No364 奈良台高 明神平~薊岳
何回か訪れている薊岳ですが、今年5月に登った時は深いガスの中、だだっ広い明神平で方向を間違い、薊とは正反対の明神岳に登ってしまった苦い経験があります。必携の地図もコンパスも忘れるというミスも重なり、薊はリタイヤ。ガスによる撤退は始めての経験でした。今日は前回と同じ薊ははじめてのメンバーさんと出発です。
5時に姫路スタート。阪神高速・阪和・南阪奈・R166・県道16・220と走り、終点に駐車します。この県道220は一般に大又林道と呼ばれていますが、終点まではれっきとした県道220号線です。
なお登山者用の広い駐車場は終点の手前約500mにあり、その先にゲートが設けられていますが、終点まで入らせてもらいます。7:45道路終点着です。ここは広場がないので小型車一台ターンするのがやっとです。
7:55 スタートします。ゲートの先の林道は一般車は進入禁止です。
明神谷に沿った林道をしばらく登ると山道になり、20分ほどで右岸から左岸へ、水量が少ないので問題なく
渡渉します。
2~3分で再び右岸に渡ります。左端に旧のハシゴが見えます。
1998年の台風で倒壊したあしび山荘。
10分余りでまた渡渉です。
4度目の渡渉で右岸に渡ります。
1時間ほどで落差30m程の明神の滝を通過します。枝が邪魔をして全体は見渡せません。
滝上部の少し先で最後の渡渉があります。向こうから手前に渡るのですが水はほとんどありません。旧道は橋が崩れ通行止めです。
ここから登山道は明神谷から離れ尾根に向かいます。
樹間からチラリと覗いた薊岳をアップで。
水場。4~5本のパイプから冷たい水が流れ出ています。
明神平に着きました。9:30です。登山道沿いの倒壊したあしび山荘に変わり、2000年に完成した天王寺高校所有のあしび山荘。教育施設の一環として利用されるため、一般公開はされません。
小屋の下の東屋とバックは前山。
はるか彼方の薊岳。1時間以上タップリかかります。
風が冷たいので小屋の横で10分ほど小休止後、薊に向け出発します。振り返る明神平とあしび山荘。
登りは左三塚へ、下りは道標にありませんが、三ツ塚をカットして前山から右の道をここに下りてきます。
三ツ塚分岐です。ここで薊と桧塚方面が分岐します。
薊までは尾根上のいい雰囲気の道ですが、結構アップダウンがあります。
樹林帯が切れると、岩山の薊岳です。
南の展望。大台ケ原は正面の雲の中でしょうか。、
北側の展望。
時刻は10:55少し早いですがお昼にしましょう。途中で多くの登山者に会いましたが、ほとんどは桧塚に行かれたのか、薊はひっそりとしています。
11:30 そろそろ下山しましょう。来た道を引き返し、三ツ塚手前の前山で明神平に向け近道を歩きます。道標がないのでテープが目印です。以前はスキー場があった緩い傾斜地で、爽快な気分です。
明神平とあしび山荘が見えてきました。
スキー場跡。昭和30年代に開かれたそうですが、林道終点からソリを担いで1時間半以上山を登るアクセスの悪さから、閉鎖に至ったそうです。今もリフトの鉄塔の一部の残骸が残っています。
そういえば奈良県には和佐又スキー場や洞川にもスキー場がありましたね。
12:50 明神平に下りてきました。薊岳を見ます。わずか1時間半ほど前まであの頂上にいた事が信じられないほど遠くに見えます。
登ってきた道を下り、14:05林道(県道)終点の駐車地点に無事帰ってきました。
14:15登山口を後にします。すぐに駐車場の前を通りますが、まだ多くの車が停まっています。薊帰りも登山者2,3人に会っただけなので、皆さん他方面に登られているのでしょうね。
15分ほど走った道沿いにある(やはた温泉)で山の汗を流します。何度か明神に登っていますが、定休日の火曜日が多く、また大きな温泉、大宇蛇市の(あきののゆ)に入ったりで、ここは今日が始めてになります。
浴槽はひのき風呂と御影石を使った岩風呂が各一つで、一週間ごとに男女入れ替えだそうです。金額は¥500と安く設定されています。
15:25サッパリしたところで本日の予定終了、往路を引き返し19:15自宅に帰ってきました。
[今日のデータ]
姫路自宅5:00⇒姫路・加古川BP⇒第二神明・阪神高速・阪和道・南阪奈道⇒R24・R166⇒県道219⇒R166⇒県道6・220終点登山口 7:45
登山口7:55→明神滝8:45→明神平9:30~9:40→三ツ辻9:50→薊岳10:55~11:30→前山12:35→明神平12:50→登山口14:05
登山口発14:15⇒やはた温泉14:30~15:25⇒往路を引き返し自宅19:15
(走行距離 約400キロ 歩行距離 約12キロ 累積標高差 約850m)