ハプニングの烏山~天狗寺山(てんぐぎさん)831.8m 津山市
昨年4月、角ケ山からの帰り北側の成安から入ったが、途中で山菜狩に変更したので山頂は踏んでいない。今回は一番のロングコース、南の端の大佐々神社から登ることにした。
大佐々神社。登山道は神社の前を左に、すぐにある納屋の右側の道を山に入る。標識はない。
寺木山展望所 手造りの建物だ
鮒ケ乢 地形図では深山の集落より山道が上がってきているが 廃道になっているのか、探したが見当たらなかった。
小広場になっている烏山山頂。昔ここにお城があったらしく、看板にその説明が書いてある。看板の後方が天狗寺山だ。 ところでころりん坂を登ってから様子が一変、雑草が腰のあたりまで茂り、ジャングルのようになってきた。足元は全く見えない。その上俄雨がゴロゴロさんとともにやってきた。さてどうするか思案のしどころである。 山に雨はつきものだが、問題はコノジャングル地帯だ。どこまで続くことやら。とにかく行けるところまで行こうと決心する。しかし烏山から20分進んだところで、もうアカン!前進不可能だ。 雑草はついに胸元まで、時には頭上まで覆いかぶさってくるし雨は降り続き、 カッパは役にたたず全身ずぶぬれになる。 有名な山だし登山者が多いと思っていたが、ほとんど人が入った形跡がない。地形図で確認すると、烏山と梶間山のコルの少し手前、あと天狗寺山まで1キロ少し、時間にして30分くらいか。
このコースは雑草のない冬から早春に来るべき山のようだ。残念ながら本日はここまでで、いさぎよくく撤退することにする。
ころりん坂の手前までくると、ありがたいことに雨はあがる。コロリンしないようにトラロープにつかまりながら通過。 鮒ケ峠あたりまで降りてくると、全く雨は降っていないようだ。寺木山展望所で昼食、モヤの彼方にかすかに津山の町が見えている。
ふとその時思いついた。南がだめなら西があるさ。今日は南からのコースを歩いたが、西の下茅峠(さがりがや)にも登山口があり20分もあれば天狗寺山頂上に立てる。せっかく来たのだから頂上を踏まなくっちゃ。急いで下山し、峠に向って移動開始! ところが谷を一本間違え引き返すハプニングがあったが、無事下茅峠着。さっそく登山開始。標高700mまで上がってきているので、わずか130mほど登るだけ。かなりの急登だが、あっけなく15分ほどで頂上だ。この道は雑草も短く苦にならない。
天狗寺山頂上の電波塔。ごく最近建てられたらしい。
はるか泉ケ山を望む
所要タイム
自宅 8:30→山崎IC9:00→津山IC9:35→大佐々神社登山口9:50
スタート10:10⇒寺木山展望所10:35⇒鮒ケ乢10:50⇒烏山11:30⇒Uターン11:30⇒烏山12:05
寺木山展望所12:40~13:10⇒登山口13:25 下茅峠に移動
下茅峠登山口着1400 スタート14:10⇒天狗寺山頂14:25~14:50⇒登山口15:00
帰路は湯郷温泉鷺の湯で汗を流し帰宅する。