みちくさおじさん山を歩く

No61 念願かなって広島・三倉岳 らくちん登山

三倉岳(701.8m) 広島県大竹市 2010・3・28(日) 天気晴れ メンバー2人

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先日住塚山でお世話になったYさんに、数年来行きたいが実現していない三倉岳の話をしたら、さっそくお声がかかった。しかし腕と股関節の不安がまだあり、迷惑をかけるといけないので返事を渋っていると、往復600キロくらいなら運転はまかせて、弁当にお茶くらい持ってあげるから道案内だけよろしく、とありがたいお言葉。

それじゃお言葉に甘えて行くか、と5:10 スタート。山陽姫路西ICより山陽道に入り途中福山SA で朝食、広島岩国道路の大竹ICで降りる。(廿日市 ~岩国間は山陽道ではない) R2からすぐにR186の近道の県道 117に入り、R186に合流する。

美しい小瀬川の流れに沿って北上。この川の対岸は山口県になる。沿道の桜は5分咲きといったところか。15分ほどで案内板の立つ交差点を右折、県道289に入り 、少し走ると待望の三倉岳がそ雄姿を現した。三つの岩峰は三本槍ともいわれ、三角点のある三倉岳は岩峰の左側に見えるピークになる。
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R186より2キロ弱で県道と分かれ左折、少し走ると左手に神ケ原の駐車場があり,Aコースの道標がある。
さらに進むと右手に三倉平の大きな駐車場があるが、その先を左折し坂を登ると、ログハウスの建つ広い駐車場に8:15着。
食事をしたりコンビニに寄ったりしながら、山口県との県境の山奥までの約290キロをわずか3時間、疲労感なしというのだから、Yさんの車好きはたいしたものだ。

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ログハウスで登山者名簿を記入、係のおばさんと少し話をする。ロッククライミングで有名な山だけあり、昨日も多くの人が登っており、大阪・神戸からもクライマーがやってくるそうだ。今日もキャンプ場はかなりのテントが張ってあり、キャンプサイトは82区画と広い。

登山はB から登りA から下山がいいですよ、と教えて下さったが、クサリ場が多いのでその予定にしている。ログハウスの正面にそびえる右から朝日岳(上ノ岳)・中岳(中ノ岳)・夕陽岳 (下ノ岳)。左側に見える岩はほぼ垂直な黒嶽で、クライミングのメッカとのこと。

Aコースは右の朝日岳と中岳のコルに登り、朝日~中~夕陽と廻り、夕陽に隠れている三倉山へ。下山は夕陽岳の左側にルートがある。

駐車場に停まったマイクロバスは、お隣岩国市の米軍岩国基地からの若い男女のグループで、英語の(あたりまえだが・・・)賑やかなおしゃべりと一緒になって登る。
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8:50 スタート。駐車場の突き当たりにBコースへの入り口がある。
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キャンプサイトの中を通り、平坦な林のなかを進むと、15分程でA・Bコースの分岐に着く。登りはB下りはAだ。
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視界のない樹林帯の道は四合目を過ぎると急になる。あたりは巨岩が多くなり、樹木の間から夕陽岳のグレートタワーと呼ばれる岩場と、向こうは120mの垂直な黒嶽の岩場。この二つがロッククライミングのメッカとのこと。
五合目を過ぎると傍にロッククライミングの岩場があり、4名の若い男女が準備をしている。
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自然石を積み重ねた階段の急登になり、前後して登ってきた米軍のメンバーの若者たちも、激登りでバラバラになってきた。
「アイアム、タイコバラネ」大きなお腹をポンとたたいて、バテバテの青年が道を譲ってくれる。
9:45 中岳・朝日岳のコルに着いた。
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まず朝日岳に登るが、巨岩に占領された狭い山頂だ。先着の米軍のグループが「コンニチハ」とあいさつをしてくる。それを機会に片言の日本語と適当な英語で会話?が始まる。両手を広げて空を飛ぶ真似をするので、どうやらパイロットらしい。タイコバラとかわいい女性が到着。

「ドコカラキマシタ?」と女性が尋ねるので、ヒメジと答えると、「オオ、ヒメジジョウね」と返事がかえってきた。
観光で来たらしい。会話を楽しみたいが、私の知識ではお手上げだ。もっと英語の勉強をしておくのだったな。
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朝日岳より次に登る中岳の岩峰を見る。
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             中岳の巨岩群の向こうに黒嶽の岩場が見える。後方は瓦小屋山664mで縦走出来る。
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9:55 米軍達と一緒になって中岳に向かう。最初のクサリ場だ。
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小さな尾根の張り出した天狗の踊り場の看板の上がった小広場から、朝日岳を見る。
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続いてクサリ場。中ノ岳までに3ケ所あるが、特に危険なところはない。
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10:05 中岳の岩峰に着いた。次に登る下ノ岳を見る。
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中ノ岳頂上の岩場は最高の展望台だ。
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朝日岳から下に向かって延びる奇岩の列。
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奇岩を見下ろす。奇妙な形の岩は、「寝そべり岩」と言うらしい。駐車場が見える。
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120mの垂直な黒嶽。今日はクライマーの姿はないようだ。後ろは瓦小屋山。
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10:20 ゆっくりしたいが次々と登山者がやってくるので、撤退して下ノ岳に向かう。簡単なクサリ場あり。
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下ノ岳の頂上の米兵。
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10:30 下ノ岳に着く。ここも大岩の山頂だ。中ノ岳にも負けない素晴らしい展望だ。
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下に張り出す岩場。突端まで降りてみたが、砂が浮いており滑りやすくて一瞬ヒヤリ!
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中ノ岳と朝日岳。
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10:40 ここも登ってくる登山者にゆずって最後の三倉岳に向かう。コルに下ると 、Aコースの道が上がってくる。Aコースの九合目になり、九合目小屋があるのだが、完全に倒壊している。                  
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10:55 二等三角点のある三倉岳に着く。
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ここで昼食にする。下ノ岳から賑やかな声が流れてくるが、誰も来ない。三本槍に比べれば樹木に囲まれ展望はないし地味だ。
11:20下山開始。結局誰一人上がってこなかったが、面白みのない、忘れられた山かも知れない。
下山途中から下ノ岳が見えた。方向が違うと当然山容も変わる。
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Aコースに入り激下りが始まる。周りは樹林帯で展望はないが一か所黒嶽が見える所があった。やはり誰も岩に張り付いている姿はない。
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11:50 四合目避難小屋に着いた。ザックが三つとテントが置いてある。すぐ近くの夕陽岳のグレータワーのクライマーだろう。
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ベンチのある小広場から三本槍を望む。左が夕陽岳の下にあるグレータワー。手前下の大岩だ。
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アップで。この位置からだとよくわからないが、ログハウスのパンフレッドでは手前の岩と後ろの岩の間がかなり開いており、完全な一枚岩だ。そして岩の頂上に米粒程の人間の姿が映っている。
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ここで直進Aコースと左折Bコースに出る道が別れる。Aを歩くと駐車場まで距離があるのでBコースに向かう。
12:15 ログハウスに戻ってきた。下山届を提出する。休憩入れて3時間半に対し、ドライブ時間が7時間半。しかし十分価値のある変化に富んだ楽しい山行だった。
12:40 ログハウスのおばさんに挨拶をして帰途に着く。下の三倉平駐車場にある人口壁。
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帰路は南の大竹に行かず北に向かい岩倉温泉に。ところがいくら探してもないので、歩いている人に尋ねた。
「岩倉温泉は少し前に倒れたよ」の返事。関西人はつぶれたとよくいうが、こちらは倒れたというらしい。
温泉も楽しみの一つだが、汗は余りかいてないのでかえるとするか。

さて道順だがちょうど中国道吉和ICと山陽道廿日市 ICまでどちらも20キロ程の距離。吉和ICと言えば、全山がカタクリ山といっていいほど咲き乱れる寂地山がある。
中国道からも山陽道の広島に出られるが山陽で帰ることにし、廿日市に向かう。帰りはさすがに車が多く、高速は車が列をなしているが、しかし名神に比べると西は走りよい。

(所要データー)
自宅5:10⇒姫路西より山陽道・広島岩国道路大竹IC⇒R2⇒県道117⇒R186⇒県道289⇒三倉岳ログハウス前駐車場8:15

スタート8:50→A・B分岐9:05→朝日岳・中岳分岐9:40→朝日岳9:43~9:55→中岳10:05~10:25→夕陽岳10:30~10:40→九合目小屋10:50→三倉岳10:55~11:20→11:25Aコース→四合目避難小屋11:50~12:00→Bコース合流12:05→ログハウス12:15

出発12:40⇒県道289⇒R186⇒県道293~県道30⇒(岩倉温泉・閉鎖)⇒広島岩国道路廿日市IC⇒山陽道姫路西IC自宅17:00
(走行距離 600キロ 歩行距離約 3・5キロ 累積標高差 約560m)


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by hotaka443 | 2010-03-29 08:00