No317 長野 百名山の四阿山(あずまやさん)から 花の百名山 根子岳縦走
戸倉上山田温泉を6時に出発します。上信越道坂城ICから一つ東の上田菅平ICで降り、R144・406を走って菅平で右折県道182に入ります。
すると目の前に四阿山・根子山登山口の看板があります。なお途中に適当な案内が見当たらないので、登山口への進入路がわかりづらいです。
緩い坂道を登って行くと途中にゲートがあり、1人200円を徴収されます。一帯が個人経営の牧場のためです。
7:10駐車場に着きました。すでに多くの車が停まっています。
7:25 支度を済ませ出発しますが、道標があります。さてどちらから登るか・・・
四阿山に向かう人の方が多いので右の道に入ります。いい加減なものですね。
菅平牧場内なので、右も左も放牧牛が朝食中です。
10分ほど舗装道を歩くと、登山口の案内があります。
登山道は牧場のフェンスに沿って付けられています。
やがて登山道は牧場から離れ、右下を流れる大明神沢に沿うようになり、丸太に板を打ち付けた橋を渡ります。
沢を渡った所の道標。
しばらくは林道のような広い道を、緩い坂で登ります。
やがて登山道に入ると、まわりは美しい白樺林に変わります。
7:25 地形図1917.2mの小四阿です。10分ばかり休憩します。三等三角点中ノ沢があるのですが、確認忘れです。三角点ファンのはづなのに・・・・左に根子岳が見えてきました。
方向を変えると右が四阿山で左が根子山です。
10分ほど休憩して出発、高度が上がると根子岳がはっきり見えてきます。もともと火山のこのあたりは、一番新しい34万年前の噴火で直径3キロのカルデらを形成。その後の浸食で現在の姿になったそうですが、四阿と根子の間の谷間がカルデラだったのでしょう。
森林限界を越え、岩混じりの道に変わります。
今まで見えなかった根子岳の美しい笹原のスロープ、あの中を歩くのかな?
9:25岩峰にぶつかりますが、真っ直ぐ登る道と右に巻き道があります。巻き道を歩くと道標があり、どうやら岩峰が中四阿のようです。直登すべきだったな、とバックして登っておきます。
10:00 根子岳分岐です。先に四阿山に登り、ここまで戻って根子岳に向かいます。
四阿山が見えてきました。もうすぐです。
最後の登りは階段です。
数えてみると、84段ありました。ただ途中すれ違った人に話しかけられたので間違っているかも・・・、
階段が終わると祠があります。背後には冬期の北風除けに石を積み重ねています。
さらに岩の隙間の中にも・・・
10:15四阿山山頂に着きました。標柱の文字は禿げて読めませんので、画面上で薄くなぞっておきます。
但しこの位置は2354mの最高点で、二等三角点(点名吾妻山)2332.9mはここから東に180mほど行った所にあります。(確認せず)
皆さん手を合わせておられますが・・・
この祠に向かってです。
山頂は狭く、登山者でいっぱいです。適当に休む所がなく冷たい風が吹いているので、場所を変えましょう。
座る場所を求め登ってきた道を引き返します。
右はこれから登る根子山です
反対方向を見ると、左が昨日登った浅間山です。右後方に島のように浮かんでいるのは秩父山系でしょうか。とすると富士山は画面右端あたりになりますが、霞んでしまってわかりません。
根子岳分岐まで降りてきましたが、その先に休憩にふさわしい場所を確保、まだ10:40ですが食事にします。
20分程で食事を済ませ11時スタートです。すぐに急斜面の岩や木の根の歩きにくい道に変わります。時々登ってくる人に出会いますが、標高差270mほどのこの急登は体力勝負です。
20分ほど下るとコルに着きました。十ガ原です。
眼前には息を飲むほどの美しい景色が展開しています。青い空と緑のササ原、そして濃い緑の立木のコントラストはとっても素晴らしい景色です。
ちょっと陰気な雰囲気の樹林帯を下ってきただけに、明るく解放感たっぷりです。
ササ原を少し登ると岩場があります。バックは四阿山です。
山頂が見えてきました。
大岩が数個立ちはだかっているので、そのうちのひとつに登っておきましょう。頂上はすぐそこです。
振り返ると、濃緑の四阿山と淡緑の美しいササ原の大展望が広がっています。
噴火の際の岩でしょうが、大岩はここにだけです。岩の右側を巻きます。
左に崩壊地を見て、もうすぐ頂上です。
12:10根子岳到着です。石垣を組んだ祠が祀られています。バックは四阿山。
狭い四阿山と違い広々とした山頂です。三角点は西に800mほど下った、180m低い小根子岳に一等三角点があります。山頂でお昼にします。すぐ西は北アルプスですが、快晴の空はモヤっており、遠望はききません。
12:35いよいよ下山です。道標の牧場管理事務所・駐車場方面に下ります。右方面は小根子岳を経て菅平高原ダボス・峰の原高原と書かれています。
尚道標に書かれているように、根子岳は(花の百名山)、四阿山は(日本百名山)です。
広いガレ場の道を下ります。もう下りオンリーで登りはありません。前方の山肌に多くのスキーゲレンデが見えます。
何度も振り返ります。澄みきった青空は深いですね。
かなり下った所に展望台があります。数人の男性が草むらで昼寝をされています。
牧場が見えてきました。
13:25 駐車場に無事到着しました。ちょうど6時間です。
13:35 駐車場を後にします。帰り道須坂市の温泉を予定していましたが、すぐ近くの(菅平プリンスホテル・日帰り入浴OK)の看板が道沿いにあるので、寄って見ます。
¥500、浴槽一つだけの小さな温泉です。プリンスと名がつくので、大きな温泉を想像していましたが・・・
14:40 温泉出発、三日間の山行は無事終わりました。
帰路はR406~県道58~R403経由で上信越道・須坂長野東ICに15時に入ります。
連休最後の日だけに、いつも渋滞する中央道中津川以南を心配していましたが、案の定恵那山トンネルを出ると、45キロの渋滞標示です。
途中のSAでのんびりと夕食、名神の渋滞もきになりましたが、名神に入る頃は時間が遅くなったので渋滞はほとんどなく、23:20自宅に帰ってきました。
[本日のデーター]
戸倉・上山田温泉6:00⇒R18⇒坂城IC(上信越道)上田・菅平IC⇒R144⇒県道182⇒私道?ダボス牧場駐車場7:10
出発7:25→小四阿8:35~8:45中四阿9:25→根子岳分岐10:00→四阿山10:15~10:30→根子岳分岐10:40~11:00→十ガ原11:30→根子岳12:10~12:35→駐車場13:25
駐車場13:35⇒プリンスホテル13:40~14:40⇒R406⇒県道58⇒R403⇒須坂・長野東IC(上信越・長野・中央・名神・中国・山陽)姫路東IC⇒自宅23:20
(走行距離 約610キロ 歩行距離 約14.6キロ 累積標高差 約1420m)
<3日間合計 走行距離 約1270キロ 歩行距離 約38・5キロ 累積標高差 約3850m>