みちくさおじさん山を歩く

No396 鳥取大山 三鈷峰~ユートピア~砂走り

三鈷峰(1516m)鳥取県大山町 2015・5・13(土)天気・晴れ~黄砂 メンバー・4人

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大山はよく登りますが、三鈷峰~ユートピアは実に7年ぶりになります。このコースの楽しみは下山に砂走りを下ることですが、最近は崩壊が激しく危険なため通行禁止になっているとか。でも結構利用する人がいるそうなので、まあ下山時にどうするか、考えましょう。

6:30姫路出発。砥堀ICから播但道に入り、中国道から米子道を走り、溝口ICで降りて県道45へ。
大山を目の前にして走りますが、気象庁の予報通り黄砂で空一面ボーとしています。
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夏道登山道入り口に近い南光河原駐車場はすでに満車状態で、大勢の登山者の姿が。今日の大山は大勢の人で賑わいそうです。
私たちは三鈷峰なので大山駐車場に向かいます。ところが広い駐車場はロープが張ってあり、大勢の人の前で威勢のいい太鼓の音が響いています。何かのイベントが開催されているようです。

代わりに一日1500円の屋内駐車が無料開放されていました。時刻は8:30、自宅からちょうど2時間です。

8:45支度を済ませスタート、大山寺に向かう参道の坂道を歩きますが、こちらは人の姿もなくヒッソリとしています。
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大山寺の石段手前を左折、日本一長い石畳の道を歩きます。濡れていると滑りやすく、歩きにくい道です。
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石段を登り大神山神社に9:15着きました。今日の登山の無事をお祈りします。
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登山口は神社を右に入った奥にあります。
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5分足らずで分岐です。直進する大山・元谷方面と別れ、ユートピア方面は左折します。
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石のゴロゴロした道を7~8歩くと、中の原方面から元谷に向かう林道を横断します。
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木の根がむき出しの道は次第に急坂となります。
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全天を覆っていた樹木が切れ、上空が明るくなった頃下宝珠越の尾根に出ました。9:50、スタートから1時間余り経過です。展望はありませんが10分ほど休憩します。
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ここから宝珠尾根で背の高いブナなどが密生し、気持ちのいい道ですが展望はありません。

しばらくすると、足場の悪いアップダウンやロープが現れてきました。
突然左側の樹木の切れ間から荒々しい山肌の三鈷峰が飛び出してきました。
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正面は大山北壁です。
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下宝珠越から30分ほどで中宝珠越ですが、展望もなく通過します。
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尾根道は小さなアップダウンが続き、ザレた岩場や急斜面のロープ箇所が多くなります。
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道標と三鈷峰。
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北壁がぐっと迫ってきます。
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ユートピア小屋が見えてきました。
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年々崩壊を続ける痛々しい山肌。この下あたりが砂すべりかな。
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ロープを頼りに急な岩場を登ります。
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登りきると素晴らしい展望が開けます。しかし油断は禁物、浮石に注意です。
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足場の悪い所が続きますが11:15上宝珠越に着きました。男性が腰かけている丸太のベンチの足元に下山路の砂走り下降口があり「非常に危険です」の標示がチラリと見えます。
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私が下山口の方ばかり見ているので、男性は無言で先に登って行かれました。
下山口の状況を確認したかっただけですが、勘違いされベンチを譲ってくれたのでしょう。
ベンチにも”土砂流出につき通行危険”の文字が大きく書かれています。、
雑草が茂り、少し下らないと谷底は見えません。一般コースでないので注意の標示は以前からありましたが、現在の状況が知りたいところです。かなり荒れている、とのことですが・・・
まあ下山時に臨機応変に対処しましょう。
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傍に咲いているホウチャクソウ。まわりはオール緑なので、よく見ないとわかりません。
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5分ばかり休憩し出発します。上宝珠越からは尾根まで高度100mほどの登りで、もう危険なところはありません。
20分ほどで尾根分岐に着きました。先に三鈷峰に向かいます。ここから10分ほどです。バックが三鈷峰。
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きれいな三角錐の三鈷峰。
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今が満開のコイワカガミ。さすが雪国の山ですね。
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三鈷峰の登り。左側は崖で、はるか下まで落ち込んでいます。米粒ほどの登山者の姿。頂上にも登山者の姿が。
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11:50三鈷峰頂上に着きました。素晴らしい大パノラマが広がっています。
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北東にはは矢筈から勝田への山並みが一列に並んでいますが、黄砂のためぼやけています。
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北西方向は日本海の三保湾に延びる砂浜の海岸美、弓ケ浜や中海が見えるのですが、豪円山の向こうの考霊山あたりまでが限界で、北に行くほど黄砂は多いようです。
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わずかに空いている西側の斜面を陣取ってお昼にしましょう。
山頂直下の小ピーク。
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何度か縦走した尾根。1970年代後半に入ると崩壊で縦走路が危険になり、1980年代に入ると、登山地図から縦走路が削除されたように記憶しています。
やせ細った縦走路で動けなくなり、泣いている女性の姿が今も記憶に残っています。
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美しいラインの夏山登山道の斜面。どこかに6合目の避難小屋があるのですが・・・
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12:25 ユートピア小屋に向かいます。小屋周辺の斜面は7月中旬以降一面お花畑の別世界になります。
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お花畑から矢筈方面の展望。自宅で写真を拡大していると、親指のピークを見つけました。
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画像を拡大してみます。〇は大休峠避難小屋で矢印が親指のピークです。一度登ってみたいがちょっと怖い、しかし魅力ある名前ですね。一時荒れていましたが、整備され、クサリやロープが設置されているので、それほどでもないという人もいますが・・・
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12:40 ユートピア小屋です。縦走路で毎年遭難事故が発生するため、3年前から禁止になり、標示板が取り付けられています。小屋の中では数人が食事中でした。
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見上げる縦走路には何人かの登山者の姿が。それを見ていると刺激を受け、縦走の経験のあるTさんに「せっかくここまで来たのだから自己責任であと少しだけ少し登ろうか」と言うと「私も登りたかった」とOKの返事。それでは、とザックを置いて出発です。
少し上ると振子山方面への道を分けます。
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象ケ鼻の岩のピークを過ぎると景色は北壁から東壁に代わり、天狗ケ峰から南の槍ケ峰に下る槍尾根が見えてきました。
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足元にはヤマツツジのオレンジがあでやかです。
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アカモノもびっしり。
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あちこちにオダマキも咲いています。
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マイズルソウです。
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烏ケ山と後方にうっすらと蒜山が。
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さらに登って行くと、以前はなかった進入禁止のロープと立入禁止の看板が立てられている地点に着きました。
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上から単独の男性が2人、1人は剣ケ峰まで、少し遅れて降りてこられ人は天狗ケ峰でUターンされたそうです。縦走している人や、槍尾根から登ってくる人もあり、進入禁止は守られていないようです。今日は風がないので痩せ尾根も歩きよいかも。

見上げる天狗や槍尾根。
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以前撮った写真です。
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烏ケ山。
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以前来た時は、登れる所まで行ってやれ、で挑戦しましたが、尾根幅が20㎝くらいのところで立ち往生、引き返すにも恐ろしくてターンが出来ず、座って後ずさりした苦い経験があります。

せめてP1636までは登りたかったのですが、マナーを守ってここで引き返しましょう。
ユートピア小屋と三鈷峰。
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小屋まで戻ってくると2人の山ガールが小屋前で食事中で、周りには人影もなく閑散としています。
時刻は13:15。私たちも下山しましょう。

13:40上宝珠越に着きました。男性2人が休憩されています。砂走りを降りるか、このまま宝珠尾根を往復するか話し合っていると、男性2人が「僕たちは砂走りを下ります」と言って降りていかれました。
決まりです。私たちも砂走りを降りることにしました。ただ最近は崩壊が進み危険、と聞いているので不安はありますが・・・
10分ほど休憩し砂走りに降ります。草むらを抜けると谷が見えます。10分ほど先に降りた男性の姿がはるか下に見えます。思ったより荒れていないので一安心です。
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が 下に降りるまでの足場がちょっと厄介です。この激斜面、足を踏み外すと下まで直行です。慎重に全神経を足元に集中させてゆっくり下ります。
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やっと谷に降りました。あとは人が歩いた跡が筋状に黒くなっているので、そこを歩けばいいのです。が急斜面だけあり、初めての人は足がすくむかもしれません。
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靴全体が土の中に沈み込むので転がり落ちる心配はなく、面白いほどピッチが上がります。
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下るにつれ谷幅は狭まり、押し流された岩片などが堆積して歩きにくくなってきました。
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厄介な雪渓が現れました。急斜面だけによく滑ること・・・
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雪渓が終わると広い河原に出ました。元谷です。北壁から崩れ落ちた大小の岩が広い河原を埋め尽くしています。バックは大屏風岩。
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広い河原は踏み跡が思い思いの方向に散り、適当に歩いていると堰堤にぶつかったりして思うように進みません。
ようやく元谷の幅が狭まりしっかりした道になります。ふと右を見ると見覚えのあるケルンが。
たしかケルンの前を歩いたはずですが・・・土砂で道が変わったのかな?
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最後の長い堰堤まで来ると、弥山から元谷コースに下ってくる登山者の姿が見えます。
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歩きにくい河原歩きも終わり元谷登山口に14:55着です。弥山からの登山者と合流、急に賑やかになります。今日の大山はすごい人と聞きましたが、どちらかというと中級コースの三鈷峰は静かなものでした。
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ここから遊歩道のような道を600mほど下ると、登りに歩いた宝珠尾根分岐に着きます。
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分岐から5分弱で大神山神社です。15:10、無事下山の御礼に手を合わせ、駐車場に15:40、無事帰ってきました。満車だった屋内駐車場はガラガラです。

15:50駐車場出発、温泉へ。県道158~45を走り鏡ケ成の(休暇村・奥大山)に16:15に着きました。ここは日帰り温泉ではなく宿泊者用で、浴槽が一つだけですが¥510と割安です。
これまでは(蒜山やつか温泉快湯館)を利用していましたが、少し時間がかかるので今日はこちらにお世話になります。
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のんびりと山の疲れをほぐし17:00出発、蒜山大山スカイラインで米子道蒜山ICに入り、19時姫路に帰ってきました。ユートピアはお花畑が満開になる7月中下旬から8月上旬にまた登りたいものです。

[今日のデーター]

姫路6:30⇒砥堀IC(播但道・中国道・米子道)溝口IC⇒県道45・158⇒大山駐車場8:30

出発8:45→大神山神社9:15→宝珠尾根分岐9:20→下宝珠越9:50~10:00→中宝珠越10:30→上宝珠越11:15~11:20→三鈷峰・ユートピア分岐11:40→三鈷峰11:50~12:25→ユートピア小屋12:40~(尾根を少し登る)~13:15→上宝珠越13:40~13:50→元谷登山口14:55→大神山神社15:10→駐車場15:40

駐車場15:50⇒県道158・45⇒鏡ケ成 休暇村奥大山16:15~17:00⇒県道114⇒蒜山IC(米子道・中国道・播但道)砥堀IC⇒姫路19:00

(走行距離 約380キロ  歩行距離 約9.4キロ  累積標高差 約960m)


by hotaka443 | 2015-06-18 19:30