みちくさおじさん山を歩く

紅葉の綿向山~竜王山を歩く

綿向山(1110m)~竜王山(825.8m) 滋賀県 2009・10・26 天気 晴れ メンバー9人

先週の奥深い大峰山系・稲村岳の紅葉には感動したが、こちらは植林が多く、どちらかというと里山の部類に入るので規模は劣るが、それでも見事な紅葉の世界に浸ってきた。

姫路を6時に出発、行きはいつもとはコースを変え新名神を利用、8:35に登山口に着く。今回は登山者用の駐車場からさらに奥まで入り、ゲートの手前に駐車。ここは4~5台のスペースがある。車1台を竜王山下山口に回送し、9:05に出発する。ルートは表参道から竜王尾根コースだ。
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15分ほど歩くとヒズミ谷出会小屋に着く。ここから登山道になる。
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すぐに鉄製の橋を渡り、植林の中の単調なジグザグ道になる。ヒルの多い山だが、足元は日照り続きで乾燥し、ヒルにとっては活動しにくい環境だ。それともこの季節になると、そろそろ冬眠の準備に入っているかな?一般には4~10月頃までがヒルシーズンと言われているが・・・・
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3合目で一旦林道に出る。この表参道には合目標示があり、標高と頂上までの距離が書かれてある。
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100mほど歩くと再び登山道に入り、数分で木立の中に建つあざみ小屋を見送る。
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ヒズミ小屋より1時間ほどで5合目小屋に着く。「夢咲の館」の標示があり、周り一帯が切り開かれているので展望はすこぶるいい。
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すぐ北500~600mには谷を隔ててこれから縦走する竜王の尾根コースが手に取るように眺められる。2本の鉄塔下は絶好の展望台だ。
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ここからはやっと雑木林も混ざる様になり、紅葉の世界が繰り広げられる。
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15分ほどで木立の中に小社が建つ行者コバ(木場)に着いた。日野綿向行者尊の像が建っている。
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このあたりからは見事なブナ林だ。しかし範囲は狭く、すぐに雑木林になる。今が紅葉真っ盛りで、山肌は色とりどりに染まっている。
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8合目の水無山分岐
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すぐに金名水分岐がある
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やがて最後のジグザグ道になり、コンクリートの階段(何段あるのかな?)を登ると鳥居があり、綿向山頂上に立つ。信仰の山なので大嵩神社が祀れ、そばに大ケルンが建つ。
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紅葉の谷の向にはドッシリとした雨乞岳が,そして霞んでいるがその右には尖った鎌ガ岳が見える。御在所岳はちょうど雨乞岳に隠されている。
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鈴鹿の盟主鎌ガ岳遠望
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昼食を済ませ竜王山への縦走開始だ。雨乞岳分岐のP1080mに向かう。ササと紅葉のラインが面白い。
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ブナの珍変木。幸せを求めてアーチの中に入り、ハイポーズの女性達もいるが、男は恥ずかしい・・・
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気持ちのいい尾根歩き
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ここで雨乞岳・鎌ガ岳に最後のお別れをする。
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雨乞岳分岐からは足場の悪い激下りとなる。シャクナゲの群生地もある。
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急斜面の下りが終わると、何度かのアツプダウンを繰り返し、見晴らしのいい鉄塔の下に着く。目の前には3時間半ほど前に休憩した5合目小屋が見える。
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綿向山頂上から2時間足らずで竜王山に着いた。三等三角点(点名竜王山2)がある。展望はなし。
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竜王山からの下りは、最初は急勾配だが、千畳平の看板の立つ平坦地を過ぎ、少し傾斜を増すが、やがて車の待つ林道の登山口に降りてきた。
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西明寺バス停近くに建てられた案内看板。立派な循環式トイレも建てられている。
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帰路は名神竜王ICに近い(十二坊温泉ゆらら)に立ち寄り、いつものように名神の渋滞に巻き込まれながら、21時半ごろ姫路に着いた。

所要データー
姫路5:00⇒播但・山陽・中国・名神・新名神甲賀土山IC⇒県道41・182綿向山登山口8:35
登山口9:05→ヒズミ谷出合小屋9:20~9:25→あざみ小屋10:05→5合目小屋10:25~10:35→7合目行者コバ10:50~1055→綿向山頂上11:30~12:20→雨乞岳分岐12:30→P913m13:20→鉄塔13:45~14:00→竜王山14:10~14:15→竜王登山口14:45
西明寺バス停15:20⇒R477⇒十二坊温泉16:30~17:30⇒R477⇒名神竜王IC・中国・山陽・播但⇒姫路21:25
(走行距離約400キロ 歩行距離約10キロ)

by hotaka443 | 2009-10-26 00:00 | Comments(0)