます。時刻は8:20、7時に姫路を出発したの1時間20分かかりました。
駐車場の左奥は香下寺で、正面は背の高い堤防が横たわっています。その奥の山は三等三角点香下村のある宰相ケ岳のようです。羽束山はもっと右になりここからは見えません。
8:25出発しましょう。他に車はなく今のところ私たちだけのようです。登山口は駐車場から右に進みます。
石段を登ります。
8:40 階段を登ること15分、お地蔵さんが迎えてくれる六丁峠に着きました。ここはT字路で左が羽束山、右が勘五郎山です。
登るにつれてあたりはうっすらと雪化粧に変わってきました。
転落防止のロープが張り巡らされた危なっかしい木橋。
登山道から離れたところにお地蔵さんが。
ほどなく左へ展望岩の標識を見送り、登りつくと観音堂です。前の広場にはお正月の参拝者用の薪が積まれています。時刻は8:55、登山口から30分です。
南に向かい1段上がると鐘楼があり、さらにその先には羽束神社があります。
神社から少し下がると展望台です。南方の展望が一気に広がりますがどんよりとした空模様、視界はイマイチですが、右の方に有馬富士が確認できます。
観音堂まで戻り宰相ケ岳に向かいますが、私設道標は木器バス停とあります。この道標しか見当たらないので、とにかく下ってみましょう。
登りの参道とは違いあまり整備はされていないようで、荒れたところもあり、またちょっとした滑りやすい岩場もあります。
15分ほどでコルに降りてきました。
十字路になっており直進が宰相ケ岳、左が下山方向の香下寺なので直進します。
踏み跡が薄い直登の道です。
9:40宰相ケ岳に着きましたが、樹木に囲まれ展望はよくありませんが、東方に羽束山がのぞいています。
三角点は三等香下村です。
展望がよくないのですぐに下山します。登ってきた道を引返し10時コル着です。ここから香下寺の駐車場に下ります。
道は不明瞭で道標やテープ類は見当たりませんが、谷筋をどんどん下っていきます。
やがて下の方に池が見えてきました。この池は駐車場から見上げた堤防の池です。
池の横を下ると駐車場の上に下りてきました。
時刻は10:15,1時間50分のハイキングでした。登山靴のまま次の大船山に走ります。
大船山
一度県道68まで下り左折、少し走ると左に入る道があります。市道でしょうか。北上すると県道323に出るので左折、すぐに県道37に合流するので今度は右折します。
4キロほど走ると道路の右側に大舟山の道標があるので右折します。地形図は「船」ですが道標は「舟」の文字です。400mあまり走ると電気柵で通行止めです。
手間に右に入る畔道があるので邪魔にならないように駐車します。時刻は10:45になっています。
お昼はちょうど山頂になりそうです。
10:50出発します。昼間は通電しないと書かれている電気柵のフックを外し、中に入ります。
5分余りで右側に第一の池が現れました。池は三つあります。
第二の池の上に大きな第三の池があります。道は池の手前の堤防上を歩きます。雪が舞ってきました。
池を通り過ぎたところに立つ道標。十倉は登ってきた方向の集落で波豆川は尾根を越えた向こう側です。大船山の表示がないので右上にマジックでどなたかが記入されています。初めての人には親切な記入ですね。
右側を流れる小沢に沿って登ります。歩きやすい道ですが所どころ倒木などで荒れた箇所もあります。
沢の源頭部あたりを通過。
高度が上がると雪もチョッピリ増えてきました。
分岐に設けられた記帳所です。
ここから急な登りになり、要所要所にロープが設置されています。
急登もやっと終わり上空が明るくなって山頂に飛び出しました。
11:55なのでスタートから1時間5分かかりました。三角点は三等、点名は大舟谷です。
それにしてもすごい数の方位板です。13枚は確認できます。
この方位版いつ頃の設置か、現在は樹木の生長で視界は限られています。
南には先ほど登ってきた羽束山と宰相ケ岳が曇天の空にぼんやり浮かんでいます。
南西方向の写真中央に三角形の山が重なっていますが、手前は清水山で後方が有馬富士のようです。
尚、有馬富士の後方あたりに17~18キロ先の雄山・雌山が肉眼では見えますが、写真では無理のようです。
説明文
薄日が差してきました。お昼にしましょう。ぜんざいやラーメンの暖かいメニューをごちそうになります。
12:50約1時間を山頂で過ごしました、さあ下山しましょう。雪で滑らないように急坂を慎重に下ります。
10分ほどで記帳所のコルまで下りてきました。
後はのんびり往路を引き返し、13:40車に無事到着です。登り1時間5分、下り50分でした。
13:45さあ次はお楽しみの温泉に向け出発です。実はもう一山、ほど近い千丈寺山の予定でしたが、皆さんもうたっぷり楽しんだから温泉に入り帰ろう、という話にまとまりました。
温泉は帰り道からちょっと寄り道の(有馬富士 花山乃湯)に入ります(¥650)14:05~15:10
冬場の温泉は気持ちが安らぎ、山の疲れも流してくれます。
帰りは往路を引き返し16:30姫路に帰ってきました。登山としては物足りませんでしたが、今年の山はこれで終了です。
今年は家庭の事情で思うように山に行けず、また時間の関係でブログの主な山28座が未掲載として残ってしまい、心残りの一年でした。