みちくさおじさん山を歩く

No302 越美山地東部 大展望の高賀山

高賀山 (1224.2m) 岐阜県関市・郡上市 2013・7・14(日) 天気・晴れ メンバー・2人 

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連休です。といっても現役引退人間には関係ない話ですが、遠方の山まで走るには休日特別割引を利用するので、やはり連休は貴重です。
さてこの連休、比較的近い岐阜の未登の山2座、高賀山と鷲ケ岳を目指します。

13日の土曜日、相棒さんの仕事帰りを待って出発します。朝発ってもいいのですが、このところ相棒さんがラクチン登山を心がけておられるので、お付き合いです。
宿は高賀山の位置を考えて、岐阜の各務原市に決め、18:30出発、東海北陸道の岐阜各務原ICを下り、21:30宿に着きました。

14日はゆっくり朝食をいただき、7:15出発です。R156を北に向かい関市内でR418に入ります。すぐに現在の東海環状の西の終点 関広美ICです。

5月に舟伏山に行きましたが、あの時はここで下りR418を北西に走っているので、同じ道を走る事になります。
R418を10キロほど走り、次は右折R256に入ります。
舟伏山はさらに7キロほど先になりますが、両山は30キロと離れていません。R418を約15キロほど北上し、高賀神社の方に右折します。
4キロほど走ると大きな鳥居が見えてきました。高賀神社の大鳥居です。
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何本かの枝道があるので適当に走っているとすぐに行き止まりになり、畑仕事の男性に登山口を教えていただきます。
バックして大きな規模の神社の横から急坂を登って行くと、広い高賀の森駐車場に着きました。8:35です。
駐車は2台だけでガランとしています。写真は下山時のものです。
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支度を済ませ8:45スタートです。登山口は道路の反対側からです。
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登山道に入ります。
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緩い坂道を600mほど登ると、林道と交差します。駐車場の先にゲートがありましたが、あの林道です。
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林道を横切った所に登山口があり、折れまがった看板があります。右手林道沿いには大きな東屋があります。
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登山道を少し進むと沢に出ます。
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(一度に5人以上渡らないでください)の注意書の木橋を渡ります。
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やがて岩がゴロゴロした歩きにくい道に変わります。
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大きな岩屋があります。頂上まで1400mの標示があります
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横から見る岩屋。かなりの人が入れそうです。
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相変わらず岩場が続きます。
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道は急登にさしかかり、しばらくガマンして登ると四つ角の峠に飛び出しました。10:20になっています。
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峠の反対側を見ると、すぐ下に舗装林道が上がってきていますが、郡上市の方からの道のようです。
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案内看板の下にカタクリ群生地とあり、「高賀山山頂で満開しています」とあります。今頃まで咲いているはずはなく、外し忘れているのでしょう。 
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峠からは雰囲気のいい尾根歩きです。頂上まで標高差150mくらいと緩くなります。
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まだカタクリ満開の標示が見られます。
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やがて前方が明るくなってきました。頂上です。
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頂上手前に御嶽・乗鞍の道標があります。目を凝らしますが道標の方向は雲が厚く見えません。
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10:50高賀山山頂に着きました。素晴らしい展望です。
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早速正面の白山を探しますが・・・う~ん残念!雲の下です。
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道標の左側の蕪山方面は平家岳と滝波山が確認できます。↓ あたりには荒島岳が見えるはずですが・・・
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さらに左に標示されている能郷白山を探すと、頂上は雲に隠れていますが 何とか確認できました。一番後方の山です。
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少し時間をおいてアップで荒島岳を・・・平家と滝波の間にバッチリです。
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しかし残念ながら北東方面は雲が多く、北アルプス方面は全滅です。また伊吹や鈴鹿方面も確認できませんでした。
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三角点は一等で点名は高賀山です。
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狭い山頂は食事をしている間に8人ほどになり、会話が弾みます。
気がつくと12時になっています。そろそろ下山しましょう。登りの急登でお疲れの相棒さんも、1時間10分の
長い休憩で元気になられた様子です。
15分で御坂峠へ。ここから急坂を下ります。雨がポツポツ落ちてきました。ちょうど岩屋の近くまで降りてきていましたので、少し雨宿りをします。
ザックカバーを付け、さて雨具にしようか、傘にしょうか考えていると、雨は上がりましたので、出発します。
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登りの時は気が付きませんでしたが、小滝の所に(垢離取場)の標示があります。最初の垢は ”あか” なので、身体のあかを取る所という意味でしょうか? そういえばこの山は信仰に支えられてきた山です。
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帰宅ご調べると(こりとりば)と読み、身体の垢を洗い落す場所 と言う事です。
13:20東屋の建つ林道に降りてきました。
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ここから駐車場まで緩い坂道をのんびりと歩きます。
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13:40駐車場着です。1224mと低い山ですが、なかなか変化に富んだ楽しい山歩きが出来ました。
ただ期待していた展望はダメでしたが、湿度の高い夏場のこの時期は当然でしょうね。
13:50 出発、今日の宿白鳥に向かいます。
朝方は気がつきませんでしたが、途中に車でいっぱいの駐車場、茶店、小さな神社などがあり多くの人が集まっています。ここは?車を茶店の前で止めます。氷を食べているカップルや家族ずれにつられ、300円で注文します。とにかく暑いです。
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看板があります。ここは癒しの郷です。
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下を流れる清流高賀川では水遊びの家族連れで賑わっています。道路の反対側にはポリタンクを持った人の行列です。小さな神社と思ったら、水汲み場でした。
驚いたことに次々と車でやってきた人が行列の後ろに並びます。そんなに有名な水なんだろうか?人の列が途絶えた瞬間に1枚写真を。
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帰って調べると、高賀神社の氏子らが参道わきの地下50mの井戸を掘削、宮水として利用し、高賀の(ふくべの霊水)と命名。
ところが飲んだ人からの反響が大きく(奥長良川高賀の森水)として発売を開始。
シドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子選手が給水に使用したことが報じられると注文が殺到。
癒しの郷の(高賀の神水庵)にも水を汲みに来る人が殺到し、入庵時に初穂料100円を御奉納すれば、1回40Lまで汲めるそうです。

R256に出ると、長良川の支流板取川に沿って北に向かいます。河原のあちこちではキャンプや水遊び、バーベキューなどで大賑わいです。
8キロ余り走るとR256は板取川を直角で渡り、4571mのタラガトンネルに入ります。
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実はこのトンネルを走るのが楽しみの一つでした。タラガトンネルが開通するまでは細いカーブの道で山越えし、東隣の郡上八幡のR156に合流していましたが、2007年にトンネルが開通。国道フアンとして是非走ってみたかったのですが、なかなか機会がありませんでした。
待望のトンネルを抜けると しばらくの間は昔のままの細い山道が残っています。
タラガトンネルは無料の道路のトンネルの長さとしては はベスト5に入るのだったかな?

よく走る道路では四国のR194寒風山トンネルや、滋賀のR303八草トンネルなど、以前は長時間かけて細いクネクネ道で山越えをしていましたが、今はほんの数分で駆け抜けてしまいます。

R156は長良川に沿って北上します。約25キロ走ると白鳥の町に入ります。今夜はここで泊り、明日は鷲ケ岳に登ります。

[本日のデーター]

高賀の森駐車場8:45→御坂峠10:20→高賀山10:50~12:00→御坂峠12:15→駐車場13:40

(歩行距離 約5.3キロ 累積標高差 約760m)

by hotaka443 | 2013-07-30 21:33 | Comments(0)